製造業向け外観検査AIソリューションを手掛ける、株式会社Pros Cons(所在地:東京都江東区、代表取締役:安部 正一郎、以下「当社」)は、良品のみの学習で外観検査を実現するAIソフトウェア「Gemini eye」の基本特許(以下、本特許)を取得したことを発表します。
本特許は、良品のみで学習を行い、不良品を判別する外観検査AIソフトウェアについて取得したものです。
外観検査やAIの専門的な知識を保有しない方でも使いやすいソフトウェア構成にしており、「Gemini eye」として発売をしています。発生頻度の低い不良品ではなく、良品だけを使うことで外観検査の自動化を実現できます。
また、少量やバラツキの多い良品画像でも安定的な不良検出ができる独自のAIアルゴリズムを搭載し、他にはない高精度な外観検査を実現しています。
■特許概要
■本特許の背景
製造現場において、不良品の発生頻度は極めて低い一方で、傷やヘコミ・欠け・打痕などのバリエーションのある不良も絶対に見逃すことはできません。既存の画像処理技術だけでは複雑なルール設定が必要だったり、不良を教え込むAI手法では大量の不良品収集が必要だったり、現場の検査要求に応えるのは一筋縄ではいきませんでした。
この現状を打破するため、当社は2020年4月、外観検査AI「Gemini eye」を発売しました。独自開発のAIアルゴリズムを搭載し、不良品を集める必要がなく、良品のみ学習で外観検査ができるソフトウェアです。発売以来、支持を拡大し、日本を代表する大企業にも選ばれ続けています。本特許により、外観検査業務の更なる効率化を図ることができるようになります。
■今後の展望
本特許は、良品学習をベースとしたGemini eyeに関するものです。他にも教師あり外観検査AI「Gemini eye SV」や教師あり&なし統合外観検査 AI「Gemini eye Integration」など、様々なソフトウェア展開をしています。当社は今後も新機能の開発や改良に本特許を活用することで、当社にしか提供できない機能を拡充し、製造業界の生産性向上に貢献してまいります。
■提携先募集
現在当社では、Gemini eyeの更なる普及のため、以下の提携企業様を募集しております。
提携をご検討頂ける会社のご担当者様は、お問い合わせよりご連絡ください。
・カメラ、照明、検査装置等のハードウェアベンダー様
・Gemini eye販売パートナー企業様
・自社製品にGemini eyeを搭載希望の企業様