DXで見える化!2022年の車泊(くるまはく)データからみる利用者の行動と軌跡

2023/01/18  トラストパーク 株式会社 

~ 2月開催『国際ホテル・レストランショー2023』に「車泊」・「モビ泊」共創出展 ~


 九州周遊観光活性化コンソーシアム(代表機関:トラストパーク株式会社 本社:福岡県福岡市博多区、代表取締役:山川 修)が各地の観光振興を目的として広域に展開している着地型観光DXコンテンツ「車泊(くるまはく)」。本事業を開始して6年目に入り、車泊スポットは2022年12月時点で全国55ヵ所に増え、利用者は前年比2倍増で推移しております。今回は車泊利用者の年次集計データの一部と、2月の国際ホテル・レストランショー2023出展について発表いたします。



 ※車泊とは、未利用スペースや不稼働時間帯の駐車場等をシェアリング活用し、有料での車中泊を可能とするルール整備と、無人・キャッシュレス・非接触運用が可能な電源提供型「休憩駐車管理システム(RVパークsmart)」の導入により、通過型地域や過疎地域などの本来は泊まることができない場所に滞在することで、地域滞在の活性化を図る事業です。

地方創生SDGs官民連携プラットフォーム登録事例:
https://future-city.go.jp/platform/download/data/case2022/B-038.pdf




1.2022年車泊利用データ

(1)利用件数と利用施設
 2022年の車泊利用件数は、10月開始の全国旅行支援の影響で伸長率は低下したものの年間8,456件と前年実績比約2倍増、コロナ前の2019年実績比約8倍増で推移しています。車泊利用の多い施設は、人口の多い都市から近い温浴施設が上位にランクされますが、前年の2021年に比べて全体的に市街地や飲食店近くの施設の利用が増加しています。



(2)上位利用者の行動
 車泊利用者上位5名の居住地と利用地をマッピングし、利用日と紐づけると行動の軌跡が見えてきます。







 上記5名は全てキャンピングカー所有者です。同じ施設を好まれる方、色んな地域を巡る方、単泊・連泊利用や、利用目的も様々です。キャンピングカーユーザーに好まれる施設としては、車がとめやすく、安心安全にペットと一緒にゆっくりと過ごすことができる施設となります。



2.国際ホテル・レストランショー2023への出展

 この度、トラストパーク株式会社は公益社団法人 国際観光施設協会などが提唱・推進する『LINKED CITY』プロジェクトへの参画を機に、2月に東京ビッグサイトで開催される『国際ホテル・レストランショー2023』にLINKED CITYのDXソリューションの一つとして、「車泊」・「モビ泊」の出展を予定しています。

※モビ泊とは、車に限定せず、モビリティ(乗り物)を対象とした地域滞在の総称。具体的には、モビ泊スポットで泊まるだけでなく、エネルギーチャージをしたり、別のモビリティに乗り換えてラストワンマイル体験ができる場所のイメージ。モビ泊を都市と地方をつなぐハブと位置づけて、地域滞在の新たな価値の創造を図ります。



※LINKED CITYとは、観光を起点に都市の創造性を向上させる観光型スマートシティ構想です。LINKEDCITYは、DXの力で地域を輝かせるための企業集団で約80社の企業、5つの協会団体が連携・共創しています。地域の企業・学生・ママ、みなさんの地域課題解決や新産業創出を支援することで、持続可能で幸せなまちづくりを実現します。

【LINKED CITYの目標】
1. 「デジタル田園都市国家構想」への貢献
2. 「共創」による新しいビジネスの形
3. 「DX」による地域課題解決&新産業創出





 トラストパークはLINKED CITYのすすめる都市DX「スマートヴィレッジ」の実現に向けて、キャンピングカーのバケワーク(バケーション+ワーク)モビリティとしての活用や、各地のモビ泊スポットを活用して、多様化する顧客ニーズに対応するローカルMaas(Mobility as a Sharing service)のプラットフォーム化に取り組みます。




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