高松・屋島の山上散策に近距離モビリティ「ウィル」の移動サービス導入

2024/06/11  WHILL Inc 

~瀬戸内海国立公園指定から90周年、誰もが気兼ねなく楽しめる移動環境を整備、異業種連携でのアクセシブルツーリズムを推進~




 高松市屋島山上交流拠点施設「やしまーる」を運営する株式会社イースト(以下「イースト」)と香川日産自動車株式会社(以下「香川日産」)は、WHILL株式会社(以下「WHILL社」)が開発する免許不要の近距離モビリティWHILL(ウィル)の貸出サービスを2024年6月21日より開始することを発表いたします。勾配が多い屋島山上でも走破可能な移動手段を導入することで、体力や長距離歩行に不安を抱える方でも気軽に、ご家族などと一緒に高松市が誇る雄大な自然を感じながら散策いただける環境を整えます。高齢化や多様化が進む中、屋島を含む瀬戸内海国立公園の指定から2024年で90周年を迎える節目にSDGsの一環として誰もが旅行や外出を満喫できるアクセシブルツーリズムの推進にも貢献します。

 屋島は、一帯が瀬戸内海国立公園および天然記念物に指定されており、多くの方が自然を愛でに訪れるほか、周囲には展望台や水族館、源平合戦ゆかりの史跡などの見どころが点在します。山上から一望できる瀬戸内の多島美や高松市街地なども魅力の1つですが、車では通行できなかったり、勾配が続くルートがあったりと、特にシニア世代など足腰や体力に不安を感じる方にとっては赴きづらいとの課題がありました。

 やしまーるではこうした課題解決に向け、2023年11月にウィルのレンタルサービスを期間限定で実施しました。アンケート(注1)から、87%が「初めてでも簡単に操作できた」、約90%が「再び来園したい」と答えました。利用者からは「膝が痛かったのでとても助かった」「お母さんがいつもより活き活きしている」との声も寄せられたほか、機体が出払う時でも借りたい方が毎日5~10組ほどいました。

 今回のウィル導入は旺盛なニーズを受けた結果で、より幅広い世代の来場促進や滞在時間の延伸などが見込まれています。採用モデルはスクーター型の「WHILL Model S」で、ハンドルがあることで安定感のある乗り心地や、7.5cmの段差乗り越えや10度の登坂能力などを備えるため、山上特有の勾配や凸凹道といったオフロードでも走行できます。普段は車椅子を使わないけれど長距離になると歩くのがつらい方、行った先で手動車椅子を借りていた方、車椅子を押すご家族などが、体力や周囲を気にせずウィルで自身のペースで自由に散策しながら屋島でのひとときを存分に満喫いただけるアクセシビリティ環境を整えます。
注1:WHILL社アンケート調査 11/3(金)~5(日) 期間限定レンタルで実施 任意回答

■屋島でのウィルの移動サービス 概要

やしまーるについて:https://www.yashima-navi.jp/jp/ ■ウィルについて
ウィルは免許不要で歩行領域を走行できる近距離モビリティです。全3モデルのうちModel Sは運転操作感が特に自動車や自転車と似ています。香川県では香川日産が取り扱っており、試乗や購入後のアフターサポート体制も確立しています。また、本件のように、行った先でもウィルを使える施設の拡充にも力を入れています。




ウィル情報:https://whill.inc/jp/
香川日産について:https://ni-kagawa.nissan-dealer.jp 

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