JFEスチール社長賞ならびに新商品開発賞について
JFEホールディングス 株式会社2025年12月18日
JFEスチール株式会社
JFEスチール社長賞ならびに新商品開発賞について
当社は、2025年のJFEスチール社長賞ならびに新商品開発賞を決定し、12月17日に表彰式を行いました。受賞内容は以下の通りです。
1.JFEスチール社長賞 (優秀賞:6件)
案件名 「外航バルク船への「JGreeX® 」継続採用スキーム構築」
当社は鋼材を造船会社に買っていただくサプライヤーの立場であると同時に、海運会社に対して荷主の立場です。そこで当社の輸出材を輸送してもらう海運会社に対し、新造船建造時にGXスチール「JGreeX® 」を採用いただく提案を実施しました。「JGreeX® 」購入時のコストアップ分を、荷主や海運会社が単独で負担するのではなく、サプライチェーン全体で広く負担する仕組みを作ることにより、提案した海運会社8社全てから合意を取得、実建造に至り、まとまった数量の継続的な販売を実現しています。また、社会全体のCO2 削減の為のビジネスモデルを世界に先駆けて構築しました。
(他の優秀賞5件の詳細は省略)
2.新商品開発賞 (銀賞:4件)
案件名 「JFEの異幅仕口工法 SHIBORAN-NEO® 」
建築物においては、一般的に上層階の柱ほど断面が小さくなるよう設計されます。上層階の柱径を小さくする場合、一般的には四角錐台状の部材であるテーパー管を用いますが、接合部の鉄骨製作には高い技術と時間を要するという課題があります。今回開発した施工省力化に貢献する接合工法「SHIBORAN-NEO® 」では、上下柱をテーパー管ではなく直管と増厚ダイアフラム*1 で接合することで、①梁端の斜め切断が不要、②接合部の開先加工および溶接の自動化が容易、というメリットがあります。人手不足で鉄骨製作の省力化が求められる中、当社のロールコラムを用いた本工法により、お客様のさまざまな課題解決に貢献しています。
*1 柱に梁を接合する際、梁フランジからの応力で柱面に面外変形が起こらないように柱に取りつけられる板のこと
(他の銀賞3件ならびに銅賞8件の詳細は省略)
【写真】代表取締役社長 広瀬(前列中央)とJFEスチール社長賞の受賞者
【ご参考】JFEスチールの表彰制度概要
技術分野および業務改革等において会社経営に貢献した顕著な成果に対し表彰を行なうもので、(1)案件の内容に応じて「技術表彰」、「功績表彰」、「グループ表彰」に分類表彰され、主にそれらの中から特に優れたものを表彰する『JFEスチール社長賞』と、(2)オンリーワン・ナンバーワン商品の拡大に向けた『新商品開発賞』の、2つの賞から構成されます。表彰制度の概要は、以下の通りです。
【関連URL】
グリーン鋼材「JGreeX® 」のドライバルク船への一斉採用決定について
~国内海運8社とCO2 削減価値の社会分配モデルを構築~
https://www.jfe-steel.co.jp/release/2023/06/230620-2.html
施工省力化に貢献する接合工法「SHIBORAN-NEO® 」を開発
~異径柱接合部の鉄骨製作を合理化~
https://www.jfe-steel.co.jp/release/2023/11/231121.html
本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。
| JFEスチール株式会社 | 総務部広報室 | TEL 03(3597)3166 |