ディープテック・スタートアップ企業（株式会社Mujin）に対するシンジケート・ローンの組成について

2025 年 12 月３日

三井住友信託銀行株式会社

ディープテック・スタートアップ企業（株式会社 Mujin）
に対するシンジケート・ローンの組成について

三井住友信託銀行株式会社（取締役社長：大山 一也、以下「当社」）は、株式会社 Mujin（CEO 兼 共同創業者：滝野 一征、以下「同社」）に対し、株式会社みずほ銀行（代表取締役頭取：加藤 勝彦）および株式会社横浜銀行（代表取締役頭取：片岡 達也）とともにアレンジャーとして、シンジケート・ローン（以下「本件」）を組成しましたのでお知らせします。

同社は、統合型オートメーションプラットフォーム「MujinOS」の開発・世界展開をしているディープテック・スタートアップ企業です。独自の高度な認識、動作計画、デジタルツイン技術を駆使し、産業オートメーションに一貫性、インテリジェンス、拡張性をもたらすことで次世代自動化 DX を叶え、人手不足や過酷な労働といった社会課題の解決に貢献しています。同社は本件による資金調達を通じて、さらなる研究開発や設備投資に取り組み、グローバルでの事業拡大を進めていきます。

当社は、日本の産業活性化にスタートアップ企業の成長は不可欠と考えており、東京証券取引所「市場区分見直しに関するフォローアップ会議」におけるグロース市場上場維持基準見直し（※１）も踏まえて、上場後の成長を見据えたスタートアップ企業向けのサポートに注力しています。

本件は、独立行政法人中小企業基盤整備機構が実施する「革新的技術研究成果活用事業円滑化債務保証制度（※２）」を活用したシンジケート・ローンとして組成しました。当社を含むアレンジャー行に加え、全国 10 行の金融機関が参加するなど、同社の更なる事業成長に向けた協調体制が構築されており、今後も関係金融機関一体となってサポートしていきます。

当社は今後も、スタートアップ企業の高い成長実現を支援するとともに、スタートアップ業界での大きな資金循環を創出し、日本のスタートアップ・エコシステムの発展に貢献していきます。

＜本件（シンジケート・ローン）の概要＞
契約締結日
2025 年 10 月 28 日
アレンジャー
三井住友信託銀行株式会社、株式会社みずほ銀行、株式会社横浜銀行
組成金額
50 億円
資金使途
研究開発、設備投資、顧客導入・人件費に関する資金

（※１） グロース市場の上場維持基準を 2030 年以降、上場５年経過後の時価総額 100 億円以上へ引き上げ見込み
（※２） 革新的技術研究成果活用事業活動計画を認定されたスタートアップ企業が、経済産業大臣に指定された民間金 融機関等から行う一定の借入について、独立行政法人中小企業基盤整備機構の債務保証を受けることができる 制度

以上