フェンディ、フレンチリビエラの魅力にインスパイアされたカンヌの新店舗をオープン

2024/05/13  フェンディ・ジャパン 株式会社 

イタリア・ローマ(Rome)を代表するラグジュアリーブランド フェンディ(FENDI) は、仏・コート・ダジュール(Côte d’Azur)のカンヌ(Cannes)に新店舗をオープンいたしました。



フェンディの世界観とフレンチリビエラの魅力が出会う510平方メートルに及ぶスペースには、ウィメンズとメンズコレクションのフルラインナップが陳列され、ユニークな雰囲気の中でお楽しみいただけます。2階にはVIPルームとプライベートテラスが用意され、クロワゼット(Croisette)の美しい海辺の景色を眺めることができます。店舗のデザインコンセプトは、フェンディの建築部門により開発されました。

1階のファサードには、巧みな職人技によるガラス製ランプが縦に配置され、屋内と屋外との対話を生み出しています。昼も夜も窓を照らすランプの直立した形状は、地中海の港に映る光の風光明媚な雰囲気にインスパイアされたものです。

店内に足を踏み入れると、海の世界をイメージした豪華な美学と世界観でゲストをお迎えします。店舗の中央には、アッシュ材とチーク材で作られた立体的でユニークなキューブが設置され、ボートのデッキを思い起こさせます。店内の2つの試着室は、航海をイメージしたハンドルのついたドアから入室でき、その横には、フェンディのアイコニックな数々のハンドバッグが、クロムメッキのディテールを施したエンボス加工のファブリックニッチに展示されています。

メインルームの床と壁には、特徴的なアクアグリーンの葉脈が流れるオーシャントラバーチン大理石が使用され、側面のニッチには、トラバーチンの棚とフェンディの「ペカン(Pequin)」ストライプのモチーフを形作る石膏が背景に配されています。トラバーチンのリブ加工を施した正方形の柱は、ローマ建築とフェンディのルーツを彷彿とさせるもので カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)がデザインした立体的な「FF」ロゴで飾られています。

リビエラのインスピレーションは、丸みを帯びたエッジの木製と金属製のミラーや、新しいブティックのために特別にデザインされた天然アガベ繊維の手織りカーペットからも想起されます。ブルーとグリーンを基調とした特注のセラミック製の花瓶は、古くから伝統工芸で知られるヴァロリス(Vallauris)村で作られました。

メンズコーナーは店舗の中央に配置されたキューブの背後に広がり、レディ・トゥ・ウェアとアクセサリーコレクションが並びます。マキシム・デルクール(Maxime Delcourt)がデザインした、丸い木製テーブルのあるサロンエリアを中心に展開され、オーシャントラバーチンの壁は床との連続性を持たせて、洗練された雰囲気を演出しています。

さらに奥にある、ウィメンズのレディ・トゥ・ウェアとシューズエリアには、古代ローマのテクスチャーにインスパイアされたトラバーチンの壁と、立体的なニッチが交互に配置されています。くつろいだ居心地のリビングエリアは、マキシム・デルクールによる長方形のウッドテーブルと、アルダ・イェニェ(Arda Yeniay)によるトラバーチンベンチ「エタニティ(Eternity)」が、温かみのあるナチュラルなトーンで演出されています。

外からも見通せるエントランスのレザーグッズコーナーは、ハンドメイドの質感が特徴のガラス製「FF」ロゴランプと棚により明るく開放的な雰囲気が演出されています。水面の反射をイメージしたデザインは、ファサードのランプと連続性を持たせ、広々としたブティックの窓から差し込む光は空間を満たしています。

2階は特別な予約やイベント専用フロアとなり、ダイニングエリアと、クロワゼットの絶景を望む広いテラスにつながるサロンに分かれています。壁と天井は温かみのあるコンクリート製で、床は対照的なダークカラーのウェンジ木材の寄木細工が敷かれています。柔らかく曲線を描いた壁には、ホーム デコール コレクションの特別な作品が展示されています。

ソファエリアには、エマニュエル・シモン(Emmanuelle Simon)によるセーブル色の家具が、手織りの大きなアガベ繊維のカーペットの上に置かれています。ハンドメイドのファイバーグラスを大理石の粉で仕上げた丸いダイニングテーブルの上部には、ジョパト(Giopato)とクームス(Coombes)のシャンデリアが並びます。

風通しのよい大きな窓はテラスに繋がり、テラスの床はトラバーチンの正方形タイルが敷かれています。また、木製と中間色のファブリックで仕上げたパーゴラは、昼も夜もゲストを迎えるのにぴったりの日陰を作ってくれます。地中海のエッセンスを取り入れた植栽がオープンエリアを彩り、チーク材のバーカウンターには、アストゥッチオ(Astuccio)の職人技にインスパイアされた、立体的なモチーフがあしらわれています。

屋内のVIPスペースを補完するかのように、壁一面にオリヴィア・コグネ(Olivia Cognet)がフェンディのDNAを解釈してデザインした、特注ハンドメイドの陶芸作品が飾られています。このデザインには、「FF」ロゴ、ひし形パターン、古代ローマ建築の典型的なアーチデザインなど、フェンディを象徴する要素が、波や幾何学的なモチーフと組み合わせられています。オリヴィア・コグネが手がけた陶磁器における地元のノウハウや魅力は、階段に設置された専用デザインの壁面彫刻や、特別展示コーナーに置かれたブルーとグリーンの花瓶やトーテムなど、ブティック全体に広がります。

他の画像

関連業界