PayPay銀行が与信管理の効率化・高度化に向けて 「SimpleMonitor」を導入

2024/06/18  シンプルフォーム 株式会社 

シンプルフォーム株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO 田代 翔太、以下「当社」)は、PayPay銀行株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:田鎖 智人、以下「PayPay銀行」)が、対象法人を常時監視し、リスク評価に関わる重要な情報・属性の変化があった場合に自動的に通知するソリューション「SimpleMonitor」(シンプルモニター)を導入したことを発表します。
PayPay銀行は既存取引先の与信管理に際し、これまで人力で行っていたリスク情報の収集を「SimpleMonitor」で自動化。全取引先に対し定期的に行っていた情報更新作業においても、「SimpleMonitor」によって重要な変化を自動でとらえることができるため、必要に応じた都度の更新作業が可能となります。



「SimpleMonitor」導入の背景
AML/CFT(マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策)をはじめとするリスク対策の重要性がいっそう増す中、銀行をはじめとする金融機関は、迅速かつ高い水準でコンプライアンス対応を行うことが求められています。こうしたなか、PayPay銀行は既存取引先の与信管理を、より効率的かつ高度に行える方法を検討していました。

昨年9月、ビジネスローン審査業務の効率化、与信判断の高度化を目的として、当社ソリューション「SimpleCheck」をPayPay銀行にご導入いただきました(参考:2023年9月5日付プレスリリース)。これにより、当社「SimpleCheck」が円滑な情報収集を可能とし、審査の高速化を後押ししているとの評価をいただいています。こうした評価を踏まえ、PayPay銀行における与信管理のさらなる高度化に向け、このたび「SimpleMonitor」の導入を決定いただきました。
課題及び導入後の効果
「SimpleMonitor」の活用によって、以下のような課題解決が可能となります。

取り巻く環境
国連薬物犯罪事務所(UNODC)の推計によると、全世界で資金洗浄される額は、年間で最大約300兆円に上ります。[*1] マネー・ローンダリングをはじめとする金融犯罪対策が国際的に重要視されるなか、金融機関が果たすべき責任はより重いものとなっています。これら影響による規制強化を背景に、法人審査業務の現場は負荷が増大しており、ビジネスの成長とコンプライアンスの両立は大きな課題とされています。

当社はソリューションの提供を通じ、お客さまの効率的かつ高度なリスク管理態勢の実現に寄与するとともに、コンプライアンスを形式的ではなく、データを用いて真にフェアなものに近づけていくことに取り組んでまいります。

[*1] United Nations Office on Drugs and Crime. “Money Laundering". (参照 2024-05-09)

サービス概要
SimpleMonitor(シンプルモニター)とは
対象法人を常時監視し、リスク評価に関わる重要な情報・属性に変化が生じた際に自動通知するソリューションです。モニタリング業務において運用負荷の大きな要因となる誤検知をあらかじめ排除し、見るべき重要な変化のみに絞って通知することで、より実効性のあるリスク対策へのリソース集中を可能にします。金融機関をはじめとする企業の顧客・取引先法人のモニタリング業務を支援します。2024年5月より本格提供を開始し、銀行・クレジットカード会社・保険会社など金融機関を中心に導入いただいています。
SimpleCheck(シンプルチェック)とは
法人名を入力するだけで世の中の情報を瞬時に収集し、当社が独自に蓄積・検知したリスク情報と共に、30秒でレポーティングするサービスです。2022年6月の正式リリース以降、大手金融機関を中心に事業会社・プラットフォーマーなど、これまで50社以上に導入いただいています。
Check・Monitor両方を組み合わせてのご利用も、いずれか単体でのご利用も可能です。お客様の業務フローに応じたカスタマイズや、各種データの分析・活用等のご提案、業務フローのコンサルティングや審査システム開発などのご支援も実施します。

会社概要
シンプルフォーム株式会社は「全ての法人がフェアに繋がれる世界」の実現を目指し、事業を展開。テクノロジーと地道な人力調査の力を結集し、金融・商取引における審査の効率化や、高度化を支援しています。




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