三菱総合研究所、企業1万社を対象に働きがいに関する実態調査を実施
厚生労働省からワークエンゲージメント向上に関する事業を受託
2024.8.28
株式会社三菱総合研究所
POINT
株式会社三菱総合研究所（代表取締役社長：籔田健二、以下 MRI）は、4月1日、厚生労働省から「令和6年度働く人のワークエンゲージメントの向上に向けた支援事業」を受託しました（以下 本事業）。本事業では、企業が従業員の働きがい向上に取り組む際の支援策について、全国の企業1万社を対象としたアンケート調査や、先進企業へのインタビュー調査等を行い、事例集を取りまとめます。年度末には事業成果を紹介するセミナーを開催予定です。
1. 背景
近年、従業員の定着率・生産性の向上の観点から、従業員のワークエンゲージメント※向上に前向きな企業が増えています。しかし、先進的・主体的に取り組む企業がある一方、関心はあるものの取り組みには至っていない企業もあるなど、まだ十分に浸透しているとはいえません。
そうした状況を踏まえ、本事業では、ワークエンゲージメントも含めた企業における「働きがい向上」に関する意識や取り組み状況を調査します。取り組みの意義や効果を事例集にまとめ、さらなる普及を目指します。
※：仕事へのやりがいや熱意、仕事から得る活力等、個人と仕事の関係に着目した概念。類似の概念として、個人と所属組織との関係性に着目した従業員エンゲージメントがある。
2. 概要
(1) 令和5年度の成果
本事業は令和5年度に開始され、ワークエンゲージメントの概念や働きがい向上に取り組む意義を検討し、その結果を簡潔にまとめたリーフレットを作成しました。
令和5年度の成果はこちらからご覧になれます。
(2) 令和6年度の事業内容
5年度の成果を踏まえ、6年度は、慶應義塾大学 島津明人教授を座長とした有識者による検討委員会の指導助言の下、以下を予定しています。
①企業アンケート調査
8月下旬～10月、全国の企業1万社を対象に、働きがい向上に関する取り組みの実態・効果・課題を把握するためのアンケート調査を実施
②企業インタビュー調査
先進的な取り組みを実施する企業へのインタビュー調査を実施
③事例集の作成
①、②の調査結果を取りまとめた事例集を作成、配布（5,000部程度）
④セミナーの開催
年度末に、事業成果を紹介するセミナーを開催予定
対象：企業経営者や人事担当者
内容：ワークエンゲージメントをはじめとした従業員の働きがい向上に関心のある方への支援の一つとして、働きがい向上の意義や効果、取り組む上での具体的内容を紹介予定
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