法人向け生成AIサービス「Tachyon 生成AI」に議事録生成機能を搭載

2024/05/22  エムシーデジタル 株式会社 

音声・動画の入力から会議の文字起こしと高品質な議事録を自動生成

エムシーデジタル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:河内 伸学)は、同社が開発を進める法人向け生成AIサービス「Tachyon 生成AI」において、音声・動画の入力から会議における発言の文字起こしと議事録を自動生成する新機能を搭載しました。本機能により、日々の議事録作成かかる時間と労力を大幅に削減することが可能になります。


議事録作成の負担と課題
会議の議事録作成は、ビジネスパーソンにとって欠かせない重要な業務の一つです。しかし、議事録作成は、会議中にメモを取り、後からそれを文章にまとめるという時間と労力を要する作業です。
また、聞き漏らしや記録漏れ、記載内容の不正確さなど正確性の面でも課題が多く存在しています。
生成AIを活用した議事録生成機能により業務効率と質を大幅に向上
「Tachyon 生成AI」では音声・動画をアップロードするだけで、高品質な議事録を自動かつ高速で生成します。1時間ほどの会議データでは、約15分での生成が可能です。
また高品質な議事録を生成するために、2つのAIを搭載しています。
- 文字起こしAI:高品質な議事録の生成には、会議の発言を抜け漏れなく取得することが不可欠です。そこで、音声をテキストに変換する文字起こしAIとして、OpenAI社が開発する高精度のAI「Whisper」を採用しました。現在市場で活用されている文字起こしAIの中で、非常に高い精度をもち、当社における検証では、オンライン会議ツールの付帯する文字起こし機能と比較し、約1.5倍多く文字起こしテキストを取得することが可能です。
- 議事録生成AI:
大規模言語モデル(以降:LLM)を活用した独自のアルゴリズムを構築し、取得した文字起こしテキストを文章の構造と内容を整理し、議事録の形式で出力します。
また内容の整理だけでなく、議事録に不可欠な会議後に行うべきタスクを記載した「TO DO」の項目も生成可能です。

実際の画面は以下となります。画面左に自動生成された議事録を表示し、生成された議事録はユーザーによる編集が可能です。画面右には議事録のエビデンスとして、文字起こしテキストを発言ごとに表示します。検索機能も提供しており、任意の発言箇所の探索が可能です。

実際の「Tachyon 生成AI」の議事録生成機能の画面
本機能を通じて、議事録作成業務の効率化を支援し、企業やビジネスパーソンの生産性向上に貢献いたします。
「Tachyon 生成AI」は、今後も引き続き生成AI技術を活用したビジネス効果の高い機能を開発し、ビジネスのアップデートを支援してまいります。
Tachyon 生成AIの概要
「Tachyon 生成AI」はエムシーデジタルが手掛ける月額550円(※1)からご利用可能な法人向け生成AIサービスです。入力されたデータが生成AIの学習に使用されないセキュアな環境下で生成AIをご活用頂くことが可能です。
個別の業務ユースケースに特化した機能を多数提供しています。

「Tachyon 生成AI」の機能
<主要な機能>
- チャット機能:複数LLMから選択して生成AIとチャット形式での対話が可能。画像を入力としたマルチモーダルな会話や、文書ファイルを活用した要約やQA機能も搭載。
- カスタムアシスタント機能:複数の文書ファイルを一括アップロードすることで、バックオフィス業務における問い合わせ対応や、日常業務におけるドキュメント整理を効率的に実施することが可能。
- アノテーション機能:自由記述のアンケートデータ等をタグ付けして集計可能にすることで、テキストデータの定量化を推進し、集計作業の業務効率化や意思決定の高度化を支援する機能。
議事録生成機能:音声や動画ファイルを登録することで、1時間のMTGに対し、約15分程度で文字起こしと議事録を自動生成する機能。日常の議事録作成業務を大幅に効率化することが可能。

※1:ユーザー一人当たりの金額。ご利用人数により変動します。
無料トライアルについて
現在、無料トライアルを実施中です。サービス説明やトライアルをご希望の企業様は、以下URLより必要事項を記入のうえ、お申し込みください。
https://www.mcdigital.jp/tachyon_genai/
エムシーデジタル株式会社について
エムシーデジタル株式会社は、三菱商事株式会社の100%出資により設立された、最高峰の技術水準を保有するテクノロジーカンパニーです。デジタル化によって社会はますます高度に複雑化しており、当社はテクノロジーを持って課題を解決するプロフェッショナル集団として、全産業をフィールドにデジタルプラットフォームの構築を進めています。
また、企業対抗プログラミング競技大会「PG BATTLE」で2年連続優勝(2021年、2022年)、世界的なプログラミング大会「Meta Hacker Cup 2022」にて日本人1位(13位入賞)などの実績があり、さらにKaggle Grandmaster・Masterが多数在籍しています。
 
会社名:エムシーデジタル株式会社/MC Digital, Inc.
代表取締役社長:河内 伸学
住所:東京都千代田区有楽町一丁目1番2号 日比谷三井タワー11階
設立:2019年9月12日
従業員数:79名(2024年4月時点)
資本金:1億円(内、資本準備金5000万円)

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