富士山世界文化遺産登録10周年記念式典~未来に向けて発展を目指す共同宣言発表~

2023/07/04  山梨県  

 富士山世界文化遺産協議会、山梨県(知事:長崎幸太郎)、静岡県(知事:川勝平太)は、令和5年6月22日に「富士山世界文化遺産登録10周年記念式典」を開催しました。この式典は、平成25年6月22日に富士山が世界文化遺産に登録されてから今日までの歩みを振り返るとともに、今後の世界文化遺産としての富士山のあり方を改めて考える機会とすることが目的です。


 400名ほどが参加された会場では、開会の前に漫談家綾小路きみまろさん(山梨県富士河口湖町在住)、落語家三遊亭小遊三さん(山梨県大月市出身)、歌手百田夏菜子さん(静岡県浜松市出身)、タレント勝俣州和さん(静岡御殿場市出身)ら著名人4名による記念メッセージ動画が放映されました。また、式典では、山梨県 長崎幸太郎知事と静岡県 川勝平太知事が、「未来へ向け、『富士(ふじ)の国(くに)』の両県が連携し、古から引き継がれた顕著な普遍的価値を守り伝えながら、世界に冠たる地域への発展を目指す」とする共同宣言に署名し、決意を新たにしました。

■主催者挨拶
山梨県 長崎幸太郎知事

 山梨県 長崎幸太郎知事は、「山梨県側においては、あと1週間ほどで山開きを迎えます。今後外国からのお客様を含め多くの皆様が富士山を訪れることが想定されますが、自動車やバスの排気ガス、人工的な景観などの課題が残されております。私どもといたしましては、10周年を迎えたこの機会に解決への道筋をしっかりとつけていくべく取り組みを加速させてまいりたいと思います。」と挨拶をしました。

静岡県 川勝平太知事

 静岡県 川勝平太知事は、「我々が日本の文化の顔、自然の顔として恥ずかしくないようにしっかりとこの富士山の顕著な普遍的価値を具体的な課題に即して地道に解決し素晴らしい環境にしていくという新しい決意を込めて外に向かってしっかりとPRをし、かつ自らの内包を固めていくという節目の年にしたいと考えております。」と挨拶しました。

■富士山世界文化遺産登録10周年共同宣言


 山梨県 長崎幸太郎知事と静岡県 川勝平太知事は、「富士山が世界の宝となり10年の節目を迎えた2023年 山梨県は、世界に類を見ない先進的な地域の創出を目指し、『富士五湖自然首都圏フォーラム』を始動している。静岡県は、東アジア文化都市として、日本の『文化首都』に公認されている。未来に向け、『富士(ふじ)の国(くに)』の両県が連携し、古から引き継がれた顕著な普遍的価値を守り伝えながら、世界に冠たる地域への発展を目指すことを共に宣言する。」という内容の共同宣言に署名しました。その後、微笑みながら握手を交わしました。

■富士山世界文化遺産登録10周年記念動画


■概要
1.日時  令和5年6月22日(木) 13時30分から16時10分まで
2.会場  東京国際フォーラム ホールB5
3.主催者 富士山世界文化遺産協議会、山梨県、静岡県
4.参加者 350人(招待者・随行者220人、一般公募130人)
     国会議員、県議会議長・議員、市町村長・議長、国関係者、
     富士山世界文化遺産協議会関係者、一般公募 ほか
5.催事内容

■山梨県公式のブランド情報発信サイト「ハイクオリティやまなし」
  「祝!!!富士山世界文化遺産登録10周年 記念式典レポート」
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