画像処理×AIで過検出の激減を実現「繊維・ロール検査装置」、卓上AI外観検査装置「GE-03」の提供を開始。 画像センシング展2023に出展。
株式会社 Pros Cons製品ラインナップを広げることで、より便利にGemini eyeをお使いいただけるようになりました。
製造業向け外観検査AIソリューションを手掛ける、株式会社Pros Cons(所在地:東京都江東区富岡一丁目26番15号 飯田ビル5階A室、代表取締役:安部 正一郎)は、繊維・ロール検査装置、卓上AI外観検査装置GE-03の提供を6月13日(火)より正式に開始します。また、6月14日(水)から6月16日(金)までで開催される、画像センシング展2023に出展します。
■1日で設定完了。即日導入できる外観検査AI「Gemini eye」
https://proscons.co.jp/
【画像センシング展2023】
6月14日(水)から6月16日(金)までパシフィコ横浜で開催される、国内外の画像処理機器・センシング技術が一堂に会する展示会です。
開催期間:6月14日(水)~6月16日(金)
開催場所:パシフィコ横浜
展示位置:D-19
出展製品:「繊維・ロール検査装置」「画像処理×AI」で過検出の激減を実現
「GE-03」卓上AI外観検査装置。0.1mmの微細な欠陥を高精度でAI検査
【繊維・ロール検査装置】
繊維、コイル材、フィルム、印刷物などのロール状の製品を自動で検査します。画像処理とAIを掛け合わせることで過検出の大幅な減少を実現し、高精度な外観検査を実現しました。検査装置は検査対象製品に合わせて個別に設計、開発をします。
<6つの特長>
特徴1 画像処理 x AI
従来の画像処理検査では、良品のバラツキに対処できず、大量の過検出に悩まされていました。当社では、画像処理の欠陥候補を改めてAIで判定する2段階検査を採用。これにより、過検出を1/10以下に低減することに成功しました。
特徴2 高精度を実現する良品学習AI
「”少しの違い”は良品としたい。」というニーズが多い一方で、画像処理だけでは難度の高いしきい値調整が要求されます。外観検査AI Gemini eyeは、良品を学習することで良品以外(=不良品)だけを検出するため、併用をすることで傾きや歪みといった”少しの違い”には反応せず、汚れや傷だけを検出させることができます。
特徴3 周期パターン解析アルゴリズム
対象物の周期パターンを自動で解析するアルゴリズムを開発。数%程度の微細な変化に左右されず、変化の大きい部分だけの検出を実現しました。高精度を実現するため、現存するアルゴリズムにとらわれず、お客様の課題にあった開発を行います。
特徴4 50m/minの高速判定処理
画像処理やAIは並列に計算され、複数カメラの高速検査も1台のPCで対応可能です。下の画像は4K画質のカメラを3台用いて、50m/minで流れるロールの検査をしている様子です。速度変動の影響を受けることなく、0.1mmの欠陥を安定的に検査しています。
特徴5 検査装置提供
当社は、撮像環境や治具、検査装置も合わせて提供します。ハードウェア、ソフトウェア一体で試行錯誤を行い、求められる検査精度の実現を目指します。
特徴6 品番等の設定
品番やしきい値はCSVで簡単に設定ができます。
繊維・ロール検査装置 スペック例
【卓上検査装置GE-03】
「手軽に卓上検査を完了したい」という要望に応えるため、卓上で簡単にGemini eyeの運用ができる製品を発売をします。
<4つの特長>
特徴1 微小な欠陥も簡単にAI検査
0.1mmの欠陥の検査も卓上で簡単に実現できます。電子基板や細かいデザインパターンがある製品の検査に最適です。
特徴2 過検出を抑えてしっかり検出
従来の画像処理手法では抑えることが難しかった過検出も、数十枚の良品をAIが学習することで最低限に抑えられます。画像処理手法と比べ、過検出を1/10以下に低減することに成功しました。
特徴3 自動位置補正
ステージに置かれた製品の位置ズレを自動で補正します。AIに検出させる前の位置回転ばらつきを減らすことで、安定的で高精度な検査を実現しています。
特徴4 領域ごとの検査基準
検査領域ごとに検査基準を設定できます。特定の領域を厳しく、緩くなど自在に設定可能です。
スペック
提供元:PRTIMES