2023年度「放射線教材コンテスト」および、2022年、2023年度「放射線授業事例コンテスト」受賞作品の決定について

2023/12/15  公益財団法人 日本科学技術振興財団 

~放射線教育発表会を2023年12月27日に東京・科学技術館で開催~

日本科学技術振興財団は、 小学校・中学校・高等学校の教育に「放射線」が導入されたことをうけ、 放射線に関する正確な知識・技能の普及啓発と学校等における放射線教育の普及啓発を目的に、放射線(教育)を学ぶ大学生等が考えた、小・中・高で活用できる優秀な放射線教材作品を決める「放射線教材コンテスト」と、小・中・高等学校の教育関係者による、放射線教育に関する企画、実践事例、教材・教具の開発、学習指導案の事例を選ぶ「放射線授業事例コンテスト」を実施し、受賞作品を発表しました。 12月27日(水) 、科学技術館(東京都千代田区)において「放射線教育発表会」として、受賞作品の演示 や、表彰式を執りおこないます。


概要:
「2023年度放射線教材コンテスト」
応募内容:児童・生徒が放射線について学ぶための放射線教材及びその放射線教材を用いた演示内容。演示については、学校での活用を念頭に、1回あたり10分程度のブース実演ができるもの。
募集対象 :放射線(教育)分野等を専攻する大学生、大学院生、短期大学生、高等専門学校生、専門学校生等の学生個人または数名のチーム
応募作品数:94作品(応募校14校)  受賞作品:最優秀賞2件、特別賞7件、優秀賞6件
後援:復興庁、全国小学校理科研究協議会、全国中学校理科教育研究会、日本理化学協会、
公益財団法人日本理科教育振興協会、NPO法人放射線教育フォーラム

「2023年度放射線授業事例コンテスト」
 応募内容:小・中・高の学習指導要領に、「放射線に関する教育」が取り上げられたことを踏まえ、放射線教育を検討している教員の参考となる企画、実践事例、教材・教具の開発、学習指導案などの放射線授業事例を広く募集
 募集対象:小・中・高等学校の教育関係者
 受賞作品:最優秀賞2件、優秀賞1件、入選3件
 後援:全国小学校理科研究協議会、全国中学校理科教育研究会、日本理化学協会、
     公益財団法人日本理科教育振興協会、NPO法人放射線教育フォーラム

「2023年度放射線教育発表会」
開催日時:2023年12月27日(水) 13:00~17:00
会場   :科学技術館1階イベントホール(東京都千代田区北の丸公園2-1)
定員   :100名 参加費:無料 応募締切:2023年12月24日(日)
申込   :Googleフォーム https://forms.gle/4N2HCHQuaCyFwJiU8
問合せ :日本科学技術振興財団 人財育成部
TEL:03-3212-8504  E-mail:radi-info@jsf.or.jp
放射線教育支援サイト“らでぃ” https://www.radi-edu.jp/seminar


2023年度放射線教材コンテスト 概要


 日本科学技術振興財団は、放射線に関する正確な知識・技能の普及啓発や学校等における放射線教育の普及啓発
を目的として、放射線(教育)を学ぶ大学生等を対象に、小・中・高で活用できる放射線教材を募集。その教材を教職員の方々にご紹介することによって放射線教育の輪が広がっていくことを願って、放射線教材コンテストを毎年実施しており、今回で6回目の開催となります。
 審査基準は、応募者自身が放射線について学んだ過程で驚きや感動を伴い「わかった!」と実感した内容“放射線エウレカ ”※を1.「具現化」し、2.「教育効果」の高い放射線教材となっているか、の2点です。
この度、受賞作品が決定しましたので発表いたします。
※アルキメデスが王冠の体積を知るための方法を考えていたときに入浴したところ、自分が湯の中に浸かった分だけ、浴槽から湯が溢れ出ることに気づき、その解決策を思いついた時に思わず叫んだといわれている言葉が「EUREKA(エウレカ)」で、「わかったぞ!」という意味の感嘆詞です。このエウレカにちなみ、本コンテストでは“放射線エウレカ”と名付けました。








