「全国旅行支援」で温泉ブーム到来!温泉旅行に行く方必見、泉質による健康効果と健康リスク対策をご紹介

2022/11/25  赤穂化成 株式会社 

■3年ぶりの行動制限が解除。全国旅行支援がスタートし、温泉地に賑わいが戻っています。  観光庁は観光需要喚起策として、10月11日より「全国旅行支援」を実施することを発表しました。本施策において、大和総研の試算よると、波及効果も合わせ約8,300億円の経済効果となる見込みです。  特に、旅行先として温泉地が選ばれ、例年以上の賑わいを見せることが予想されます。

■体調に合わせた温泉の選び方と入浴方法 温泉は発汗作用が強く脱水対策が必須です!

<泉質別の特徴と適応症>

1.泉質別の特徴と適応症.png
2.冬の入浴の3大健康リスク、かくれ脱水、医師推奨ミネラル入りむぎ茶.png

 

3.東京都市大学 人間科学部教授 早坂信哉先生.jpg

 

東京都市大学人間科学部学部長・教授、 医師、博士(医学)、温泉療法専門医

早坂 信哉 (はやさか しんや) 先生  

 

■最新医学が明かす「入浴7大健康効果」 お風呂のお湯に浸かることによる健康作用は医学的にも明らかにされています。

① 温熱作用 - 体を温めて血流アップ 温熱により体が温まれば、血管が拡がり心臓の動きも強くなり、たくさんの血液が体中を巡るようになります。血液には、酸素や栄養分、ホルモン、免疫物質など体に必要なものを運び、二酸化炭素や疲労物質・老廃物など不要なものを回収する働きがあります。免疫機能を持った白血球が体の中を巡ると、ウイルスや細菌に対する防衛機能がしっかり働くため免疫力が高まります。 シャワーだけでは温度の上がり方が弱く、効果が充分ではありません。また、体を温めると神経の過敏性を抑える効果があり、神経痛などの慢性的な痛みも和らげてくれます。  

② 静水圧作用 – しめつけて「むくみ」を解消 お湯の水圧により全身がマッサージされた状態になり、血流が促進されます。特に重力によって足に血液が溜まりやすくなるため、水圧でしめつけることで血液の流れがよくなり、むくみが解消されます。  

③ 浮力作用 – 筋肉や関節をゆるめて緊張をとる 水中では、体重が「10分の1」程度になります。陸上では絶えず筋肉が体を支えていますが水中にいる間だけが重力から解放される時間なのです。関節や筋肉への緊張がゆるむことでリラックス状態になります。  

④ 清浄作用 – 体の汚れを洗い流す シャワーだけでは洗浄効果は低いです。温かいお湯に浸かることで毛穴が開き、汚れや皮脂を流れ出させる効果もあります。  

⑤ 蒸気・香り作用 – 免疫力を高め、自立神経を整える 喉や鼻の粘膜は、乾燥すると免疫力の低下を招きやすいため、蒸気で湿り気を与えることが大切です。 好きな香りのアロマオイルなどを洗面器の湯に垂らせば浴室内に香りが充満し、自律神経の調整にも役立ちます。  

⑥ 粘性・抵抗性作用 – 手軽な運動療法効果 水中でゆっくりとした運動やストレッチなどによって筋肉に刺激を与えることができます。

 

⑦ 開放・密室作用 – 日常から解放されるリラックス効果

1人でお風呂に浸かる時間は、心と身体が開放的になる究極のリラックス空間です。ストレス解消効果が期待できます。  

■毎日の入浴で「要介護リスク」が29%減!

