2024/07/26

自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)提言への賛同について

株式会社 熊谷組 

自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)提言への賛同について

2024年07月26日

当社はこのたび「自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)」提言への賛同を表明いたしました。

熊谷組は「中期経営計画(2024~2026年度)」および「ESG取組方針」において、環境問題の解決に向けた取組みが経営上の重要な課題であると位置づけており、生物多様性に配慮した取組みを「エコ・ファーストの約束」として公表しています。

2022年12月に開催された第15回国連生物多様性条約締約国会議(COP15)において、「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択され、2030年ミッション、2050年ビジョンが定められました。

国際的に自然損失の阻止・回復の重要性の認識が高まる中、熊谷組グループは、2024年5月にESG取組方針の重要課題(マテリアリティ)の改定を行い、個別課題に「ネイチャーポジティブの実現」を加えました。

これまで工事施工時に、全ての作業所において生物多様性についての評価を行い、生物多様性の保全および持続可能な利用に配慮してまいりましたが、さらに当社の事業における自然資本への依存、インパクト、リスクと機会を把握するために、Taskforce on Nature-related Financial Disclosures(以下、TNFD)に沿った情報開示に取り組むことといたしました。

なお、この度の情報開示ではTNFD v1.0を参照し、TNFDの枠組みであるLEAPアプローチを実施しました。

自然環境が事業活動にもたらすリスク・機会を分析し経営に反映させるとともに、TNFD提言に基づく情報の開示を充実させてまいります。

※TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)
Task Force on Nature-related Financial Disclosureの略称。企業や金融機関が自然資本や生物多様性に関するリスクや機会を評価・開示するための枠組みを構築する国際的なイニシアティブで自然環境や生態系にどのような影響を与えているかを示す指標です。
TNFDのフレームワークは、TCFDと同じく「ガバナンス」・「戦略」・「リスク管理」・「指標と目標」の4つの柱で情報開示を行うことが求められており、自然関連リスクと機会を総合的に評価する「LEAP(Locate, Evaluate, Assess, Prepare)アプローチ」を導入することが提案されています。

本件に関するお問い合わせ

株式会社熊谷組 経営戦略本部 サステナビリティ推進部
TEL:03-3235-8114

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