新しい学校づくりのリーダーは名古屋に降臨するか!?「スマート職員室の実現」などをテーマに、協働実験16課題で名古屋市が参加事業者を募集

2024/06/14  NPO法人 コミュニティリンク 

「Hatch Technology NAGOYA(ハッチ・テクノロジー名古屋)」16課題を発表 支援金は最高300万円 応募〆切は7/10

アーバン・イノベーション・ジャパン(UIJ)(事務局:特定非営利活動法人コミュニティリンク/兵庫県神戸市 代表:中西雅幸)は、名古屋市が取り組む課題提示型支援事業の16課題を公開し、スタートアップなど参加企業の募集を開始しました( https://urban-innovation-japan.com/city/nagoya-city/ )。7月10日(水)に応募受付を終了し、8月下旬には採択事業者を決定、今年8月下旬-来年2月末を協働期間とする予定です。支援金限度額は課題分野に応じて150万円(行政課題)または300万円(社会課題)。



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■「Hatch Technology NAGOYA」とは
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UIJはスタートアップ企業との協働実験を通じて自治体が抱える社会課題を解決するプロジェクトで、2018年の兵庫県神戸市における取り組みを皮切りにこれまで全国の自治体とプロジェクトに取り組んできました。名古屋市の実証プロジェクト「Hatch Technology NAGOYA(HTN/ハッチ・テクノロジー名古屋)」は2020年から始まり今年で5年目となります。特定非営利活動法人コミュニティリンクはその中の課題提示型支援(企業との協働実証による課題解決)について事務局としてその運営をサポートします。

名古屋市では、技術の研究開発や社会実装を促進し、先進技術を有する企業等の集積を図ることを目的に、先進技術社会実証支援「Hatch Technology NAGOYA」を展開しています。HTNの取り組みの一つ「課題提示型支援事業」は、名古屋市の各部署が抱える課題に対し、企業との協働実証によって課題解決をめざすプログラムです。先進技術をもった企業が名古屋に集まり、市内のさまざまなフィールで社会実証が行われ、さらなるイノベーションの創出とチャレンジする文化の醸成が進んでいく、そんな名古屋市をいっしょに創り上げていただける企業の皆さんのご参加をお待ちしています。

審査により選ばれた事業者には、行政課題の場合は上限150万円、社会課題300万円(いずれも課題1件あたり、税込)の実証プロジェクト経費が支払われ、今年度の開発・実証実験を通じて、効果を検証し、次年度以降の展開を検討します。


▼オンライン課題説明会
(2023年7月1日(月)15:00-17:30)
今年度募集する16課題について、市職員と対話し理解を深めていただく課題説明会を開催しますので、ぜひご参加ください。
お申込みはこちらから
https://www.hatch-tech-nagoya.jp/solution/info-session/

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■課題は16 応募は7/10(水)まで
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■行政課題
課題1)ストレスを可視化して、職員のメンタルヘルス不調を未然に防止したい!



ストレスを客観的に把握できる技術を用いて、職員が自身のストレス状態を把握できるようにする。そして、ストレスの自覚によるセルフケアへの意識の変化を検証する。
(課題詳細:https://urban-innovation-japan.com/project/nagoya-city/2024-5/1-anzeneisei/
所管課:名古屋市 総務局 安全衛生課


課題2)焼却工場へ搬入されるごみに混入した金属類などの不適物を検知したい!



焼却工場には多くの金属類が誤って搬入されており、これらの不適物は設備の停止や故障につながり、安定的なごみ処理ができない。鉄などの金属を音・画像・磁気などによる検知技術を使って、搬入前に不適物を検知する。
(課題詳細:https://urban-innovation-japan.com/project/nagoya-city/2024-5/2-kojo/
所管課:名古屋市 環境局 工場課

課題3)増加する「ごみの自己搬入」をスマートに!処理施設の混雑を緩和したい!



