2023年８月７日
株式会社アイロムグループ
株式会社ワールドスキャンプロジェクトとの Medical web３時代のウェルビーイング実現に向けた
戦略的パートナーシップ契約締結のお知らせ
株式会社ワールドスキャンプロジェクト（本社：東京都新宿区、代表取締役 CEO 上瀧 良平、以下「W.S.P」という）と株式会社アイロムグループ（本社：東京都千代田区、代表取締役 森 豊隆、以下「I’rom Group」という）とは、両社の強みを生かし、NFT（非代替性トークン、※１）を活用した Medical web３（※２）を共同で構築することを目的とした戦略的パートナーシップ契約を本日締結しました。
また、Medical web３における企画の第一弾として、iCELL BANK プロジェクト（2024 年サービス開始予定）をスタートいたしましたので、下記の通りお知らせします。
記
１．戦略的パートナーシップの背景・意義
ブロックチェーン技術を基盤とする NFT は、近年、世界的に注目が高まっております。そのような中、W.S.P と当社が協業することで、「再生医療 × NFT」という新規性の高いプロジェクトを立ち上げ、健康に高い関心を持つ方々に向けた、ご自身の iPS 細胞を使用した再生医療の提供およびQOL の向上など、Medical web３時代におけるウェルビーイングの実現を推進してまいります。
2024 年サービス開始予定の iCELL BANK プロジェクトは、Medical web３における企画の第一弾として提供するもので、今後も様々なサービスを提供してまいります。
２．iCELL BANK プロジェクトの概要
当社グループが所有する CytoTune(R)-iPS（※３）の技術を用いて、お客様個人の iPS 細胞を作製・保管することで、その iPS 細胞から分化させた細胞（お客様ご自身の細胞）を使用した再生医療やオーダーメイド化粧品などにご利用いただくことが可能になります。
３．W.S.P について
W.S.P は、東京とニューヨークを拠点とするドローンを活用したサービスや web３インフラ、NFT に関するサービスを提供する企業です。2019 年に米国で起業（2020 年日本法人を設立）し、ドローンをはじめとする様々な研究開発と教育サービスを展開しています。
詳しくは W.S.P ホームページをご覧ください。
https://world-scan-project.com/
４．業績に与える影響
Medical web３における新たな事業・サービスの推進については、今後両社で協議し、より具体的な実施計画を決定する予定です。
本戦略的パートナーシップは新たな事業機会を創出できるものであり、中長期的な当社の業績に寄与するものと期待しており、業績への影響につきましては、詳細が決まり次第、必要に応じて速やかにお知らせいたします。
【Medical web３概念図】
※１．NFT
Non-Fungible Token（非代替性トークン）の略称で、代替不可能な価値を持つものを表します。例えば、個人に由来する iPS 細胞に関連するデジタルデータなど、全く同じものが存在しない、唯一無二の価値を持つものであることを意味しています。
※２．web３（Web3.0）
ブロックチェーン技術を基盤とした、価値の共創・保有・交換などを行う経済のこと。世界では、NFT 取引、分散型金融（DeFi）、ゲームと金融の融合（GameFi）など、暗号資産や NFT 等のトークンを用いた多様なスタートアップが誕生しており、さらにメタバースとの掛け合わせも含めた新たなデジタル経済圏の創出が進められています。
経済産業省 HP より一部引用
https://www.meti.go.jp/policy/economy/keiei_innovation/sangyokinyu/Web3/index.html
※３．CytoTune(R)-iPS
CytoTune(R)-iPS は、京都大学の山中伸弥教授の iPS 細胞作製技術と、I’rom Group の 100％子会社である株式会社 ID ファーマのセンダイウイルスベクター技術を融合させて開発した iPS 細胞誘導キットであり、本キットを用いることにより、一回のベクターの使用で体細胞から iPS 細胞を効率よく誘導することができます。特にヒトに大きな苦痛を与えずに採取できる末梢血・血液細胞からの効率的な誘導が可能であり、他の方法と比べて優れた性能を有しています。さらに本キットを用いて作製された iPS 細胞は、元の細胞の染色体上の遺伝子配列を無傷にそのまま維持しており、また、iPS 細胞誘導に用いたベクターが細胞から素早く消失されるよう改良されているため、国内外の研究者から高い評価を受けております。
以 上