 「長寿大国」として広く知られている日本ですが、その寿命の底上げには「日本の入浴文化」が一役買っているという研究結果も近年報告されるようになってきました。

 

 千葉大と東京都市大早坂信哉教授の共同研究において、14,000人弱の高齢者を調査したところ、毎日湯船で入浴している人は3年後に要介護になるリスクが29%も低かったことがわかりました。 「高齢者の入浴は事故や病気などに十分に注意することを前提に、介護予防対策としてより活用していくべきだ」と発表しました。

 

 入浴と要介護リスクの関係について、入浴により血の巡りが良くなったり、リラックスしてうつ状態になることを防ぐ等、入浴による影響が認知機能の低下を防いだり、要介護になる確率を下げているのではないかと考えられています。

4.冬の浴槽入浴頻度における新規要介護認定リスク.png

 

温泉療法専門医が推奨

入浴時の健康リスク対策は、入浴前・後と「入浴中」も水分・ミネラル補給。 ミネラルが補給できる「ミネラル入りむぎ茶」には、血液サラサラ効果も。  冬の入浴時の健康リスク対策には、汗で失う水分だけではなく、ミネラルも同時に補給できる「ミネラル入りむぎ茶」がおススメです。 東京都市大学人間科学部教授で、温泉療法専門医の早坂 信哉(はやさか しんや)先生が推奨する入浴方法をご紹介します。  

【医師推奨の正しい入浴法】 《入浴前》ミネラル入りむぎ茶を200~300ml飲む。

 1回の入浴で約800mlの汗をかき、水分とミネラルが失われるため、脱水症状や浴室熱中症を防ぐためには水分とミネラルを補給することが重要です。 ミネラル入りむぎ茶は水分とミネラルを手軽に補給できるうえ、血流改善効果や血圧低下作用など、健康効果も報告されていますので、浴室熱中症や血栓対策飲料としておすすめです。また、日常生活でも少しずつ継続的に飲む点滴飲みがおすすめです。

 

《入浴中①》40℃のお湯に5分程度、しっかり肩まで浸かる。  汗をかいているので、ミネラル入りむぎ茶の点滴飲みをする。

 40℃程度のぬるめの温度は副交感神経が刺激され、心身ともにリラックスさせる効果があり、血圧が下がるなど効果的。お湯に浸かる時間は全体で10分でOK。お風呂に浸かることで得られる温熱効果によって、血液の流れがよくなり冷えの改善、新陳代謝が活発になることで老廃物の排出、さらに水圧による足のむくみの解消など、 健康に効果的です。

《入浴中②》体や髪の毛を洗って、再度5分程度お湯に浸かる。

 お湯に浸かると皮脂や古くなった角層が浮いて汚れが落ちやすくなります。体を洗う時は、ゴシゴシこすらないこと。 乾燥を防ぐためには、石鹸を泡立てて、手で軽くなでる程度がおすすめです。

《入浴後》体をふいてすぐに保湿する。 失った水分・ミネラルを補うため、ミネラル入りむぎ茶を200~300ml飲む。

 入浴後は急激に皮膚の水分量が減るので、すぐに保湿することを推奨します。 また、失った水分・ミネラルを補給するため、ミネラル入りむぎ茶などを飲みましょう。 冷えが気になる方には香ばしい温めたミネラル入りむぎ茶もお勧めです。  

お風呂に入るタイミング

 寒い季節や仕事で帰宅が遅くなった時などは寝る直前に入ってしまいがちですが、よい眠りのためには程よく体温が下がる就寝1時間30分前の入浴が理想的です。 就寝直前の入浴の際は、ぬるめのお湯にして長く浸からないなど、体温を上げ過ぎないコントロールが必要です。

5.医師推奨の正しい入浴法.png

 

6.ひまわりクリニック野崎先生.png

ひまわりクリニック院長

日本小児学会専門医、認定産業医

日本体育協会、公認スポーツドクター

日本東洋医学会 名誉会員、漢方専門医、臨床内科医会専門医

野崎 豊(のざき ゆたか) 先生

 

  ≪かくれ脱水とは≫ 自覚症状がなく体重の1%相当の水分が体から失われた状態。

①.体感温度の低下→気温の低い冬は喉の渇きを感じにくく、水分補給を怠りがち。

②.不感蒸泄の増加→皮膚や呼気から水分が失われること。湿度が低く乾燥する冬に増加。

③.1回の入浴で約800mlの汗をかき、水分・ミネラルを失っている。

 

■かくれ脱水について ①.冬は体感温度が低いため、喉の渇きを感じにくく、水分補給を怠る傾向があります。 外出先や夜間のトイレを減らそうと、水分補給を控える人も冬に多く見受けられます。