2023年度放射線教材コンテスト 受賞作品


●最優秀賞
 見て動かしてわかる!放射線からの身の守り方  井上 彰之助 駒澤大学
 多方向から骨折を診てみよう!         岡村 美喜  東京都立大学

●優秀賞・全国小学校理科研究協議会特別賞
 みんなで学ぶ放射線のお仕事          三島 和紗 駒澤大学

●優秀賞・全国中学校理科教育研究会特別賞
 実演で学ぶトリチウム処理水に関する教育    林  琢成 兵庫医科大学

●優秀賞・日本理化学協会特別賞
 同位体分離体験による年代測定法の学習教材   橋本ゆうき 東京工業大学

●優秀賞・公益社団法人日本理科教育振興協会特別賞
 12/20 放射線教育支援サイト“らでぃ”にて発表
 
●優秀賞・NPO法人放射線教育フォーラム特別賞
 同位体分離体験による年代測定法の学習教材   橋本ゆうき 東京工業大学

●優秀賞・放射線教育支援サイト“らでぃ”特別賞
 Minecraftで学ぶ放射線             佐藤 惇哉 佐世保工業高等専門学校

●優秀賞・日本科学技術振興財団理事長賞(特別賞)
 12/27 放射線教育発表会において投票にて決定

●優秀賞
 アニメーションでよくわかる身近にある放射線  清水  愛 帝京大学
 NFCタグ付き放射線カードゲーム“ラジカ!”とHPでの学び
                        中條  蓮 東京都立大学
 “かるた”で学ぼう核医学診療!!        白石 秀伍 兵庫医科大学
 クイズ形式で学ぼう!放射線歴史スゴロク    粟田 慎也 東海大学
 グループで予測し結果を確かめて納得!中性子計測実験
                        松井 隆祥 東京都市大学
 放射線学習をとおして育む児童の成長      齋  綾利 宮城教育大学

2023年度放射線授業事例コンテスト 概要


当財団では、教職員等(小中高の教職員、OB・OGを含む)を対象に、学校等における放射線教育の普及啓発と、
放射線に関する正確な知識理解の普及啓発を目的として、放射線教育に関する企画、実践事例、教材・教具の開発、学習指導案などを募集。放射線授業事例コンテストを毎年実施しており、今回で4回目の開催となります。
この度、受賞作品6件が決定しましたので発表いたします。






2023年度放射線授業事例コンテスト 受賞作品


●最優秀賞
・中大連携による中学2年生を対象とした放射線実験授業 
        佐藤 佳子 和歌山信愛中学校
・放射線の強度を正当に評価できる生徒を育てる         
 ・ゆらぎのある線量率のデータを正しく評価できるように
 ・視覚と測定値をつなぎ、感覚的に強度を感じられるように
        大津 浩一 名古屋経済大学市邨高等学校中学校

●優秀賞 
・自作カードのなかまわけで学ぶ放射線教育 奈良 大 愛知教育大学附属 名古屋中学校

●入選
・持続可能な放射線教育をめざして~ 「文部科学省放射線副読本」問題練習を通して ~
        佐々木 清 元教員
・実践的放射線教育「飯舘村実地研修」の事例 加藤 信行 栃木県立大田原高等学校
・理科を軸とした教科等横断的な視点でのカリキュラム・マネジメントを通して、
 がん教育と放射線教育との連携を図る
        若林 昌吾 千葉県君津市立周西中学校

2023年度放射線教育発表会 概要


当財団では、日本全国の放射線教育関係者が一堂に会し、今後の放射線教育に関する情報交換と研修の機会となることを願い 、放射線教育発表会を開催しています。本発表会は、今回で2回目の開催となります。
内容は、つぎの3部構成です。

1.放射線教材コンテスト及び放射線授業事例コンテストの受賞作品の演示
ブースセッションとして、放射線教育関係者および一般のお客様に対し、受賞者自ら放射線教材、放射線授   業事例について演示していただきます。
2.パネルディスカッション
福島第一原子力発電所事故があった福島県での放射線教育の現状について、福島県の教員(数名)をご招待し、復興の様子や放射線授業の内容の変化などについて紹介。また、福島県の教員とのパネルディスカッションを予定しています。
3.表彰式

「2023年度放射線教育発表会」
開催日時:2023年12月27日(水) 13:00~17:00
会場  :科学技術館1階イベントホール(東京都千代田区北の丸公園2-1)
定員 :100名 参加費:無料 応募締切:2023年12月24日(日)
申込  :Googleフォーム https://forms.gle/4N2HCHQuaCyFwJiU8
問合せ :日本科学技術振興財団 人財育成部
TEL :03-3212-8504  E-mail:radi-info@jsf.or.jp
放射線教育支援サイト“らでぃ” https://www.radi-edu.jp/seminar






他の画像

関連業界