大和ハウスグループの多くの施工実績と技術・ノウハウを活かし環境に配慮した技術を採用することで付加価値の向上に取り組みます(ニュースレター)

2024/06/28  大和ハウス工業 株式会社 

■老朽化した橋梁などのインフラのメンテナンスを行う株式会社トヨコーに出資

 大和ハウスグループの大和ハウスベンチャーズ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:鈴木哲雄、以下「大和ハウスベンチャーズ」)は、2024年6月28日、大和ハウスグループ共創共生1号投資事業有限責任組合(※1) (以下「シナジーファンド」)から株式会社トヨコー(本社:静岡県富士市、代表:豊澤 一晃、以下「トヨコー」)へ出資しました。 ※1.大和ハウスベンチャーズが運営するコーポレートベンチャーキャピタルファンド



 トヨコーは、「キレイに、未来へ」をミッションに掲げ、工場や倉庫、橋梁・鉄塔等を壊さず使い続ける循環型社会の実現を目指すスタートアップ企業として、環境に配慮した技術で塗装やメンテナンスを進めています。鋼構造物のサビ・塗膜などを除去するブラスト工法(※2)では、産業廃棄物である大量の研削剤を埋立処分する過程で産業廃棄物やCO2が発生しますが、同社が開発したサビや塗膜などを除去する「CoolLaser(クーレーザー)」では研削剤を使わないため、産業廃棄物やCO2を排出しません。
 また、同社の樹脂コーティングによる工場屋根の改修メンテナンス「SOSEI事業」においては、企業の脱炭素経営を支援するため、工場のスレート屋根に軽量な特殊3層樹脂を吹き付けるサービスを展開しています。老朽化した工場を補強するとともに、断熱・防水・耐風性を向上できるため、空調効率の改善効果も見込めます。
 なお、大和ハウスグループの株式会社フジタや大和ハウスリフォーム株式会社は、既に工場や倉庫の改修工事をトヨコーの技術を採用して施工しています。今後も大和ハウスグループは、多くの施工実績と技術・ノウハウを活かし、環境負荷低減に貢献できる技術を採用することで、さらなる付加価値の提供を目指していきます。
※2.研削剤をコンプレッサーによる圧縮空気や水に混ぜて吹き付けることで対象物の表面を加工する方法のこと


■シナジーファンド(正式名:大和ハウスグループ共創共生1号投資事業有限責任組合)の概要
 「シナジーファンド」は、大和ハウス工業株式会社の創業100周年となる2055年の“将来の夢”(パーパス)の実現に向けて、大和ハウスベンチャーズと大和ハウスグループ投資事業有限責任組合が設立しました。従業員の提案力や生産性向上など、大和ハウスグループの既存事業強化につながるスタートアップへの出資や協業などを目的としています。

所在地:東京都千代田区飯田橋3丁目13-1
ファンド総額:50億円(キャピタルコール方式)
運用会社:大和ハウスベンチャーズ株式会社(自社運営)
出資関係:大和ハウスグループ投資事業有限責任組合(99%)、 大和ハウスベンチャーズ株式会社(1%)
ホームページ:https://www.dhgfuturefund.co.jp/synergy-fund/

■会社概要
1.大和ハウスベンチャーズ株式会社
会社名:大和ハウスベンチャーズ株式会社
本社所在地:東京都千代田区飯田橋3丁目13-1
代表者の役職・氏名:代表取締役 鈴木 哲雄
設立:2023年11月
主な事業内容:CVCファンドの運営、スタートアップ支援及び協業促進、上記活動と連携する事業開発の推進
ホームページ:https://www.daiwahouseventures.co.jp/

2.株式会社トヨコー
会社名:株式会社トヨコー
本社所在地:静岡県富士市青島町39
代表者の役職・氏名: 代表取締役CEO 豊澤 一晃 
設立:1996年3月
資本金:15.9億円(資本準備金含む)
従業員数:42名(2024年6月時点)
主な事業内容:
 (1) 老朽化したインフラのサビや塗膜等をレーザーで除去する「CoolLaser」の製造、販売
 (2) 3層の特殊な樹脂をスプレーコーティングして強靭な屋根を蘇らせる「SOSEI」の施工
ホームページ:https://toyokoh.com/

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