2024/07/18

世界中に広がるインディーゲーム開発者応援のためサウンドミドルウェア「CRI ADX LE」の全世界提供開始

株式会社 CRI・ミドルウェア 

CRI、世界中に広がるインディーゲーム開発者応援のためサウンドミドルウェア「CRI ADX LE」の全世界提供開始 ~ブラウザゲームへの対応も無償のまま9月に実施~

公開日:2024/07/18

株式会社CRI・ミドルウェア(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:押見 正雄、以下「CRI」)は、日本国内で提供していた無償版のサウンドミドルウェア「CRI ADX(R) LE(以下「ADX LE」)」をアップデートし、全世界向けに提供開始いたしました。今後は、ブラウザゲームに対応するアップデートを2024年9月に予定しております。

インタラクティブ・ミュージックなどの多彩なサウンド表現が可能なADX LEを世界のインディーゲーム開発者に提供することで、インディーゲームにおけるサウンド演出の幅を広げます。

無償版サウンドミドルウェア「ADX LE」を全世界に向け提供開始

■ADX LEが全世界で利用可能に

CRI ADX(R)(以下「ADX」)とは、Unity(R)やUnreal Engine(R)5をはじめとしたゲーム開発環境のサウンド機能を拡張する、マルチプラットフォーム開発に最適な統合型サウンドミドルウェアです。ADX LEは、ADXの全てのサウンド演出を無償で利用できるバージョンで、2013年のリリース以降、多くのインディーゲームで活用されています。

これまでADX LEは日本国内での利用に限定されてきましたが、海外の開発者からも多くの利用希望が寄せられていました。今回、国境の垣根なく広がり続けているインディーゲーム開発コミュニティを支援するべく、ADX LEを全世界で利用可能としました。

■ブラウザ対応でインディーゲームから商業タイトルへの展開をさらに後押し

個人や少人数のチーム・企業によって開発されるインディーゲームは、全世界でその数を増やし続けています。低予算で制作される作品が多い一方、パブリッシャー企業の支援を受け、多くのプラットフォームに対応した商業タイトルに展開する作品も増えてきています。ADX、ADX LEを使用したタイトルは、共通の実装のままで、あらゆるプラットフォーム上で同じサウンド演出を行うことが可能です。

また9月にはブラウザゲームに対応するアップデートを予定しています。これにより、ブラウザゲームとしてファーストリリースし、プラットフォームを拡大していく開発手法に対応できるようになります。ゲーム開発における「最初の一歩からその先まで」をトータルでサポートします。

■インディーゲームでも高品質なサウンド表現を当たり前に

CRIはこれまでもインディーゲームイベントに協賛してブース出展を行うなど、インディーゲームコミュニティに参加し開発者を支援してきました。

サウンドミドルウェアが当たり前に使える環境は、サウンド表現を押し上げ、音にこだわったバラエティ豊かなゲームの登場を後押しできると期待しています。CRIはこれからもインディーゲームコミュニティの発展に貢献するとともに、サウンド演出の進化をADXでサポートします。そして「音と映像で社会を豊かに」という企業理念の下、世界中のあらゆる人々に驚きと楽しさ、感動を届けるお手伝いをしてまいります。

BitSummit Driftにて最新デモを公開

CRIは京都で開催される「BitSummit Drift」に出展します。2023年の開催では2万3,000人の来場者数を記録したこのイベントは、日本最大級のインディーゲームの祭典として知られています。CRIのブースではADX LEをさまざまなプラットフォーム上で動作させるデモ展示を行います。また、ゲーム「PENNY BLOOD: HELLBOUND」のサウンドクリエーター弘田 佳孝氏をお招きし、インタラクティブ・ミュージックの実装に関する講演を実施します。

■出展内容

①オープンソースゲームエンジン Godot Engine上の動作デモ

インディーゲームスタジオでの採用が急速に増えているゲームエンジン「Godot Engine」上でのADX LE組み込み動作デモをご紹介します。

②ADX LEのブラウザ対応デモ

ADX LEブラウザ対応の動作をご確認いただけます。

③手回しハンドル付き小型携帯ゲーム機PlaydateでのADX 動作デモ

2022年にPanic Inc.より発売された小型携帯ゲーム機Playdate上で、ADXが動作するデモアプリケーションを展示します。尖ったコンセプトでインディーゲームと相性の良いPlaydate上で、限られたスペックでも快適に動作するADXサウンド演出をご体験ください。

<イベント概要>

BitSummit Drift(https://bitsummit.org/

日時2024年7月19日(金)〜21日(日)10:00~17:00
※7月19日はビジネスチケットの購入者のみ入場可能
会場みやこめっせ(京都市勧業館)
小間番号BZ-07「株式会社CRI・ミドルウェア」

【ブース内セッション】

日時:7月20日(土)、21日(日)11:00、15:00(全4回、約40~60分程度)

場所:BZ-07「株式会社CRI・ミドルウェア」ブース内

セッションタイトル:「PENNY BLOOD: HELLBOUND」における

インタラクティブ・ミュージックの実用例

登壇者:弘田 佳孝氏(サウンドクリエーター)

ブース内セッションを実施予定

■CRI ADX LE製品概要

製品名称CRI ADX LE(シーアールアイ エーディーエックス エルイー)
開発環境Unreal Engine / Unity / C/C++用ネイティブライブラリ
(WebGL / C# / Godot Engine には今後対応予定)
ツール対応OSWindows 10 / Windows 11 / macOS Sierra (10.12) 以降
対象地域全世界
利用料金無償
※無償利用には条件があります。詳細は以下をご確認ください
「ADX LEを使ったアプリ・ゲームを配布する方へ」
https://game.criware.jp/products/adx-le/#copyright

【株式会社CRI・ミドルウェアについて】
「音と映像で社会を豊かに」を企業理念として、主に音声・映像関連の研究開発を行い、その成果をミドルウェア製品ブランド「CRIWARE(シーアールアイウェア)」として、ゲーム分野や組込み分野を中心にさまざまな分野に展開しています。CRIは、「CRIWARE」を通じて、ユーザビリティの向上、クオリティ向上のための技術やソリューションを提供し、開発者の皆様の課題解決をサポートするとともに、エンドユーザーのユーザビリティの向上をサポートしてまいります。
https://www.cri-mw.co.jp/

※「CRI」、「CRIWARE」、「ADX」およびCRIWAREロゴは、日本およびその他の国における株式会社CRI・ミドルウェアの商標または登録商標です。
※その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。

印刷用ファイル(PDF形式) (818KB)

本ページに記載されている内容は、リリース発表時点の情報です。最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

一覧に戻る

この企業のニュース

業界チャネル Pick Upニュース

注目キーワード