KOLC+、BIM点群から「2D断面図」を生成可能に。断面スライス、点群図化、クラウド共有に対応

2024/02/14  株式会社 コルク 

BIM/CIMモデルと点群データから断面図を高速生成



株式会社コルク(東京都豊島区、代表取締役:堤正雄)は、BIM/CIM共有クラウド「KOLC+(コルクプラス)」にて、BIM/CIMモデルと点群データから断面図(2D)を高速かつ簡単に生成できる機能を提供開始しました。これにより、離隔確認や点群図化などデジタルツインの活用範囲が大幅に拡がりました。
統合モデルを数クリックで「断面図」に
KOLC+は、Autodesk Navisworks や Revit などのBIM/CIMモデルと、レーザースキャナや iPhone LiDAR などで取得した点群データをクラウドで統合してデジタルツイン現場を構築できることが特徴のクラウドサービスです。3次元での表示がメインとなりますが、設計モデルと現況点群の離隔を確認したい場合は、3次元での表示が必ずしも最適とは限りません。その課題を解決するため、ほしい箇所の断面図を誰でも簡単に高速に生成できるワークフローを実装しました。

KOLC+のモデル統合機能と断面ツールを活用したワークフロー

【動画】ワンクリックで断面を追加し、断面位置を調整し、断面図を生成し、距離計測ツールで任意箇所を計測している様子。
断面図には計測ツールで寸法線やメモを記入でき、その状態をクラウド上にビュー保存できます。そのビューを「共有URL」で関係者にシェアし、注釈を再編集したり、再び3D表示に戻して確認することも可能になりました。
3Dに戻せる断面図

作成した断面図にメモを記入したイメージ。ビュー保存してURLで共有できます。記入したメモも含めて全て3次元座標で管理しているため、3D表示に戻すことも可能です。
蓋を開けるようにモデルをカット

【動画】ワンクリックで水平断面を追加している様子。建物やトンネルなどの3Dモデルを蓋を開けるようにカットできます。
ワンクリックで浮かび上がる断面形状

【動画】ワンクリックで「スライス表示」に切り替え可能。スライス幅は調整できます。
点群データを「図化」してDXF形式で出力可能に
断面を図化したいというニーズに対応するため、2点で指定した断面を自動的にポリラインで図化することも可能になりました。抽出した点はビューア上で編集できるため、点群データを確認しながら抽出誤差をその場で修正することができます。作成したポリラインはDXF形式(3DCAD/大座標)で出力して、AutoCADなどに読み込んで利用することができます。

【動画】2点で断面を指定して、点群データから図化している様子。ビューア上で抽出点を編集することもできます。

▼ 統合アプリの製品ページ
https://kolcx.com/feature/bim-cim-app/

※ モデル提供:国土交通省 四国地方整備局 波川高架橋工事
■ KOLC+(コルクプラス)について
「KOLC+」は、BIM/CIMモデルや点群データをクラウド上で統合・共有・活用できるクラウドサービスです。国土交通省の情報共有システム(ASP)としても利用でき、利用社数は500社以上になっています。国土交通省の「建築BIM加速化事業」での補助対象ソフトウェアにも認定されています。
サービスサイト:https://kolcx.com

■ 会社概要
社名 :株式会社コルク
所在地 :東京都豊島区西池袋1-11-1 メトロポリタンプラザビル14階
代表者 :代表取締役 堤 正雄
事業内容:建設業向けBIM/CIM共有クラウド「KOLC+」の企画、開発、運営
会社HP :https://kolg.co.jp

他の画像

関連業界