タイNS-SUSが改善活動の世界大会「Global KAIZEN Award」において第3位に入賞
日本製鉄 株式会社タイNS-SUSが改善活動の世界大会「Global KAIZEN Award」において第3位に入賞
2024/12/02
日本製鉄株式会社
日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)の連結子会社であるタイ国の冷延・溶融亜鉛めっき・ブリキ鋼板メーカー NS-Siam United Steel Co., Ltd. (以下、NS-SUS 社長:小川 英樹)は、第6回Global KAIZEN Awardにおいて第3位に入賞しました。同AwardはKAIZEN INSTITUTE(1985年設立/本部スイス)が主催する改善活動を表彰する大会です。NS-SUSは製造・営業現場や間接部門における全社的な改善活動(”NS-SUS Way”)とその成果を対象にエントリーし、2024年9月6日開催のタイ国内ラウンドを1位で通過してタイ国代表に選定され、同年11月12日開催のグローバルラウンドでは、15ヵ国(総参加社数は約500社)の代表が参加する中、第3位となりました。
グローバルラウンドではNS-SUSの改善活動(”NS-SUS Way”)が、1)全社的・持続的に行われ組織に十分に浸透していること、2)DX技術も活用しながら、安全・環境・設備保全・品質等の各分野において着実に成果を発揮していること、3)顧客・従業員満足度の向上、コスト低減等により会社収益の向上にも寄与していること、等がKAIZEN INSTITUTE が標榜する5つのKAIZEN Principle*1に適合するものと評価されました。
これらの成果の背景にはNS-SUSが2005年以降全社活動として取り組んでいる設備保全・生産性向上や技能伝承等を柱とするTPM*2の手法を用いた改善活動があります。NS-SUSは引き続き役職員が一体となってたゆまぬ改善に取り組み、同社がミッションとして掲げている「社会への貢献と全てのステークホルダーの皆様の幸福を追求する」に今後とも努めていきます。
*1:5つのKAIZEN Principleは、Create customer Value、Let it flow、Be gemba oriented、Empower people、Be scientific and transparentです。(KAIZEN INSTITUTE ホームページより)
*2:TPM(Total Productive Maintenance/ Management)活動は、(社)日本プラントメンテナンス協会(JIPM)が開発したプログラムで、あらゆる部門にわたって「トップから現場第一線の従業員まで」全員参加により全社的な管理を展開し、「災害ゼロ、不良ゼロ、故障ゼロ」を目標に生産システムの効率化を極限まで追求する企業体質づくりを目標とするものです。
<NS-SUSの概要>
(1)社名 | NS-Siam United Steel Co., Ltd. (略称NS-SUS) |
(2)本社所在地 | 本社・工場:ラヨン県マプタプット 営業事務所:バンコク市バンナ |
(3)事業内容 | 冷延鋼板、溶融亜鉛めっき鋼板、ブリキ鋼板の製造、販売 |
(4)資本金 | 130億バーツ(約560億円) |
(5)株主構成 | 日本製鉄株式会社 94.9%、 日鉄物産株式会社 0.3%、 Thai Tinplate Mfg. Co. Ltd. 4.8% |
(6)生産能力 | 冷延 100万㌧/年、溶融亜鉛めっき 36万㌧/年、ブリキ 23万㌧/年 |
(7)従業員数 | 約1,500名 |
日本製鉄グループは、常に世界最高の技術とものづくりの力を追求し、国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs)にも合致した活動(「つくる責任 つかう責任」)を通じて、これからも社会の発展に貢献していきます。