横浜市の過大規模校の学校図書館における電子書籍を試行導入します。

2024/07/13  横浜市デジタル統括本部 

~ 対象校で4,300 冊の本がいつでも、どこでも、好きなだけ読める!~

子どもたちの読書機会の充実に向けて、横浜市教育委員会と株式会社ポプラ社が連携協定を締結し、令和6年7月から9校で、同社の運営する電子書籍読み放題サービスの「Yomokka!(よもっか!)」を試行導入します。(児童生徒の1人1台端末から38 社の4,300 冊が読み放題となるサービスです。)
試行導入は「過大規模校(学級数31 以上)」等で行い、「急増する児童生徒数に対応しようにも、学校図書館のスペースが限られているため物理的に図書を配架しきれない」「読書や調べ学習の授業を行いたいが、学級数が多いため、学校図書館を学級単位で使える割合が少ない」などの課題の解決を図ります。

1 電子書籍導入のメリット
Point1 学校図書館の蔵書が増える!
●「いろいろな本を読みたい」という子どもたちの多様な興味に応えられる
●本の配架スペースを必要としないため、物理的な制約を受けずに蔵書を拡充できる
Point2  同じ本を何人でも同時に読める!授業等での活用の幅も広がる!
●1人1台端末を活用して、学校図書館以外の場所でも読書ができる
●クラス全員が同じ本を読んで感想を共有したり、朝の読書タイムや調べ学習等でも活用できる
Point3 多様な子どもたちの読書機会の確保!(読書バリアフリー)
●一部の電子書籍で文字の大きさ・色、背景の色を変えることができ、図鑑なども拡大して見ることが
 できる
●内容を音声で聴くことができる読み上げ機能が一部搭載されている


たくさんの本の中から好きな1冊に出会う

見つけたお気に入りの本を友達にも紹介

2 試行実施校
読書機会の確保に困難さがある過大規模校等※9校で試行を行います。児童生徒や教職員等、合計
約10,000 人が当該電子書籍サービスを利用します。
※推計上過大規模校となる見込みの学校及び当該電子書籍サービスの導入を具体的に検討していた学校を含みます。




3 連携協定について
今回の取組にあたって、横浜市立学校における読書活動の推進及び当該サービスの効果検証や向上を
図ることを目指し、横浜市教育委員会株式会社ポプラ社は連携協定を締結しました。

左:加藤 社長  右:下田 教育長

●協定名称
「横浜市教育委員会と株式会社ポプラ社との子どもの読書活動支援に関する連携協定書」

●協定締結式
令和6年7月3日(水)に、横浜市役所にて、
株式会社ポプラ社 代表取締役社長 加藤 裕樹(かとう ひろき)氏
及び横浜市教育委員会 教育長 下田 康晴 両名出席
のもと、協定締結式を執り行いました。

●連携・協力の内容
(1) 対象校の児童生徒及び教職員に対する電子書籍サービスのアカウント発行
(2) 対象校の児童生徒及び教職員に対する電子書籍サービスの無償利用の提供
(3) 電子書籍サービスの活用に必要な対象校の教職員への研修の実施
(4) 対象校の児童生徒及び教職員からの電子書籍サービスの活用に係るフィードバック、成果や課題の共有、改善


4 紹介
電子書籍サービス「Yomokka!」について「Yomokka!」は株式会社ポプラ社が“いつでも、どこでも、好き
なだけ!”をコンセプトに、子どもたちの読書環境を支え、新たな
読書体験を提供することを目指した、読み放題型電子書籍サービス
です。現在、38 社約4,300 冊の作品を掲載しています。(令和6年6月現在)






株式会社ポプラ社株式会社ポプラ社は、戦後間もない1947 年に児童書専門の出版社として創業。今では出版対象を一般にも拡大し、こどもと昔こどもだったすべての人に、人生の糧となる良質の本を届け、心豊かに生きる社会の発展に貢献することを企業理念に掲げています。
出版事業の海外展開やIP 事業のほか、2021年度からは、本を起点とした教育ICT 事業にも参入しています。






5 お問合せ先
<電子書籍サービスの学校図書館への試行導入に関すること>
横浜市教育委員会事務局小中学校企画課情報教育担当課長 中川 譲 Tel 045-671-4498
<「Yomokka!」に関すること>
株式会社ポプラ社こどもの学び本部MottoSokka!事業ユニット長 勝又 慶 Tel 03-5877-8113

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