2022 年 11 月 1 日
千代田化工建設株式会社
IR・広報・サステナビリティ推進セクション
西村経済産業大臣による脱水素プラント視察
千代田化工建設株式会社（本社：横浜市、会長兼社長：榊田 雅和、以下「当社」）が三菱商事株式会社、三井物産株式会社、日本郵船株式会社と共同で設立した次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合（AHEAD）が所有する東亜石油株式会社京浜製油所内の脱水素*1 プラントを、10 月 21 日、西村康稔経済産業大臣が視察されました。AHEAD が 2020 年に遂行完了した世界初の国際間水素サプライチェーン実証事業*2、水素キャリアとしての SPERA 水素(TM)*3 を利用した当社の水素貯蔵・輸送技術の特徴と事業展開についてご紹介しました。
当社は SPERA 水素技術を通して、水素社会の早期実現、日本や世界各国が目指す 2050 年カーボンニュートラルに貢献していく所存です。
以 上
*1 脱水素
脱水素反応（dehydrogenation reaction）を略した呼び方で、触媒を用いて有機化合物から水素を取り出すことをいう。
*2国際間水素サプライチェーン実証事業
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術開発機構（NEDO）の助成を受けて実施した事業。
*3 SPERA 水素
液体有機水素キャリア（Liquid Organic Hydrogen Carrier: LOHC）としてのメチルシクロヘキサン（methylcyclohexane: MCH）を指し、当社が独自に開発した脱水素触媒を用いて水素を輸送・貯蔵するSPERA 水素技術の核になる物質。MCH は常温・常圧で液体であり、化学的にも安定しているため取り扱いが容易で、既存の石油・石化製品の規格やインフラを活用することが可能。修正液の溶剤などに幅広く使用されている。
SPERA はラテン語で“希望せよ”の意味。
以上
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