市民がごみの自己搬入をする際、ごみ処理施設が混雑し、渋滞が発生することがあるため、先進技術を活用してスマートな自己搬入を実現したい。受付・荷下ろし・料金徴収を効率的に行えるかどうかを実証する。(特に搬入承認・本人確認をどう行うか)
(課題詳細:https://urban-innovation-japan.com/project/nagoya-city/2024-5/3-sagyo/
所管課:名古屋市 環境局 作業課

課題4)違法で危険な“盛土”を早期発見!衛星データやAIを活用し効率的に監視したい



AIを活用した衛星画像の解析などにより、違法で危険な盛土等が発生している可能性のある地点の把握を効率的に行えるか検証する。
(課題詳細:https://urban-innovation-japan.com/project/nagoya-city/2024-5/4-shidoka/
所管課:名古屋市 住宅都市局 開発指導課


課題5)交通事故ゼロの未来へ!新技術で実現する道路維持管理



道路に設置した区画線など路面標示の、劣化状況を効率的に把握し、計画的かつ効果的な修繕に活用したい。市内の2つか3つの区に焦点を当て、区画線の設置場所、種類、数量、劣化状況を車載カメラの画像処理など先進技術を活用して効率的に把握できるかを検証する。
(課題詳細:https://urban-innovation-japan.com/project/nagoya-city/2024-5/5-doroiji/
所管課:名古屋市 緑政土木局 道路維持課

課題6)測量の未来!基準点のナレッジ共有システムを構築し、スマートな境界確認を実現したい



測量の方法や結果にばらつきを少なくするために、過去の測量結果をオープンにし、情報共有を効率的かつ効果的に行うこと。さらに測量データの新たな活路を見出したい。
(課題詳細:https://urban-innovation-japan.com/project/nagoya-city/2024-5/6-sokuryo/
所管課:名古屋市 緑政土木局 測量調査課


課題7)先進技術でスムーズな入退室と高度なセキュリティ管理を実現したい!



重要施設の入退室管理について、試験的に、顔認証や虹彩認証などの新たな生体認証を活用し安定稼働できるか実験を行う。また、室内の行動監視まで一元化可能か検証したい。
(課題詳細:https://urban-innovation-japan.com/project/nagoya-city/2024-5/24-kotsudisital/
所管課:名古屋市 交通局 デジタル推進課


課題8)外国人のお客様も「みて、ふれて、たしかめて」ができる科学館へ!多言語対応を実現したい!



自動翻訳やAI機能を用いた多言語対応により、できる限り様々な国籍のお客様への言語対応と、名古屋市科学館のコンセプト「みて、ふれて、たしかめて」に沿う体験型の展示や実演・実験を行う科学館に適した多言語の解説対応ができるようにしたい。
(課題詳細:https://urban-innovation-japan.com/project/nagoya-city/2024-5/7-kagakukan/
所管課:名古屋市 教育委員会事務局 科学館 総務課


■社会課題
課題9)地域活動に対する思いを可視化して、参加したくなる地域活動づくりへ!



地域活動に関心がある人・ない人、参加している人・参加したいけどためらっている人、地域課題の解決のために何かやってみたいことがある人…様々な地域住民の声を集めて可視化し、みんなが参加したくなる地域活動につなげたい。
(課題詳細:https://urban-innovation-japan.com/project/nagoya-city/2024-5/9-chiikishinko/
所管課:名古屋市 スポーツ市民局 地域振興課

課題10)混雑予測でトイレ・飲食店の混雑を緩和し、ポートメッセなごやの満足度UPを目指したい



ポートメッセなごやにおける大規模催事開催時の一部トイレや飲食店での混雑を施設内及び施設周辺に分散させたい。混雑状況の可視化や混雑の予測、デジタルサイネージやロボットを用いた誘導などの仕組みを通じて混雑を分散できるか実証
(課題詳細:https://urban-innovation-japan.com/project/nagoya-city/2024-5/10-micesuishin/
所管課:名古屋市 観光文化交流局 MICE推進課

課題11)最新技術を使った学習・広報ツールで「水循環」を回復するアクションを促したい!



