DG Daiwa Ventures投資先の信州大学発のカイコバイオベンチャーMorusが、NEDOのディープテック・スタートアップ支援事業に採択決定―DGDVはパートナーVCに決定

2023/10/14  株式会社 DG Daiwa Ventures 

株式会社DG Daiwa Ventures(本社:東京都千代田区、代表取締役 大熊 将人、阿部 東洋、以下「DGDV」)は、投資先であるMorus株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役 佐藤 亮、以下「Morus」)が、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)の「ディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業」(以下「ディープテック・スタートアップ支援事業」)のSTSフェーズ(実用化研究開発(前期))に採択されたことをお知らせします。また、DGDVは本件の「パートナーVC」としてNEDOより決定されました。これまでのディープテック企業への支援実績を活かしてMorusをサポートしてまいります。


Morus概要


Morusは日本が世界トップクラスの研究技術を誇るカイコをバイオ原料、足元では主に食品タンパク原料として展開するバイオスタートアップです。カイコは他の昆虫にない独自の機能性成分を持ちさまざまな市場に進出可能、家畜化された昆虫ゆえ量産適性が高いなどの特徴から、食という日本が強みを持つ分野の技術・ブランドと併せ、日本発の素材産業創出を目指すことが可能です。


Morusのテクノロジー


Morusは世界トップクラスのカイコ研究機関である信州大学の研究技術を元に、カイコの量産化研究、食品科学研究、栄養学研究、品種改良研究に取り組んでいます。
カイコは日本が世界有数の研究技術を持つことから、日本が海外で戦っていくことのできる研究領域です。

NEDOディープテック・スタートアップ支援事業採択について


経済産業省所管のNEDOが実施するディープテック・スタートアップ支援事業は、革新的な技術の研究開発に取り組んでいる「ディープテック・スタートアップ」を対象に、最長6年間にわたり最大30億円が支援される、今年度より開始された助成事業です。VC等との協調により、さらに長期的な視野での、実用化研究開発や量産化実証、海外技術実証などへの支援が打ち出されています。
詳細はこちら:https://www.nedo.go.jp/koubo/CA3_100404.html

このたびMorusは、外部有識者による書面審査、採択審査委員会及びNEDOにおけるパートナーVC同席の面談審査を経て、応募スタートアップ全114件(うちSTSフェーズ、46件)の中から、STSフェーズの1社として採択が決定し、要素技術の研究開発や事業化に向けた技術開発の方向性を決めるための事業化可能性調査の実施等で支援を受ける予定です。
※採択決定事業者一覧:https://www.nedo.go.jp/koubo/CA3_100404.html

DGDVはパートナーVCに決定


DGDVは、2016年の設立以来、一貫して国内および海外でディープテック事業を展開するスタートアップへの出資・支援をさせていただき、ポートフォリオの中からはユニコーンを輩出してきました。これまで国内投資先の海外事業の立ち上げを、単なる投資家紹介にとどまらず、実務レベルでサポートを行っています。また、海外VCのみならず、現地事業会社のリレーションを活かした戦略投資家の紹介によって、グローバル資金調達支援を行ってきました。こうした実績や支援体制が評価され、今回のNEDO・ディープテック・スタートアップ支援事業において、DGDVは、Khosla Ventures LLC、Beyond Next Ventures等と同様本件におけるパートナーVCに決定されました。これまでの投資先海外展開支援の実績を活かしながら、Morusのサポートをしてまいります。

NEDO・ディープテック・スタートアップ支援事業概要


NEDOは、革新的な技術の研究開発に取り組んでいる「ディープテック・スタートアップ」を対象とした助成事業を行っています。この事業は3つの異なるフェーズで構成されており、STSフェーズ(実用化研究開発(前期))では要素技術の研究開発や試作品の開発等に加え、事業化に向けた技術開発の方向性を決めるための事業化可能性調査の実施等を支援します。

■DG Daiwa Venturesについて
社名:株式会社DG Daiwa Ventures
設立:2016年
代表:代表取締役 大熊将人、阿部東洋
概要:次世代技術を有するスタートアップ企業への投資及び事業育成支援を目的に、デジタルガレージと大和証券グループが合弁で設立したベンチャーキャピタルです。これまで2つのファンドで累計約200億円を運用し、デジタルガレージが持つ投資ネットワーク・インキュベーション能力と、大和証券グループが持つファンド運営ノウハウを掛け合わせることで、投資先の事業成長を加速します。
URL:https://dg-daiwa-v.com/

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