大正大学が令和6年度大学・高専機能強化支援事業に選定

2024/06/28  学校法人 大正大学 

~「情報科学部(仮称)」の2026年4月設置を構想中~

大正大学(学長:神達知純、所在地:東京都豊島区)は、2026年4月に「情報科学部(仮称)」の設置を構想しています。 この新学部構想に基づき、独立行政法人大学改革支援・学位授与機構の「令和6年度大学・高専機能強化支援事業(支援1:学部再編等による特定成長分野への転換等に係る支援)」の公募に申請を行い、2024年6月26日に選定されました。


同事業は、大学又は高等専門学校の設置者に対し、デジタル・グリーン等の成長分野の学部等の設置等に必要な資金に充てるための助成金を交付することにより、全国各地における当該成長分野の学部等の設置等を促進することを目的とした助成事業です(「令和6年度大学・高専機能強化支援事業」公募要領より一部抜粋)。
この度の採択にあたっては、実施機関である独立行政法人大学改革支援・学位授与機構に設置された大学・高専機能強化支援事業選定委員会において審査及び選定されました。
「情報科学部(仮称)」のコンセプトは、本学の建学の理念である「智慧と慈悲の実践」を行動の礎とした文理融合型のデジタル人材を育成することであり、グリーンデジタル情報学科とデジタル文化財情報学科の2学科から構成予定です。デジタル技術を活用し、「グリーン」・「文化財」を切り口に、地域における諸課題の解決を担う「新たな領域の地域戦略人材 ※」の育成を目指します。

※地域戦略人材本学が育成する新時代の地域リーダー像。「多面的な性質を持つ地域の課題達成、あるいは問題解決に向けて異なる専門分野の多様な人材を統合し、調整する新しいリーダー」として、以下の4つの要素から構成されます。
・学融合からの視点、多様な視点からの課題アプローチ
・具体的課題に対する的確な事実認識、解決のための知恵を生み出す知識・技能
・主体的に解決策を提起する態度・意識
・複数分野のネットワーク結束点となるためのコミュニケーション能力

【新学部概要】
学部名称:情報科学部(仮称)
学科名称:グリーンデジタル情報学科、デジタル文化財情報学科(共に仮称)
入学定員:120名
開設時期:2026年4月(予定)

養成する人物像
「デジタル技術を賢明に活用でき、それを地域における課題解決や新たな産業の発展につなげる力をもつ人材」の養成を目指します。

学びの特徴
1.デジタル・グリーン等の成長分野を実践的に学ぶことができる
地域の環境(生活、地域、防災・減災)や生物多様性などを志向するグリーンインフラに加えて、ビジネスの視点から社会の持続的な成長まで志向するグリーンビジネスを基盤とする学び(グリーンデジタル情報学科)や、文化財や自然遺産のデジタルアーカイブに関する最新技術の他、それらを次世代へと継承していくための学び(デジタル文化財情報学科)を展開します。
2.実務家教員による実学重視の授業がある
企業や研究機関等での実務経験をもつ教員を多く採用し、産学官民の連携によるPBL教育を実施。実務経験を通して培われた最新の知識やスキルを基盤とする授業や、教員が有する多様なネットワークを活用しながら学ぶことができます。
3.起業や事業創出のサポートを受けられる
キャンパスに隣接する商店街に「すがも街なかインキュベーションセンター」を開設。学生の起業に対するサポート体制を整えます。様々な企業・団体・自治体の協力を得て実施されるアントレプレナーシップ育成教育を通じて、現場で実務に取り組む人々と協力しながら事業創出に必要な能力を養うことができます。

今後の予定
新学部の情報につきましては、詳細が決まり次第本学公式webサイト等で発信してまいります。
設置計画は予定であり、内容は変更になる場合があります。


◆大正大学
大正大学は、設立四宗派の天台宗・真言宗豊山派・真言宗智山派・浄土宗および時宗が協働して運営する大学です。その協働の精神を支えているのが、大正15年(1926)の創立時に本学が掲げた、「智慧と慈悲の実践」という建学の理念です。建学の理念のもとに〈慈悲・自灯明・中道・共生〉という仏教精神に根ざした教育ビジョン「4つの人となる」を掲げて教育研究の活動を展開しています。また、令和2年度文部科学省「知識集約型社会を支える人材育成事業」に本学の推進する「新時代の地域のあり方を構想する地域戦略人材育成事業」が採択されました。
公式HP:https://www.tais.ac.jp/


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