中期経営計画の策定並びに「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」に関するお知らせ

2024/05/14  株式会社 栗本鐵工所 

2024年5月14日
株式会社 栗本鐵工所

中期経営計画の策定並びに
「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」に関するお知らせ


当社は、「クリモトグループ新中期3ヵ年経営計画 2024~2026」を策定し、本日開催の取締役会において決議いたしましたので、お知らせいたします。

また、本計画の中で「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」についても言及しておりますので、併せてお知らせいたします。



1.新中期3ヵ年経営計画の策定

当社グループは、2030年にありたい姿である「将来にわたって社会へ貢献できる企業グループ」を目指し、資本コスト経営およびサステナビリティ経営の推進を図り、全てのステークホルダーの期待に応えるべく「クリモトグループ新中期3ヵ年経営計画2024~2026」を策定いたしました。本計画期間である2024~2026年度を2030年にありたい姿に向けた変革成長準備期間と位置づけ、企業価値向上に向けグループ一丸となって取り組んでまいります。

新中期3ヵ年経営計画における定量目標や重点施策は以下に記載のとおりです。

(1)定量目標 単位:百万円

項目2023 年度実績2024 年度目標2025 年度目標2026 年度目標
売上高 125,925 124,000 125,000 130,000
営業利益 7,460 7,000 7,500 8,000
営業利益率 5.9% 5.6% 6.0% 6.2%
ROE 7.1% 3年間継続して7%以上

(2)重点施策

①事業ポートフォリオ戦略の明確化による事業別成長戦略

市場成長が見込まれる事業を成長牽引事業と位置づけ積極投資対象とします。またキャッシュ創出の源泉である安定収益事業は、市場変化に対応したシステム販売の強化、周辺事業領域への進出、新製品開発に注力し収益基盤をさらに強化します。

②財務戦略

成長牽引事業への投資を拡大するとともに、資本効率の最適化を目指し、配当性向の引き上げをはじめとした積極的な株主還元の実施や、政策保有株式の縮減を目指します。

◆株主還元方針

・前中期経営計画の目標であった「配当性向3年平均30%超」は達成
・新中期経営計画期間においては「各年度で配当性向50%以上」を目標とする※
・自己株式の買い付けは、資本構成/効率を考慮し適宜実施する
※本日開示の「剰余金の配当等の決定に関する方針変更のお知らせ」に詳細記載がございます

◆政策保有株式の縮減方針

・新中期経営計画期間において「保有額の30~40%の縮減」を目指す
・中長期的には「連結純資産に対する政策保有株式の割合を10%未満」を目指す

③ESG戦略

CO2排出量の削減(E 環境)、社員エンゲージメントの向上や多様性の実現(S 社会)、政策保有株式の縮減(G ガバナンス)等に注力します。

2.資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応

当社はROEを含め前中期経営計画の定量目標値を達成いたしましたが、依然としてPBRは 1 倍を下回る状況が続いております。当社グループが市場評価を得るためには株主資本コストを十分に上回る更なる資本収益性の向上、成長牽引事業への注力、資本コストの低減が必要であります。

企業価値向上に向けた対応方針や対応策につきまして、新中期経営計画の中で言及しております。そちらをご確認下さい。

3.添付資料

「クリモトグループ新中期3ヵ年経営計画 2024~2026」

以上

公式ページ(続き・詳細)はこちら
http://www.kurimoto.co.jp/release/release/pdf/ir20240514-04.pdf

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