インフルエンザの大阪府における定点あたりの患者報告数(※1)は、2024年第52週(12月23日から12月29日)は「66.27」と前週の「45.75」からさらに増加し、過去最多を記録しました。 年末年始は休診の医療機関が多かったため、2025年第1週(12月30日から1月5日)は「25.36」と減少しましたが、現在も引き続き感染が大流行していると考えられます。 感染予防のため、改めて手洗いや咳エチケットなどの基本的な感染対策の徹底をお願いいたします。また、重症化リスクのある方は、予防接種もご検討ください。
次回のインフルエンザの発生状況のお知らせは1月16日(木曜日)です。
※感染予防について注意喚起を行うため、原則として毎週木曜日にインフルエンザの発生状況をお知らせしています。(ただし、木曜日が祝日の場合は、翌開庁日にお知らせします)
【数値の目安】
・流行期入り…1
・注意報基準…10
・警報基準…30
※1「定点あたりの患者報告数」とは 定点医療機関からの総患者報告数を定点医療機関数で割った数のこと。 定点医療機関とは、定点把握対象5類感染症(インフルエンザ等)の発生状況を地域的に把握するため、人口及び医療機関の分布等を勘案して選定した医療機関のこと。府内のインフルエンザの定点医療機関数は約300。
数値は速報性を重視しているため、その後の調査により公表数値に若干の変更が生じる可能性があります。
参考:新型コロナウイルス感染症の発生状況
新型コロナウイルス感染症の大阪府における定点あたりの患者報告数は、2024年第52週(12月23日から12月29日)は「3.67」、2025年第1週(12月30日から1月5日)は「2.38」でした。 インフルエンザと同様に、今後、感染拡大する恐れがあります。基本的な感染対策とワクチン接種のご検討をお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症は2023年(令和5年)第19週から定点把握を開始したため、2023年第19週以降のデータを掲載しています。
インフルエンザの予防対策
- こまめに手洗いや手指消毒を行いましょう。
- 咳やくしゃみが出る時は「咳エチケット」を心がけましょう。
- 症状がある場合に外出する際は、人混みは避け、マスクを着用しましょう。
- 重症化リスクの高い方への感染を防ぐため、受診時や医療機関・高齢者施設を訪問するときはマスクを着用しましょう。
- 発熱などの体調不良時にそなえて、常備薬を確保しておきましょう。
- 日頃から栄養バランスのとれた食事や十分な睡眠をとり、身体の抵抗力を高めましょう。
- 重症化を防ぐために、ワクチン接種をご検討ください。
医療機関の受診に際して
なるべく医療機関の通常の診療時間内での受診をお願いします。救急医療は緊急事態に備えるためのもので、限られた医療スタッフで運営されています。通常の診療時間内の方が検査などを含めた診療体制が整っていますので、なるべく通常の診療時間内での受診をお願いします。
お問い合わせ先
地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所 健康危機管理課:06-6972-1327
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