【大企業の採用実態調査】大企業では採用数増加の傾向もエンジニア採用などに苦戦人材獲得のための「給与水準の引き上げ」に取り組む企業が多く、9割以上の企業が賃上げの実施または実施を検討

2024/08/30  パーソルホールディングス 株式会社 

~大企業の採用動向に関する実態調査レポートを無償配布~

「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに掲げるパーソルホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:和田 孝雄)は、大企業の採用動向に関する調査を行いました。
本調査は、大企業の経営層や管理職、および人材採用・人材育成に携わる人に対して採用トレンドに関するアンケート調査を行い、そのデータから実態や傾向をレポートにまとめたものです。


【調査結果サマリー】
■採用見込みの増減と目標に対する充足率
 全体的に採用数を増やしていく動きが顕著。一方でキャリア採用・エンジニア採用では人材の充足に苦戦

・採用見込み数の増減(前年度対比)では、新卒採用・キャリア採用・エンジニア採用で「増やす」と答えた企業が50%を上回る結果に。「減らす」と回答した企業はそれぞれの採用で2.0~4.3%にとどまる。
・一方で、採用目標に対する充足状況では、キャリア採用とエンジニア採用で「充足できていない」が「充足できている」を上回っており、人材の充足に苦戦する状況がうかがえる。

■採用において企業が感じる課題と対策
 多くの企業で「応募数が集まらない」が課題の上位に。ターゲット層を採用するための施策として「給与水準の引き上げ」への取り組みが最多
・多くの企業が感じている課題として「応募数が集まらない」が挙げられ、特にキャリア採用(22.5%)とエンジニア採用(21.9%)で顕著となった。
・ターゲット層を採用するための施策として実施率が最も高かったのは「給与水準の引き上げ」。特にエンジニア採用では、3分の1以上の企業(34.4%)が引き上げに取り組んでいると回答した。

■賃上げに関する実態
 2024年度に入り賃上げを実施した企業は約60%、今後の実施予定も含めると90%以上が実施または実施を検討
・2024年度に入り、賃上げを実施した企業は約60%に上り、今後の実施予定も含めると90%以上が実施または実施を検討している。
・2024年度に賃上げを行った項目としては、「初任給の引き上げ」が59.5%、「基本給のベースアップ」が 57.3%、「定期昇給」が58.2%という結果になった。

▼調査レポートの無料ダウンロードはこちら▼
https://go.persol-group.co.jp/wp74_phd_dl.html?utm_source=release&utm_medium=pr&utm_content=wp74&utm_campaign=2408pr
※本調査を引用いただく際は、出所として「パーソルホールディングス」と明記してください。
TOPICS
●採用見込み数の増減
採用見込み数の増減(前年度対比)を聞いたところ、新卒採用・キャリア採用・エンジニア採用で「増やす(大幅に増やす・やや増やす)」と答えた企業が50%を上回った。次いで多かったのは「変わらない」で、各項目共に40%前後の数値となっている。障害者採用は「増やす」が42.2%、「変わらない」が53.5%とやや数値は異なったが、縮小傾向は見られなかった。「減らす(やや減らす・大幅に減らす)」の回答は、全体の2.0~4.3%にとどまっている。



●採用目標に対する充足状況
採用目標に対する充足状況では、新卒採用において「充足できている」(55.8%)が「充足できていない」(44.2%)を上回った。障害者採用でも新卒採用と同じ傾向が見られた一方で、キャリア採用とエンジニア採用では「充足できている」が「充足できていない」を下回るという逆の結果になっている。



●採用における課題
新卒採用・キャリア採用・エンジニア採用で多くの企業が課題に挙げたのが「応募数が集まらない」だった。キャリア採用(22.5%)、エンジニア採用(21.9%)で特に顕著な傾向といえる。このほか、新卒採用では「入社後の早期離職者が多い」(20.3%)、キャリア採用では「応募者と求める人材とのミスマッチ」(20.2%)が回答率で20%を超えた。



●ターゲット層を採用するための取り組み
ターゲット層を採用するための施策で、最も実施率が高かったのは「給与水準の引き上げ」。特にエンジニア採用では、3分の1以上の企業(34.4%)がこれに取り組んでいると答えている。次いで多かったのは「労働環境・働き方の改善」で、ほかに「採用ホームページの充実」や「研修やキャリア支援の充実」などが上位を占めた。



●賃上げの実施状況
2024年度(2024年4月~25年3月)に賃上げを実施した企業は全体の約60%。項目別に見ると「初任給の引き上げ」が59.5%、「基本給のベースアップ」が57.3%、「定期昇給」が58.2%という結果になった。前年度の事例を含めると、約80%が賃上げを実施していることが分かった。過去に賃上げを実施しておらず、今後の予定もないという企業は全体の10%以下にとどまっている。



▼調査レポートの無料ダウンロードはこちら▼
https://go.persol-group.co.jp/wp74_phd_dl.html?utm_source=release&utm_medium=pr&utm_content=wp74&utm_campaign=2408pr
※本調査を引用いただく際は、出所として「パーソルホールディングス」と明記してください。
■調査概要

■パーソルホールディングス株式会社について
1973年の創業以来、人材派遣、人材紹介、アウトソーシング、設計開発など総合人材サービスを展開。2008年10月に共同持株会社テンプホールディングス株式会社を設立。2017年7月よりパーソルホールディングス株式会社へ社名を変更。
東京証券取引所プライム市場上場(証券コード:2181)。2024年3月期売上収益1兆3,271億円(IFRS)
■「PERSOL(パーソル)」について< https://www.persol-group.co.jp/ >
パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2030年には「人の可能性を広げることで、100万人のより良い“はたらく機会”を創出する」ことを目指しています。
さまざまな事業・サービスを通じて、はたらく人々の多様なニーズに応え、可能性を広げることで、世界中の誰もが「はたらいて、笑おう。」 を実感できる社会を創造します。

他の画像

関連業界