“本物”のキリン・ゾウ・カバ 博物館標本を手のひらに!カプセルトイを4月25日から全国で発売開始

2024/04/23  一般社団法人 路上博物館 

天王寺動物園・池田動物園・群馬県立自然史博物館と協力し、本物の頭骨標本を極めて精巧なカプセルトイを発売します。歯のすり減り具合や顎関節のかみ合わせまでこだわって再現しました。



「博物館はもっと面白い」をビジョンに掲げる一般社団法人「路上博物館」は、大阪市の天王寺動物園、岡山市の池田動物園群馬県立自然史博物館の協力を得て、キリン・ゾウ・カバの頭骨標本を3Dスキャン。
極めて精密に再現したカプセルトイを「路上博物館 特別展-植物食-」シリーズとして株式会社スタジオソータと共同開発。4月25日に全国の小売店や路上博物館のECサイト(https://kanero.shop/)で発売開始します。売り上げの一部は動物園に寄付いたします。
なお池田動物園及び天王寺動物園では、カプセルトイ発売にあわせた展示も検討中です。
実在する標本を精密に再現したカプセルトイは極めて稀少

写真は群馬県立自然史博物館のカバの頭骨を再現したものあご関節もリアルに動き、歯のすり減り方や額のこぶなど、動物が生きてきた歴史を再現。
付録として動物骨格の専門家である当館館長によるミニ解説もつけました。
動物園や博物館に実在する標本の精密な再現カプセルトイは極めて稀少です。




キリンの頭骨標本。3Dデータをとるため撮影中の森館長足かけ1年、路上博物館では各動物園・博物館に足を運んで標本をあらゆる角度から数百枚撮影し、3Dデータを作成。
精密なカプセルトイを作るため、金型工場と何度も調整をしました。



路上博物館とは

路上博物館(東京)は「博物館や動物園の魅力を<路上>、つまり館や園の外に伝えたい」と活動する非営利団体です。
https://rojohaku.com/
法人概要
法人名 :一般社団法人路上博物館
所在地 :東京都文京区本郷2丁目25-15宮崎ビル1階
代表理事 : 森健人
創業 :2020年5月18日(国際博物館の日)
公式HP :https://rojohaku.com





標本レプリカを使った路上での博物館活動国立科学博物館や自治体、学校、企業などと収蔵資料のデジタル化や標本レプリカを使った特別授業などを実施してきました。
今回の商品の売り上げの一部は動物園に寄付。カプセルトイが動物園や博物館に足を運ぶきっかけになれば嬉しいです。



商品情報

● 実物に対して、ゾウは約1/20、キリンとカバは約1/14サイズ。カプセルは直径7.5センチ。
● 標本の色を再現した「リアルカラー」と凹凸を観察しやすい「グレー」の2色、合計6種。
● 動物骨格の専門家である路上博物館の森館長によるミニ解説と3Dデータなどを紹介するQRコードを掲載した説明書を添付。
● 全国のカプセルトイコーナーで販売。1回500円。
● 路上博物館のWebサイト「買える博物館 オンラインショップかねろ」 でも扱います。(URL : https://kanero.shop/
※売り切れの場合はご容赦ください




● 箱に入った限定版ボックストイも発売。1個660円。

【参考情報】
●表記について:「路上博物館 特別展-植物食-」路上博物館と特別展の間は半角スペース、植物食の前後は半角ハイフン
● 「植物食(しょくぶつしょく)」とは、概ね草食動物の専門的な呼び方。





「触り倒してほしい」 路上博物館 森館長

路上博物館の館長を務めます、森健人(もり けんと)と申します。
かつて趣味のコスプレ用マスク作りから動物の身体構造が気になり、ついには博士号を取るに至りました。そのモチベーションは「見るだけではなく触りたい!」という欲望でした。そして多くの動物を解剖させていただくなかで、単なる欲望に終わらない、触ることの大切さを学びました。我々は触ることで視覚から得た情報を修正し、より一層モノに対する理解を深めることができるのです。

カプセルトイの見どころ(触りどころ)は2つあります。
まず一つ目は、上下のアゴが2つに分かれ、顎関節がきちんと関節するところ。
このサイズのアゴの再現は結構大変でした。歯の形状も再現されているので、ぜひ噛み合わせの快感を味わっていただきたいです。
二つ目は「実在の標本」から型を起こしたこと。
3つの頭骨は実際にこの世界で生きて、死んでいった動物です。「歯の噛み合わせ」も長い年月をかけて彼らが刻んだ歴史の跡なのです。
そんなところに想いを馳せつつ、ぜひ触り倒していただきたいと思います。また、博物館や動物園に持っていって、他の動物とも比較してみてもらえたら幸いです。
きっと視覚だけでは得られなかった、目からウロコの体験が皆さんを待っていると確信しております。

参考サイト※外部サイト
コスプレイヤーが東大博物館に通っていたら https://president.jp/articles/-/50471



標本情報の紹介と、動物園・博物館のコメント
池田動物園の象「メリー」

アジアゾウのメリーについての紹介1967年にタイから来たアジアゾウのメス。2016年に51歳で亡くなるまで動物園の顔として岡山市民に愛された。最期まで大切に飼育されたことが頭骨にも反映。長年の食べ方の癖に伴う歯のすり減り方にこだわって制作しました。
※飼育当時はインドゾウと表記していました。
標本は岡山理科大学に収蔵。





池田動物園のコメントゾウのメリーをカプセルトイとして再現して頂き、ありがとうございます。メリーは岡山市民をはじめとした多くの方に、長年にわたり愛されました。メリーの特徴である歯も忠実に表現され、驚きました。手にとって、身近にメリーの存在を感じていただけたら嬉しく思います。



天王寺動物園のキリン「ケニヤ」

アミメキリンのケニヤについての紹介2001~2012年、天王寺動物園で飼育された オスのアミメキリン。死亡当時は22歳で、 オスのキリンとしては国内最高齢。額のデコ ボコの大きさと、口の歪みが特徴。この2点には特にこだわって制作しました。
標本は大阪市立自然史博物館に収蔵。




天王寺動物園のコメントこの度、路上博物館様および スタジオソータ様と共同で、当園で飼育されていたキリンの頭骨標本を精巧に再現したカプセルトイ「路上博物館 特別展-植物食-」が発売される運びとなりました。
2012年に当時オスでは国内最高齢で亡くなった「ケニヤ」の事を覚えていらっしゃる方もいるのではないでしょうか?
発売に合わせて、普段は非公開のケニヤの頭骨標本を展示予定ですので、ぜひご来園いただければと思います。



群馬県立自然史博物館のカバ

※頭骨標本の写真に入れ替えてカバについての紹介群馬県立自然史博物館のカバの頭骨標本は野生由来のものとなります。




群馬県立自然史博物館のコメント博物館の標本にはたくさんの魅力があります。このような機会に参加することで,普段なかなか手に取って近い距離で接することが容易でない標本でも,その標本の持つ魅力の一端を味わっていただけるのではないかと思います。




本商品の発売にあわせて3Dモデルも公開!オリジナルの博物館標本を3Dスキャンしたデータもウェブ上で公開しています。
キリン
ゾウ
カバ



お問い合わせ先
本商品についてのお問い合わせは一般社団法人 路上博物館(担当:齋藤)までお願いいたします。メディア提供用画像やインタビューなども対応可能です、お気軽にご連絡ください。

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