2022/11/10

「燕三条 工場の祭典」実行委員による展覧会が『Red Dot Design Award 2022』にて最高賞となるグランプリ受賞

公益財団法人 燕三条地場産業振興センター 

「Tsubame-Sanjo Factory Museum」が、Red Dot Design Award 2022のBrands&Communication Design 部門にて受賞

2021年に燕三条地域で開催した展覧会「Tsubame-Sanjo Factory Museum」(主催:「燕三条 工場の祭典」実行委員会)が、世界三大デザイン賞の一つとされる『Red Dot Design Award 2022』ブランド&コミュニケーションデザイン部門において最高賞となる「グランプリ」を受賞しました。 2022年10月28日(金)、ドイツ・ベルリンにおいて開催された『Red Dot Design Award 2022』の授賞式でグランプリが発表され、受賞の運びとなりました。 グランプリは、部門最高賞である「Best of the Best」に選ばれた作品の中でも特に優れた作品に与えられる賞で、今年は約50の国から応募総数 9,000超から6件がグランプリに選出されました。




『Red Dot Design Award 2022』の授賞式には、「燕三条 工場の祭典」を共催する燕三条地場産業振興センターの理事長である滝沢亮三条市長と、実行委員会のメンバーが代表して参加しました。行政が関わるプロジェクトのグランプリ受賞は、日本国内では初めてとなります。
展示は地域の皆様とともに燕三条のものづくりの力や歴史をあらためて見直し、次なる時代に繋げていく機会を目指したものです。その取り組みが大賞受賞という栄誉ある形で評価いただけたことを大変光栄に思います。あらためて燕三条地域を支える多くの職人のみなさま、そして関係者各位に敬意を評します。そしてその炎を次代に繋ぐべく、私たちは今後もKOUBAで人を繋げてまいります。



Red Dot Design Awardについて

ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター(Design Zentrum Nordrhein Westfalen)が主催する『Red Dot Design Award』は、1955年に創設された世界最大級のデザイン賞です。同じくドイツの『iF Design Award』、アメリカの『International Design Excellence Awards(IDEA)』と並ぶ世界三大デザイン賞として知られます。
プロダクトデザイン、ブランド&コミュニケーションデザイン、デザインコンセプトの三つのセクションに分かれ、審査は年に一度、国際的なデザインの専門家により、革新性、機能性、人間工学、エコロジー、耐久性などの9つの基準から審査されます。



Red Dot Design Award 2022 のコメント

「Tsubame-Sanjo Factory Museum」は、廃工場を利用し、地域の金属加工の歴史と文化を紹介するユニークな企画展です。会場、展示物、プロジェクション、映像、グラフィック、音、光などの完璧な相互作用による演出で作られた展覧会は、抗えない鮮烈さがあります。(公式インスタグラムより引用)



授賞式の様子



左から2人目:壇上でトロフィーを受け取る 滝沢亮(三条市市長)
左:Peter Zec 氏(Red Dot Design Award FOUNDER & CEO)
右:Jean Jacques Schaffnersi 氏(Red Dot Design Award 審査員)
中央:「燕三条 工場の祭典」実行委員会メンバー

グランプリトロフィー

Red Dot Design Award 2022 授賞式の様子



Tsubame-Sanjo Factory Museumについて

『Tsubame-Sanjo Factory Museum』は、「燕三条 工場の祭典」実行委員会が2021年11月5日(金)から21日(日)にかけて開催した展覧会です。これまで燕三条のものづくりの歴史や文化を伝えることを目的に、イタリア・ミラノ、イギリス・ロンドン、シンガポール、台湾・台北、東京といった国内外で展覧会を開催してきました。本展は初めて燕三条で開催した展覧会で、2,000平方メートル 超の広さ、6m超の天井高をもつ研磨機を製造していた工場跡を舞台に、燕三条で生まれた職人の技術による高品質な製品、燕三条の歴史文化、『燕三条 工場の祭典』の歩みを紹介しました。



Tsubame-Sanjo Factory Museumのキービジュアルについて




本展の会場となった広大な廃工場に、ふたりの職人がピンクのラインを引き入れる姿をメインビジュアルとしました。往時の記憶を遺す場に引き込んだ太い一筋のピンクラインは、「燕三条 工場の祭典」のアイデンティティであるピンクストライプに発展する最初の一本であり、これから作り上げていく展覧会への強い意思を示すものです。燕三条を象徴する製品を作るふたりの職人は、師弟の関係にあります。熟練した技術をもつ名工から見習いの若手まで、職人たちが世代や立場を超えて力を合わせ燕三条の未来を築く姿を表現しました。



展覧会のデザインについて

会場では、製品や製造プロセスの什器展示と映像を組み合わせ、地域の主要な製品群を紹介しました。会場のもつ広さが損なわれないようレイアウトを工夫し、会場中央には全体を見渡すことができるベンチ機能も備えた曲面スクリーンを設置しました。
展示什器には工場で使用される金属コンテナを活用し、ツヤ消し加工が施されたアルミ板を組み合わせることで、工場の雰囲気と調和しながらも洗練された空気感を持つ展示什器を制作しました。スクリーンには金属板を使用し、一部スクリーンは4mもの高さに及ぶスクリーンを設置するなど、大規模な工場の力を活かした展示デザインとしています。これらの什器に使用した金属コンテナや金属板は、会期終了後、地域の工場等で再活用するなど廃棄物の削減を意識しています。



Tsubame-Sanjo Factory Museum 開催概要

タイトル:Tsubame-Sanjo Factory Museum(英) / 燕三条 ファクトリーミュージアム (日)
会 場:新潟県三条市西大崎1-1-18(旧 野水機械製作所 工場)
会 期:2021年11月5日(金)~21日(日)火曜日休館 開館時間:10:00-20:00
主 催 :「燕三条 工場の祭典」実行委員会

実行委員長:山田 立(玉川堂)
全体監修:山田 遊(method)
アートディレクション・デザイン:小林 弘和、山田 春奈(SPREAD)
撮影:神宮巨樹、古平和弘
プロジェクション:岸本智也
編集:山田泰巨
施工:斎藤 巧(SPACE DESIGN TAKUMI) / 斎藤 和也(ストカ)
プロジェクトマネジメント:横山 裕久(side)、坂井 小夜香(method)
プレス:小池 美紀(HOW INC)


Tsubame-Sanjo Factory Museum 展示風景 (2021年11月実施)

映像




画像












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提供元:PRTIMES

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