2025/03/14

令和6年度福島県産農産物等流通実態調査結果について

農林水産省  

プレスリリース

令和6年度福島県産農産物等流通実態調査結果について

令和7年3月14日
農林水産省

農林水産省は、福島復興再生特別措置法に基づき、福島県産農産物等の生産・流通・販売段階の実態を調査し、取りまとめました。

1.調査概要

令和6年度は以下の点について調査を行いました。

(1)重点6品目(米、牛肉、桃、あんぽ柿、ピーマン、ヒラメ)の出荷量と価格の推移、流通段階ごとの価格形成事例
(2)福島県産品に対する購入姿勢等の事業者・消費者アンケート
(3)福島県産品の取扱いを拡大するためのマーケティング実証(米、ヒラメ)

2.調査結果

令和6年度調査で次のような実態が明らかになりました。

(1)出荷量と価格(重点6品目:米、牛肉、桃、あんぽ柿、ピーマン、ヒラメ)

ア 出荷量

・ 桃、ヒラメの令和5年の出荷量は、震災前を上回った。
・ 米、干し柿は、全国的に出荷量が減少する中で、福島県産も減少している。
・ 肉、ピーマンは、減少傾向で推移している。

イ 価格

・ ピーマン、ヒラメの令和6年度の価格水準は、全国平均を上回っている。
・ 米(令和5年産)は、全国平均を下回っている。
・ 牛肉、桃、干し柿は、全国平均を下回り、震災前の水準にも戻っていない。

(2)事業者・消費者アンケートの結果、消費者の福島県産品に対する購入姿勢について、消費者自身は比較的「前向き」に評価している一方、小売・外食業者は概ね「中立的」と評価していることが判明。

(3)マーケティング実証調査により、消費者が情報を見るシチュエーションごとに、福島県産の評価向上に効果的な情報は異なるため、訴求する場面に合わせたPRが重要であることが確認された。

3.関連URL

調査結果の詳細については、以下リンクに掲載しています。
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/ryutu/R6kekka.html

お問合せ先

大臣官房新事業・食品産業部食品流通課

担当者:髙橋、福本、佐野
代表:03-3502-8111(内線4150)
ダイヤルイン:03-3502-8267

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