波長可変レーザの周波数安定化を可能にするレーザサーボコントローラ(型式:LLP-100)を発表

2024/09/03  santec Holdings 

波長可変レーザの周波数安定化を可能にするレーザサーボコントローラ(型式:LLP-100)を発表

2024/09/03

日本語ニュースリリース

製品名:レーザサーボコントローラ(Laser Lock Pro)
製品型式:LLP-100

santec LIS株式会社(本社 愛知県小牧市)は、santec波長可変レーザ(TSLシリーズ)の新しいアドオンモジュールとして、レーザロックプロ LLP-100(以下「本製品」といいます。)を開発しました。本製品は、レーザの発振周波数を安定化するためのレーザサーボコントローラで、弊社波長可変レーザ(TSLシリーズ)の発振周波数を、ユーザ所有の周波数基準器にロックさせることができます。本製品はTSLシリーズに最適化された設計となっていることから、複雑な調整をすることなく、弊社提供のGUIにより、容易にTSLの発信周波数を安定化できます。ガス吸収セル、Fabry Perot(FP)共振器など、さまざまな周波数基準器に対応しており、また、Pound-Drever-Hall (PDH)法、サイドフリンジロック法などの各種のフィードバック制御においてご使用いただけます。本製品とTSLの組み合わせは、量子応用実験において重要な共振器・原子分子の吸収への発振周波数安定化や、シリコンフォトニクスデバイス上の微小光共振器を利用した光周波数コム連続発振など、レーザの波長可変性と発振周波数安定性の両立が必要な最先端の研究に理想的な製品となります。

新製品の特長
・ TSLの発振周波数安定度を大幅に向上
TSL-570単体(オープンループ)と比較し、LLP-100と組み合わせることで周波数安定度が約50倍に向上
・ 専用ソフトウェアによる高度な連動制御
波長可変レーザとレーザサーボコントローラによる一体制御
自動ロック制御により10秒以内のロックも可能
・ 用途によって選べる周波数ロック機能
手動での周波数ロックの他に、自動ロック、ロック復旧モードや、トリガー信号によるロック制御モードを搭載
・ 必須の調整・監視機能を搭載
レーザ波長調整・監視機能、PIDコントローラ、関数発生器など、周波数ロック調整時に必須の機能を搭載

尚、9月11日から中国・深?で開催されるCIOE 2024展示会の当社ブース# 10A52、9月15日からカナダ・モントリオールで開催されるIEEE Quantum Week 2024展示会の当社ブース#TTFにて展示致します。


santec Holdings株式会社について

創業:1979年
本社:愛知県小牧市
株式市場:東京証券取引所 スタンダード市場(6777)
従業員数:310名
グループ事業内容:光部品・光測定器の開発、製造、および販売
連結子会社等:
santec AOC株式会社(愛知県 小牧市)
santec LIS株式会社(愛知県 小牧市)
santec OIS株式会社(愛知県 小牧市)
santec Japan株式会社(愛知県 小牧市)
SANTEC GLOBAL CORPORATION (米国 ニュージャージー州)
SANTEC U.S.A. CORPORATION (米国 ニュージャージー州)
Santec Canada Corporation (カナダ オンタリオ州 オタワ市)
Santec California Corporation (米国 カリフォルニア州)
SANTEC EUROPE LTD. (英国 オックスフォードシャー州)
?德科(上海)光通信有限公司 (中国 上海市)
会社紹介:
1984年に光ファイバ検査装置を世に送り出し、現在では世界中の主要な通信事業者、伝送装置/サブシステムメーカー、最先端の研究施設や大学等へ販売実績がある光技術のパイオニア企業である。

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