大学生と高校生が「子ども虐待防止」について共に考える

2024/07/08  学校法人 大正大学 

~2024年度「オレンジリボン運動」の活動を大正大学学生が開始~

大正大学(学長:神達知純、所在地:東京都豊島区)の人間学部 社会福祉学科では、2013年から「学生によるオレンジリボン運動※(認定特定非営利活動法人 児童虐待防止全国ネットワーク主催)」を継続実施しています。 その一環として、東京都立赤羽北桜高校(校長:金澤正美、所在地:東京都北区)保育・栄養科3年生の「生活と福祉 実践」という授業の中で、当学科の学生6名が、子ども虐待防止を呼びかけるオレンジリボン運動について知ってもらう取り組みを実施しています。 ※オレンジリボン運動…子ども虐待防止のシンボルマークとしてオレンジリボンを広めることで、「子ども虐待のない社会の実現」を目指す市民運動です。


2023年度におこなった高校への訪問の様子
学生が制作した啓発グッズを手に取る生徒

「学生によるオレンジリボン運動」は、今年で12年目を迎えます。過去には「学生によるオレンジリボン運動全国大会」で2018年度に大賞を、翌年の2019年度に特別賞「厚生労働省虐待防止推進室・室長賞」を受賞しました。また、公式XやInstagramでの情報発信にも力を入れたり、本学附属図書館内に当運動のコーナーを設置して、学生による手づくりのポスターや啓発グッズを設置するなど、学生達が積極的に取り組んでいます。
東京都立赤羽北桜高校への訪問は、2021年度から始まり、今年度で4年目の実施となります。訪問当日は、学生が高校生に対して虐待の現状について説明をする他、啓発グッズを一緒に制作し、10月に開催の同高校文化祭で配布予定です。

【本件のポイント】
100年以上前に日本初の社会事業研究室を設置し、その意志を引き継ぐ大正大学人間学部社会福祉学科として、子ども虐待のない社会実現のために取り組んでいます

本学の学生による「オレンジリボン運動」は今年で12年目の活動となり、社会問題となっている「子ども虐待」の深刻さ、社会的背景を通して、「知ること」から始める虐待のない社会を目指しています

高大接続教育の中に位置づけて、大学教員、学生、高校教員、生徒が学び合っています



本学附属図書館に設けられた「オレンジリボン運動」を周知する特設コーナー
コーナーに設置している啓発グッズの一部

【学生の高校訪問実施概要】
日時:
6月28日(金)、7月12日(金)、9月6日(金)、9月13日(金)
計4回実施。いずれの日程も10時40分~12時30分
※訪問日時は変更になる可能性がございます。


◆人間学部 社会福祉学科
医療・福祉・教育など幅広い分野で支援を必要としている人の相談・助言を行う専門職(ソーシャルワーカー)を育成しています。大正大学は日本で早い段階からソーシャルワーカーの養成教育・研究に取り組み、多くの人材を輩出してきました。社会福祉学科では社会福祉士・精神保健福祉士の国家資格取得に向けて学ぶことができるとともに、地域社会で福祉マインドをもち社会貢献したい者への支援も行っています。さらに、学びの進行に応じて、現場実習、サービスラーニング、インターンシップも実施し、人の思いを受けとめる受容・共感力、組織を円滑にする連絡・調整力なども養います。

◆大正大学
大正大学は、設立四宗派の天台宗・真言宗豊山派・真言宗智山派・浄土宗および時宗が協働して運営する大学です。その協働の精神を支えているのが、大正15年(1926)の創立時に本学が掲げた、「智慧と慈悲の実践」という建学の理念です。建学の理念のもとに〈慈悲・自灯明・中道・共生〉という仏教精神に根ざした教育ビジョン「4つの人となる」を掲げて教育研究の活動を展開しています。また、令和2年度文部科学省「知識集約型社会を支える人材育成事業」に本学の推進する「新時代の地域のあり方を構想する地域戦略人材育成事業」が採択されました。
公式HP:https://www.tais.ac.jp/


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