県が支援するベンチャーが「タイニーハウス等の可動産を活用した地域体験ツアー」を本格実施

2024/07/10  神奈川県  

鈴廣蒲鉾本店と連携し、県西エリアの魅力発信

県では、ベンチャー企業の成長を加速させるため「ビジネスアクセラレータ―かながわ(BAK)」の取組により、大企業等とベンチャー企業によるオープンイノベーションを促進するとともに、事業化の支援を行っています。このたび、令和5年度の支援プロジェクトが、今年3月に行った実証事業を経て、8月3日から本格実施することになりましたので、お知らせします。


プロジェクトの概要
連携企業


YADOKARI株式会社、株式会社鈴廣蒲鉾本店(鈴廣かまぼこ株式会社)
(下線がベンチャー企業)
プロジェクト名


タイニーハウス(注記1)等の「可動産」を活用した地域一体型小田原観光事業の創出
~小田原を「めくる」ナラティブツーリズム(注記2)~
注記1:一般的には、キッチンやトイレ、シャワー等を備えた小さな住宅で、車で牽引することで移動させ、様々な場所に設置することが可能なもの。
注記2:小田原の「人」に関する物語を「めくる」体験をしていただく意味を込めて、名付けたもの。
概要


・YADOKARI株式会社はタイニーハウスや車中泊カスタムバンなど「可動産」を活用した施設・空間の企画と関係人口創出に向けた宿泊・体験ツアーの企画・運営などを行っています。
・一方、株式会社鈴廣蒲鉾本店は、かまぼこの製造・販売事業を展開し、小田原にある「鈴廣かまぼこの里」などの施設を活用しながら様々な食体験を提供することで、小田原を中心としたエリアの活性化に取り組んでいます。
・小田原は、観光客の滞在時間が短く、観光消費額が少ないなどの課題を抱えていることから、YADOKARI株式会社が有する「可動産」を活用した宿泊・体験ツアー開発のノウハウと、株式会社鈴廣蒲鉾本店が有する店舗や地域ネットワークなどの資源を活用し、地域の企業や住民を主役にした小田原の「食」を体験するツアーを開発し、令和6年3月に実証事業を行いました。
・実証事業の成果等を踏まえ、このたび、小田原・真鶴エリアを巡り、県西地域の魅力を感じることのできる特別ツアーを実施します。
・この取組により、地域住民や様々な地元企業を巻き込んだ県西地域の新たな観光スタイルを推進するとともに、観光ブランドの向上や地域への来訪者を増加させることで、地域活性化を目指します。
ツアーの特徴


ツアー名称:“かまぼこ”を通して、小田原・真鶴エリアの魅力を感じる特別ツアー 「DOSAN MANAZURU×鈴廣かまぼこ premium local tourism」
ツアーの特徴:
・かまぼこ・ちくわづくり体験や、かまぼこソムリエによるかまぼこの魅力やアレンジレシピの紹介に加え、一般には公開されていない、再生可能エネルギーを活用する鈴廣蒲鉾本店の本社オフィスを見学できます。
・真鶴では、観光農園を展開する谷平農園のみかん畑の敷地内にタイニーハウスを設置し、ゆったりとした非日常な体験を提供します。
・ツアー詳細は次のホームページを御確認ください。
https://dosan.jp/news/240710

ツアー参加者募集の概要


次の日程で本ツアーの参加者を募集します。
日程:令和6年8月3日(土曜日)から4日(日曜日)の1泊2日または、 8月8日(木曜日)から9日(金曜日)の1泊2日
募集人数:各日程1組2名
参加費:計39,020円(レンタカー貸出費、タイニーハウス滞在費、イベント参加費含む)
※参加費の他に、ガソリン給油代等の別途必要となる費用がありますので、詳細な条件は、ホームページを御確認ください。
参加条件:
・事前・事後のアンケートに御協力いただける方
・当日の同行撮影、撮影写真の利用に御協力いただける方
・参加者のうち最低1名が普通自動車第一種運転免許をお持ちの方(本ツアーでは、参加者御自身で車を運転しながら各所を巡っていただきます。)
旅程等の詳細:https://dosan.jp/news/240710
申込フォーム:https://forms.gle/rqK8fY1UtjPTPys5A
募集期間:令和6年7月10日(水曜日)から7月21日(日曜日)まで
抽選結果発表:7月24日(水曜日)
       (結果は当選者のみに御連絡します)
実証実験の結果概要


令和6年3月28日(木曜日)から29日(金曜日)及び3月30日(土曜日)から31日(日曜日)に、各1組2名が参加
応募者総数 140組
ツアー内容
「鈴廣かまぼこ 江の浦店」の敷地内にタイニーハウスを設置し、宿泊。みかん農家体験、狩猟体験、かまぼこ作り体験など、地域で活動する生産者とともに食にまつわる様々な体験を提供。
体験者の声(ツアー満足度4.75点/5点満点)
・タイニーハウスでの滞在は、小さいスペースでも快適だった。
・普段できない体験により、知らなかった小田原の魅力を発見することができた。
取材について


ツアーに関する取材は、問合せ先(YADOKARI株式会社)まで御連絡ください。

【参考1】YADOKARI株式会社
住所:横浜市保土ケ谷区星川1-1-1星天qlay
設立:平成25年11月1日
代表:代表取締役 上杉 勢太・さわだいっせい
事業内容:遊休不動産の活用支援及びタイニーハウスの企画・開発等
URL:https://yadokari.company/

【参考2】ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)
 県内に拠点を持つ大企業と質の高いベンチャー企業による連携プロジェクトを創出するとともに、オープンイノベーションに向けたコミュニティ形成を目的として、大企業・ベンチャー企業・研究機関・支援機関等が参画する協議会「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」を運営する取組。県内で、積極的にオープンイノベーションに取り組むことを希望する企業を随時募集中。
 https://www.pref.kanagawa.jp/docs/sr4/cnt/f537611/bak01.html

問合せ先


神奈川県産業労働局産業部
ベンチャー支援担当課長 井上
電話 045-285-0213
産業振興課新産業振興グループ 上野
電話 045-210-5636
(ツアーの取材に関すること)
YADOKARI株式会社 プロデュースユニット 高橋
連絡先 mifuyu.takahashi@yadokari.net


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