水循環自体は大事なことではあるものの、目に見えない課題で、実践や体験のハードルも高いため、取り組みや認知が広がりにくい。市民が水循環を回復するための行動を実践・体験・情報発信できるようなツールの実証。
(課題詳細:https://urban-innovation-japan.com/project/nagoya-city/2024-5/11-chiikikankyo/
所管課:名古屋市 環境局 地域環境対策課

課題12)技術で変わる!公園イベントの賑わいと静けさのバランスを実現したい!



イベントの音の公園外への拡散を抑制する仕組みや、イベント主催者自身が周辺環境への影響を認知し、音量を下げてもらう仕組みを構築し、イベントの実施と周辺環境の保全の両立できるか検証する。
(課題詳細:https://urban-innovation-japan.com/project/nagoya-city/2024-5/12-toshinmachidukuri/
所管課:名古屋市 住宅都市局 都心まちづくり課

課題13)最新技術でおもてなし!新たに生まれ変わる名古屋駅駅前広場を一緒に創りませんか?



名古屋駅駅前広場のスペースを利用して、ロボット等先進技術による警備・清掃、コミュニケーションツールなどの運用を行うことで、駅前広場の課題点、駅前広場利用者からの社会受容性などを検証したい。
(課題詳細:https://urban-innovation-japan.com/project/nagoya-city/2024-5/13-meiekiterminal/
所管課:名古屋市 住宅都市局 名駅ターミナル整備課

課題14)持続可能な未来の水辺を楽しみたい!最新技術を使ってなごやの水辺の魅力を創出したい



・中川運河、もしくは堀川を実証実験の場として、名古屋市が運航しているクルーズ船、またはご提案いただくモビリティを用いて、電動船、自動船を運航、新たなモビリティツールの導入に向けた実証実験
・運河の対岸へ自由に、移動、乗り換えができるモビリティツールの実用化に向けた利用者・市民の満足度の調査
(課題詳細:https://urban-innovation-japan.com/project/nagoya-city/2024-5/14-meikokaihatsuahinko/
所管課:名古屋市 住宅都市局 名港開発振興課

課題15)データで自転車通行空間の効果と課題を可視化し、快適に走れるナゴヤへ



自転車通行空間を随時拡張しているが、それにより自転車利用者が増えたのか、目に見える効果が検証できていない。今後整備予定の自転車通行空間を利用し、自転車通行量の測定・解析や自転車通行空間の新たな活用シミュレーションなどを行う。
(課題詳細:https://urban-innovation-japan.com/project/nagoya-city/2024-5/15-jitensyariyo/
所管課:名古屋市 緑政土木局 自転車利用課

課題16)アナログから卒業!デジタル技術で安心・安全・快適なスマート職員室へ進化



職員室内のモノや動きの“非効率”をなくし、教職員の働きやすさの改善・長時間勤務の縮減に繋げたい。市内の中学校で、デジタル技術を活用した職員室環境の改善を実践し、働きやすさの向上や事務の効率化につながるか検証する。
(課題詳細:https://urban-innovation-japan.com/project/nagoya-city/2024-5/16-atarashiigakkodukurisuishin/
所管課:名古屋市 教育委員会事務局 新しい学校づくり推進課×明豊中学校

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■「Urban Innovation JAPAN」とは
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Urban Innovation JAPAN(アーバン・イノベーション・ジャパン、UIJ)は神戸市から生まれ、日本全国の自治体の課題とスタートアップ・事業者をマッチングするオープンイノベーション・プラットフォームです。
DXに取り組む自治体のニーズを、本当に課題を解決できる人のところにまで届け、適材適所に課題を解決できる事業者との出会いが加速する姿勢が高い評価を受け、2021年にはグッドデザイン賞を受賞しました。(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072562.html

▼これまでの事例(名古屋市を含め22自治体)
https://urban-innovation-japan.com/past/

▼「Hatch Technology NAGOYA」公式サイト
https://www.hatch-tech-nagoya.jp/

▼公式ウェブサイト/公式アカウント
・公式ウェブサイト:https://urban-innovation-japan.com/
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