2021/11/25

「離婚と子ども」参加費無料のトークセッション「離婚家庭で育った8人のかつての子どもたちからのメッセージ~親の離婚を子どもの中で『完了』させるために~」を開催します。

特定非営利活動法人 ウィーズ 

かつて子どもの時に親の離婚を経験した8人の若者が、親の離婚以後、どのような気持ちで過ごしたのか、そして月日がたった今、何を思うのか打ち明けてくれます。

特定非営利活動法人ウィーズ~~は、12月19日(日)に親の離婚を経験した子どもの声を発信するトークセッションイベント「離婚家庭で育った8人のかつての子どもたちからのメッセージ~親の離婚を子どもの中で『完了』させるために~」を開催します。 このイベントでは親の離婚を経験した中学生~20代の若者8人が登壇し、彼ら・彼女らがどのように困難を乗り越え、どのように親の離婚を”完了”したかについて実体験を交えながら語ります。本イベントを通じて「離婚を経験した親御さん」や「親の離婚を経験した子ども(かつての子ども)たち」が今抱えている不安や孤独を払拭し、未来に向けて前向きに歩んでいける一助になればと考えています。 申込はこちら  https://bit.ly/3ojTnd0 (googleフォーム)



1 .離婚家庭の子どもたちが抱える不安・孤独感を解決したい


国内で離婚をする約20万組の夫婦のうち、親権を行わなければならない未成年の子どもをもつ夫婦は約6割です。
2012年1月に民法が改正され、両親の離婚時には子どもの利益を一番に考え、養育費や面会交流の取り決めが明文化されました。しかしながら離婚後の夫婦は父親または母親のどちらかが親権を持つ単独親権制度により夫婦間で親権や面会交流について調停や裁判で争うケースが年々増えています。2019年には離婚後の夫婦でも父親と母親の双方が親権を持つことができる共同親権制度の導入について国として検討もはじまり、2021年は法務省の法制審議会も動いています。

これに巻き込まれ離婚家庭や別居段階にある家庭の子ども (以下、離婚家庭の子ども)が苦しんでいます。安心できるはずの家庭では、子どもが親の傷つけあう姿を見て失望し、自らの自己肯定感を下げています。当団体では10年以上にわたり離婚家庭の子どもの支援を行ってきましたが、「親同士の争いを見たくない」「両親が今何を話し合っているのか、なぜこうなっているのか知りたい」「これからどうなるのか不安」という子どもたちの声は絶えません。

3組に1組が離婚するといわれる時代、離婚は珍しいことではなくなりましたが、親が離婚した子どもの内、約5割が「誰にも話せなかった」と答えています(ウィーズ独自調査、親の離婚を経験した子ども500人へのアンケート結果)。
今回のトークセッションで、同じ経験を持つ若者たちの想いや経験を発信することにより、今不安や孤独感を持つ子どもたちの一助となればと考えています。

2.親自身も悩んでいる「離婚後の子どもへの対応」

ウィーズには離婚した親御さんから「子どもに離婚についてどのように話したらいいかわからない」「元配偶者のことを聞かれても答えられない」といった声が届きます。
離婚というのは親御さんにとって心身ともに疲弊する出来事です。その親御さんの姿を子どもはよく見ています。そしてたくさんのことを考えています。しかし子どもはよく見ているがゆえに、親に対してなかなか本心を話すことができません。
親が離婚したら子どもはどんなことを考えているのか、どんなことを望んでいるのか、今回のトークセッションがヒントとなるでしょう。

3・参加費無料のハイブリッドトークセッション

今回開催するトークセッションは参加費無料。会場参加は定員70名で先着順です。当日は遠方などで会場参加ができない方のためにYouTubeを使ったライブ配信も行います。

開催概要
■日時      12月19日(日)14:30~17:00(開場14:00)
■場所      松戸市勤労会館(〒271-0077 千葉県松戸市根本8−11)
■参加定員    70名(会場)、ライブ配信は定員無し
■配信      YouTubeによるライブ配信
■参加申し込み  https://bit.ly/3ojTnd0 (googleフォーム)


「2017年6月実施同様のイベント開催時の参加者の声」

・子どもの生の声が聞けたので良かったです。子どもが親の離婚を受け入れるまで時間がかかるということが分かった。
内容はとても貴重で濃密なものでした。皆さんの声が本当に響きました。
当時者の生の声をもっと発信していくべきだと思う。

4.開催にあたって

NPO法人ウィーズ 理事長 光本 歩


私は2009年から、親の離婚を経験する子どもたちが気持ちをアウトプットできる場をつくりたいと願い活動してまいりました。私自身が「親の離婚を経験したかつての子ども」だからです。

私も、親が離婚したがゆえの“しんどさ”はいくつもありました。
お金がなくて進学が厳しい、バイトをしなければいけないから部活に思うように参加できない、一緒に住んでいる親や親族が離れて暮らす親の悪口を言う、他の家族ができることを自分の家族はできない……など。

しかし、私は運よく子ども時代に、その思いをぶつける先がありました。絵を書いたり、音楽を聴いたり、高校の時の先生に話を聴いてもらったり。
そして、私は親の離婚と自分の人生を切り分けて、前に進めるようになったのです。親の離婚という課題が、自分の中で整理され、「完了」したことが大きかったと思います。

今回のイベントでは、様々な背景があって親の離婚を経験した8名の10代~30代の若者が登壇してくれます。
彼ら・彼女らの話からは、困難にどう立ち向かうか・子どもたちにどのような支えが必要かというヒントがたくさんあります。
また、親の離婚を経験した子どもの生の声は、表に出てきづらいという現状もあります。それだけ親の離婚をマイナスの経験として捉え、ひとりで心にしまっている当事者がいることもまた事実だと思います。

子どもの当事者から聴く「完了」までの足跡は、同じように悩む子どもにとっても、親や支援者のみなさんにとっても希望になることとも思います。本イベントが、社会が広く「子どもの声」に向き合うきっかけになることを願っています。

■特定非営利活動法人ウィーズについて

親の離婚や別居、家庭環境に悩む子どもたちの支援を目的として活動しています。
主に10代の子どもたちからのLINE相談対応、面会交流支援、子どもたちの居場所づくりなどの活動を通じて子どもたちの支援を行っています。

設立:2016年3月
代表:光本 歩
所在地:千葉県船橋市習志野台4-710-14-201
URL: https://we-ed-s.com

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提供元:PRTIMES

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