デジタル貿易分野を代表し、Open RANのビジネス活用向けた議論に参加
貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz(R)︎」を運営する株式会社トレードワルツ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小島 裕久、以下:トレードワルツ)は、2023年11月1-2日にかけて開催された、総務省主催のASEAN各国の局長級等が参加する「日ASEAN Open RANシンポジウム」で登壇しましたので、ご報告いたします。
■日ASEAN Open RANシンポジウムについて
ASEAN地域では、デジタル接続性の向上が課題となっているところ、ASEAN諸国の5Gネットワーク整備に係る政策課題を共有し、今後の国際協力の在り方及びOpen RAN(※1)の活用方策を追求することを目的に、日ASEAN友好協力50周年に当たる本年に総務省主催にて開催されたイベントとなります。
(※1)Open RANとは:標準化された無線のアクセスネットワーク(RAN)の仕様をオープンにし、異なるベンダー同士のシステムや機器の相互接続を可能とする仕組み
■トレードワルツのこれまでの取り組み
トレードワルツは今年3月にタイ開催のイベントシリーズで登壇後、6月には、カンボジア・プノンペンで開催された日ASEAN友好協力50周年記念イベント「日カンボジアの貿易円滑化・デジタル化」に登壇、パネルディスカッションに参加しています(
https://www.tradewaltz.com/news/5628/ )。また、「日ASEAN経済共創ビジョン」で発表された「ブロックチェーン技術を活用した、日ASEANにおける商流・物流・金流の貿易手続きデジタル化・連携」の施策に則り、ASEAN各国と協業し、貿易デジタル化の取り組みを進めています。
関連プレスリリース:
https://www.tradewaltz.com/news/6170/ ,
https://www.tradewaltz.com/news/6225/ ,
https://www.tradewaltz.com/news/6257/ ,
https://www.tradewaltz.com/news/6278/ ,
https://www.tradewaltz.com/news/6523/
今回、弊社はシンポジウム2日目に行われた官民パネル「新興技術に係る国際協力」をテーマに行われたパネルディスカッションに参加しましたので、その様子を下記ご報告いたします。
■
日ASEAN Open RANシンポジウム概要
Day1(11月1日) プログラム
Day2(11月2日)プログラム
<新興技術に係る国際協力 パネルディスカッションについて>
AI・ブロックチェーンなどの先端技術を使う日本の民間デジタル企業が、現状ASEAN方面でどのような海外展開・協業を行っているのか、5G/Open RANをどのようにビジネス活用できるか、それぞれの経験や見解を交換しました。モデレーターとして総務省、パネリストとしてデジタルID分野からは株式会社両備システムズ、デジタル通貨分野からはソラミツ株式会社、デジタルヘルスケア分野からはオリンパス株式会社、そして、デジタル貿易分野として弊社が登壇致しました。
各パネリストが行う10分間のプレゼンテーションでは、弊社が運営する貿易プラットフォームTradeWaltzや、ASEAN加盟国との協業に関する紹介、Open RANへの期待などを発表しました。その後、パネリスト同士で議論を行い、弊社はASEAN各国政府に期待することや、ASEANでの提供実績・価格などに関して回答しました。(冒頭の写真はこのパネルの様子)
またトレードワルツは、Day1のお昼に行われたネットワーキングランチ、及び、夜に行われたレセプションにも参加致し、関係者との交流を深めました。
[関係者のコメント]
総務省国際戦略局 国際展開課長 嶋田 信哉
「日ASEAN友好協力50周年となる記念すべき本年に、トレードワルツ社をはじめとする優れた技術を持つ日本企業の皆様方の参加を得て、ASEANの友好国に対し5G/Open RANネットワークで実現できる素晴らしい未来のイメージを提示することができ、大変感謝しております。ASEAN諸国を含め、世界各国との連携強化、日本の経済成長、グローバルな経済安全保障の確保に向け、日本政府一体となって取り組んで参りますので、今後とも御協力の程よろしくお願いいたします。」
株式会社トレードワルツ
執行役員COO、CMO 兼 マーケティング&セールス本部長 染谷 悟
「この度、日ASEAN Open RANシンポジウムで登壇の機会を頂きましたこと、心より感謝申し上げます。弊社ではブロックチェーン技術を活用しながら、日本、ASEANを中心とした貿易実務のデジタル化に取り組んでいますが、Open Ranにより貨物に取り付けたIoTセンサーなどからの無線情報が高速に日・ASEANでつながる時代には、貨物の位置情報や在庫状況などがリアルタイムに分かり、パンデミックや半導体不足などの有事の際に、正確なデータを基にして必需品を、日・ASEAN間でよりスムーズに必需品を供給しあえるようになるはずです。その時代を夢見て、まずは足元、日・ASEANの貿易情報データ化を着実に進めてまいります。」
株式会社トレードワルツ
執行役員CEO補佐 兼 グローバル&アライアンス事業本部長 佐藤 高廣
「Day1のネットワーキングランチ、レセプションに参加させていただきました。自由かつセキュアなデジタル社会に向けてインフラが整備されていく事を改めて認識したうえで、弊社としましては貿易DXによる域内貿易と産業の効率化を各国代表の方々と議論させていただきました。」
■トレードワルツについて
商号 : 株式会社トレードワルツ
代表者 : 代表取締役 執行役員社長 小島 裕久
所在地 : 〒100-6036 東京都千代田区霞が関三丁目2番5号 霞が関ビルディング36階 WORKSTYLING
設立 : 2020年(令和2年)4月
事業内容: ブロックチェーンを活用した貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz(注1)」のSaaS(注2)提供
人員数 : フルタイム63名
URL :
https://www.tradewaltz.com
株主一覧: 株式会社NTTデータ / 豊田通商株式会社 / 東京大学協創プラットフォーム開発株式会社/
住友商事株式会社 / 三菱商事株式会社 / 株式会社TW Link /
東京海上日動火災保険株式会社 / 豊島株式会社 / 株式会社上組 /
株式会社フジトランス コーポレーション / 三井倉庫ホールディングス株式会社 /
株式会社日新 / 株式会社三菱UFJ銀行 / 丸紅株式会社 / 三菱倉庫株式会社/
損害保険ジャパン株式会社
SDGsへの取組み:弊社サービスは主に8,9,12,13,15,17のテーマについての取り組みを推進しています。
(注1)「TradeWaltz」は日本国内における株式会社トレードワルツの登録商標です。
その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
(注2)Software as a Serviceの略で、ユーザーがインターネット経由で必要なソフトウェア機能を利用する仕組み