インターネットメディアは広告媒体として固定利用客が重要。利用者の属性を収集することが容易なため、最適な広告を発信できる特徴がある
インターネットメディアのサービスのパフォーマンスの指標として、「固定利用客」、「インターネット視聴率」という概念の説明をしたい。インターネットメディアは他のテレビや新聞といったメディアと同様に主な収益は広告によって成り立っているため、広告媒体としての機能がまずは重要である。そのため重視されるのが、会員数、定期的に利用するユーザーなどの固定利用客数である。固定利用客が多ければ多いほど、人気なメディアとなるため、広告媒体としての需要が大きくなる。したがって、インターネットメディア企業はユーザーにとっての使いやすさやコンテンツの充実などに注力し、固定利用客を増やすことが求められる。
またインターネット視聴率とは、テレビの視聴率と同様に、利用したユーザー数およびユーザーの属性などの情報である。インターネットメディアは特徴として、これらのユーザーの属性や、性別、年齢、地域、どのサイトを通じて訪れたかなど、詳細な顧客情報を取得できることが挙げられる。この特有の機能を利用して、「運用型広告」とよばれる最適化された広告を表示するシステムも構築されている。