2024/07/01

【京都 蔦屋書店】小澤香奈子 個展「しろくゆらす」を7月7日(日)より開催。気配や感覚を、白い布に包まれたモチーフで表現する。

カルチュア・コンビニエンス・クラブ 株式会社 


《工房にひがあたる》2024/木パネル、砂、アクリル絵の具/146×97cm

京都 蔦屋書店(京都市下京区 京都高島屋 S.C.[T8]5F・6F)では、アーティスト小澤香奈子の個展「しろくゆらす」を、2024年7月7日(日)~7月24日(水)の期間に開催します。
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/41314-1044540701.html
概要
小澤香奈子は、漆、樹脂、粘土など様々な素材を使用して絵画や立体作品を制作するアーティストです。白い布に包まれた人のようなモチーフに、感情や感覚、ささやかな意思や願いを投影しています。近年は国内のみならず韓国、台湾、香港などのアートフェアへの出展や個展開催を精力的に行っており、可愛らしさと奇妙さが共存した作品が、アジア圏でも高い人気を得ています。
小澤の作品は、糸が人の手で紡がれ一枚の柔らかく丈夫な布になるようなイメージで、主に白い素材を何層にも塗り重ねて制作されています。そうすることで、作品やその余白に命を宿し、自身が表現したい様々な感情や感覚などを中に閉じ込めようとしています。「白く揺らす」と「白を燻らす(くゆらす)」という言葉から生まれた今回の展示タイトルのように、作品から漂う「白い」気配、静かな命の息遣いを感じる作品世界をお楽しみください。


《かたち-決意- u01》2024/木材、漆、レジン/5×4.5×6.6(h)cm(台座サイズ Φ9cm)

《きっかけは予感と空腹》2024/木パネル、アクリル絵の具、粘土/27.3×41.2cm

アーティストステートメント
私の作品は「包まれた状態のもの」がメインのモチーフになっています。
よく「どうして布で包まれた人が登場するのですか?」「どんな意味があるのですか?」と聞かれます。

作品を発表し始めた当初は、「小さな頃に自分が布をかぶって遊んでいた事が原体験となっています」と答えていましたが、何年も描き続けているうちに「包まれている」ことに対して感じている意味が少しずつ変化してきました。
変化してきたというより、言葉に出来なかった部分が少しずつ言葉に出来るようになってきているという事かもしれません。

最近、包まれている状態というものは「心」を感じるから好きだなと思います。
そして包まれたものを含んだ形に、そっと「ふくらむ」というのが私にとってとても心地良いのです。

何かしらの意味があって「包まれている」
何かしらの想いがあって「包む」

包む時、包まれる時、包まれたものを見る時に、何か目に見えないものを感じようとする「心」の存在にとても大きな価値を感じることがあります。

「包む」と「包まれる」という行為から発生した心の動きには、優しさや何かを大事にするささやかな祈りのようなものが宿っている気がして、それは小さくて世界を丸ごと変えるような強さではないかもしれませんが、個人の世界を変えるには充分な温度のあるものだと感じます。

モチーフの中身はとても現実味のある物の場合もあれば、気配や、雰囲気、感情のような目には見えないものの場合もあります。

包まれた状態というものは、境界や断絶とも捉えられる場合があるかもしれませんが、優しさや生命の温かさ、そして人間の中に潜む可笑しみが存在することを願っています。

日常の様々なところに存在する包みもの。
日々生きる、自分の心の中にも存在する包みもの。
そんな包まれたものの静かで確かなエネルギーを感じてもらえると嬉しく思います。

小澤香奈子
販売について
展示作品は、店頭とアートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」にて販売します。
店頭|7月7日(日)10:00より販売開始。
OIL by 美術手帖|7月7日(日)12:00から7月24日(水)20:00の期間に販売します。
※プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
https://oil.bijutsutecho.com/gallery/1131
アーティストプロフィール



小澤香奈子(おざわかなこ)
千葉県出身。東京工芸大学メディアアート表現学科卒業。

【展示歴】 ※直近5年のみ掲載
2019/03  Art Fair Tokyo2019 / (Tokyo)
2021/03  Art Fair Tokyo2021 / (Tokyo)
2021/10  KIAF 2021 (Korea)
2021/07  solo exhibition “しじまの空寝” / Tomura Lee (Japan)
2021/11  solo exhibition “靜謐微光 The Blinking of Silence” / i art gallery(Taiwan)
2022/05  The Joint Exhibition “Please, Please Me” / p/zzzz 藝廊 Gallery(Taiwan)
2022/09  KIAF 2022 / Tomura Lee (Korea)
2022/09  Art Fair Asia Fukuoka / (Fukuoka/Japan)
2022/10  “Living with Art”/ Lane Crawford “PACIFIC PLACE HOME STORE” (Hong Kong)
2022/11  The Joint Exhibition “My First Art” / ISETAN (Tokyo)
2023/03  Art Fair Tokyo 2023 / (Tokyo)
2023/03  solo exhibition “MY LITTLE PLANET” / yee society (Hong Kong)
2023/09  KIAF 2023 / Tomura Lee (Korea)
2023/09  Art Fair Asia Fukuoka / (Fukuoka/Japan)
2023/10  Art Taipei, Tomura Lee (Taiwan)
2024/03  solo exhibition “棲身於・Habitat of Wrapped Indication” / i art gallery(Taiwan)
展示詳細
小澤香奈子個展「しろくゆらす」
会期|2024年7月7日(日)~7月24日(水)
時間|10:00~20:00 最終日は17:00まで
会場|京都 蔦屋書店 6F アートウォール
主催|京都 蔦屋書店
協力|TomuraLee
入場|無料
お問い合わせ|075-606-4525
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/41314-1044540701.html
京都 蔦屋書店
京都高島屋S.C.[T8]5・6階に位置する京都 蔦屋書店は、全フロアを通じてアートと文化の「伝統と最先端」が共振する場です。芸術分野を広く取り扱う約6万冊の書籍と、日常のアートピースとなるような文具・工芸品のほか、フロア内に点在するアートスペースでは、注目の現代アート作品を展示。店頭と合わせてECサイトでもご案内いたします。約120席あるSHARE LOUNGEでは、カフェや仕事場、イベントスペースとして、居心地の良い空間を提供します。住所|〒600-8001 京都府京都市下京区四条通寺町東入⼆丁目御旅町35 京都高島屋S.C.[T8]5・6階
電話番号|075-606-4525
営業時間|10:00~20:00
※6Fシェアラウンジのみ、8:00~22:00
HP|https://store.tsite.jp/kyoto/
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TTC LIFESTYLE株式会社
TTC LIFESTYLE株式会社は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ、高島屋、東神開発が設立したアート販売における相互チャネルの活用、ライフスタイルコンテンツを提案する店舗の出店・運営を行う合弁会社です。3社の強みである「ライフスタイルや文化の発信・提案」に関わる合弁事業を行うことで、シナジーの最大化を目ざします。また、アート分野の市場開拓に取り組むとともに、魅力的なコンテンツの提案を通じてアートシーンの活性化および、お客様のより豊かなライフスタイルの実現に貢献してまいります。

CCCアートラボ
CCCアートラボは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中で「アートがある生活」の提案をする企画集団です。わたしたちは「アートがある生活」の提案を通じて、アートを身近にし、誰かの人生をより幸せにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。これまで行ってきた、店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、わたしたちだからできるアプローチで企画提案をします。
https://www.ccc-artlab.jp/

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提供元:PRTIMES

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