2024/05/20

学習型AIネガティブニュースラベリングシステム「NAIS」の販売開始について

株式会社 三菱UFJフィナンシャル・グループ 

2024 年 5 月 20 日

三菱UFJ 信託銀行株式会社

学習型AIネガティブニュースラベリングシステム「NAIS」の販売開始について

三菱UFJ 信託銀行株式会社(東京都千代田区、取締役社長 長島ながしま 巌いわお、以下 当社)は、株式会社MILIZE(東京都港区、代表取締役社長 田中た な か 徹とおる、以下MILIZE)と共同で、ニュースベンダー等、複数の情報ソースから配信される様々なビジネスニュースからネガティブニュースを抽出し、AI を活用して特定の情報の抽出および優先順位付けを行う、学習型AI ネガティブニュースラベリングシステム(News AI Searcher、以下 NAIS)を開発し、当社の市場運用業務におけるニュース分析、デューデリジェンス(評価)業務において活用しています。

これまで、金融機関を中心にNAIS の無償お試しサイトを提供していましたが、このたび、幅広い業種のお客さまに販売を開始いたします。

1.背景

当社では、市場運用業務における投資意思決定の際のデューデリジェンスにおいて、ネガティブニュースを活用しています。

複数の情報ソースから日々配信される大量のビジネス関連情報の中から、投資判断やデューデリジェンスに影響を与え得る重要なネガティブニュースを抽出し、分析・吟味するプロセスに関しては、兼ねてより業務効率性の観点で課題認識がありました。

そこで、当社は、MILIZE と共同でネガティブニュースの抽出および分析作業の効率化に資する新たなシステム(NAIS)を 2022 年 7 月に開発しました*1。

さらに、金融機関を中心に、NAIS の無償お試しサイトを提供していました*2。

*1 2022 年 7 月 4 日プレスリリース
「AI 活用によるネガティブニュース記事ラベリングシステムの共同開発について」
https://www.tr.mufg.jp/ippan/release/pdf_mutb/220704_1.pdf
*2 2023 年 12 月 6 日プレスリリース
「学習型 AI ネガティブニュースラベリングシステム「NAIS」の実用化に向けた取り組みについて」
https://www.tr.mufg.jp/ippan/release/pdf_mutb/231206_1.pdf

2.本システムの概要と特徴

NAIS は、ニュースベンダーや監督当局など、複数の情報ソースから配信・発信される様々なビジネス関連情報から、重要なネガティブニュースを抽出・収集することができます。また、お客様自身で学習させることができる汎用性のある学習型AI を搭載し、国内外の豊富なニュースに対して、お客様の意向に沿ったラベリング(優先順位づけ)を行うことが可能です。

なお、ニュースベンダーは、ロイターニュースを配信しているLSEG(ロンドン証券取引所グループ)のデータ・アナリティクス部門、時事通信社の大手2 社と契約締結しており、欧米系、日系のニュースをカバーしています。このような豊富な情報量といった特徴を含め、以下のような特徴を有しています。

3.本システムの販売開始について

今後、ニュースデータは、各種規制の強化や高まる地政学リスクなどを背景に、様々なビジネスシーンで利活用していくことが重要となります。実務担当者のニーズを起点に開発したソリューションであるNAIS は、金融機関を中心に、幅広い業種のお客様においてご利用いただけるものと考えております。こうした背景を受け、当社ではこのたび、NAIS の販売を開始いたします。あわせて、無償お試し環境のご提供は継続いたします。詳しい情報に関しましては、下記QR コードをご参照ください。

当社はこれからも、NAIS を中心とした「コンプライアンス×DX」領域のサービスやソリューションを拡充し、お客さまの多様なニーズにお応えして参ります。

以上

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