埼玉県深谷市のネギ栽培相談サービス「ネギ参謀」は47都道府県に拡大し、導入先が2,000ヶ所に達しました。本サービスは農業従事者から支持され日本の農業問題に対する「儲かる農業」の実現を目指しています。
■「ネギ参謀」誕生の背景 小池勝次郎商店（所在地：埼玉県深谷市）は、株式会社ミスターマーケティング（東京都港区/代表取締役 村松勝）の支援を受けて、ネギ農家向けサービス「ネギ参謀」を開発しました。「ネギ参謀」は、ネギ栽培の技術を提供し、ネギの収量を増大させることで、農家の経営を支援するサービスです。
■ネギ参謀の成功背景 小池勝次郎商店は、深谷で70年以上のネギ栽培の経験を活かし、ネギ栽培のノウハウを「６大戦略」として体系化しました。ネギ参謀のスタート前は、肥料を中心としたモノ売りに依存し、 地元での価格競争に陥り、経営状況はとても厳しいものでした。しかしこのノウハウを基にネギ農家の経営を支援し「儲かる農業」への転換を図りました。これによりサービスは深谷市から全国に拡大しました。
■市場ニーズにマッチした「ネギ参謀」 導入したネギ農家は、初年度から業界平均売上の2倍を記録し、売上が1.5倍になった例なども多く見られます。これにより、サービスは全国に広がり、47都道府県すべてに浸透しました。また、オンライン相談を取り入れたことで、全国展開が進み、コロナ禍でも拡大を続けました。YouTube動画も農業系で珍しく14万回再生を記録するなど、若い世代からの注目を集めています。
■「カテゴリーキラー」としてのネギ参謀 「ネギ参謀」は、競合他社を圧倒する差別化された強い商品・サービス・事業、すなわち「カテゴリーキラー」として市場で評価されています。株式会社ミスターマーケティングは、この「カテゴリーキラー」を定義し、小池勝次郎商店のネギ参謀は、その代表事例となっています。「ネギ参謀」は、その独自性と効果で、農業支援サービスの中で突出した存在となりました。
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コト売りへの転換 小池勝次郎商店は、ネギ参謀のサービスを打ち出すことで、これまでのモノ売りから、ネギ栽培に関する助言や経営支援などの「コト売り」へとシフトしました。この転換により、価格競争から脱却し、農家の経営を支援する新たなビジネスモデルを確立しました。
■全国のネギ農家からの評価 「ネギ参謀」の成功により、全国のネギ農家やJAが小池勝次郎商店を訪れるようになり、深谷市の同社はネギ栽培の聖地となりつつあります。また、北海道のJA（函館）から講演依頼を受けるなど、深谷発の「ネギ参謀」のセミナーが地域で開催されています。
■経営再生と成長 「ネギ参謀」の立ち上げにより、小池勝次郎商店の売上は30％増、利益は3倍になりました。大手流通業との取引も開始され、客単価が大幅に上昇しています。これにより、過去最高業績を更新し、高収益体質への事業転換を実現しました。会社の自己資本も増え、高収益体質に転換できたことで、融資の審査が世界一厳しいと言われている「東京中小企業投資育成株式会社」からの融資も受けることができました。また、ネギ参謀を全国に浸透させたことで、価格競争から脱却できた点も大きな成果です。
■会社概要／お問い合わせ先
株式会社小池勝次郎商店 代表者：代表取締役社長 小池 博
所在地：埼玉県深谷市菅沼91-2 TEL：048-583-2017 ／ FAX：048-583-6080
E-mail：info@k-koikeya.jp
HP: 「ネギ参謀」ホームページhttps://www.negisanbou.com/
■参考：「インタビュー記事」株式会社ミスターマーケティング提供
https://www.mr-m.co.jp/case-study/negisanbo-2 