 

②.湿度が低く空気が乾燥する冬は「不感蒸泄」が増加傾向にあります。 「不感蒸泄」とは、発汗以外の皮膚や呼気からの水分喪失を言います。不感蒸泄の量は、常温安静時には健常成人で1日に約900ml(皮膚から約600ml、呼気による喪失分が約300ml)程度と言われています。

 

③.気温の低い冬は、夏よりも基礎代謝が上がるため、実は汗をかきやすい体質になっています。暖房の効いた部屋や車の中、厚着による発汗、満員電車、入浴、軽い運動などで実はいつのまにか汗をかいています。   

■冬の汗には要注意!冬の汗には、夏の約2倍のミネラルが含有  冬はゆっくりお風呂につかることが増えるかと思いますが、気を付けたい健康リスクもあります。冬の汗には、夏に比べて約2倍のミネラルが含まれているのです。 ひまわりクリニック院長の野崎豊先生によると、夏は、暑さに慣れる過程で汗腺が鍛えられるため乾きやすいサラサラとした汗をかくことができるようになります。   一方で、冬は汗をかく機会が少なく、汗腺機能が低下しているため、ミネラルは再吸収されずベタベタとした汗をかきます。  そのため、汗に含まれるミネラル成分は夏の約2倍に増加し、ミネラル不足に陥りやすくなります。健康を維持するために必要なミネラルが不足すると、体の組織機能が正常に働かなくなるため慢性的な疲労など様々な不調の原因となります。  

■汗をかくことで、“かくれ脱水”にも注意 冬の入浴時の3大健康リスク 「①.心筋梗塞・脳梗塞 ②.浴室熱中症 ③.ヒートショック」  厚生労働省の「人口動態調査」によると、高齢者 の入浴中の事故は高い水準で推移しています。令和元年の家及び居住施設の浴槽における死亡者数は4,900人で、平成20年の3,384人と比較すると約10年間で約1.5倍に増加しています。 さらに、高齢者の入浴中の事故は、1月をピークに11月~ 4月、特に冬季に多く発生しています。

7.冬の汗には、夏の約2倍のミネラルが含有、冬の入浴時の3大健康リスク.png

 <冬の入浴時の3大健康リスク>

①.「心筋梗塞や脳梗塞」  ②.「浴室熱中症」 体内の水分・ミネラルが不足している “かくれ脱水” 状態で入浴をすると血液がドロドロになり、血栓ができるため「心筋梗塞や脳梗塞」が引き起こされます。また、上昇した体内の熱を放出できずに「浴室熱中症」の危険が高まります。

 

③.ヒートショック 暖房の効いた室内から寒い外への外出はもちろん、屋内でも暖房のない廊下・トイレ・浴室などへの移動により血圧が乱高下し、心臓や脳に大きな負担をかける事を指しています。命の危険を伴う事も多くあります。  

■ミネラル入りむぎ茶の健康効果  水分とミネラルが手軽に効率よく補給できる「ミネラル入りむぎ茶」は、無糖で、カロリーゼロ、カフェインゼロのため、毎日健康的に飲むことができます。さらにミネラル入りむぎ茶には血流改善効果があり、血栓予防や血圧を下げる効果があることが研究結果としてわかっています。

8.ミネラル入りむぎ茶の健康効果.png

 

■効果的な水分・ミネラル補給方法「点滴飲み」とは?  水分とミネラルは、一気に補給しても、体がうまく吸収できずに尿として排出されてしまいます。そのため、少しずつ継続的に飲む「点滴飲み」が効果的です。  また、マスクを常時着用している今、のどの渇きを感じにくくなっています。意識して水分を補給することによって免疫も含めた身体機能も正常に働くことができるので、継続的な水分補給が感染防止になると考えられます。1時間にコップ1杯を目安に意識して飲むことが大切です。成人では、1日に約2.5Lの水分補給が必要とされています。

9.効果的な水分・ミネラル補給方法「点滴飲み」.png

 

■生活シーンや体調に合わせた飲料の選び方

■ミネラル入りむぎ茶  適度な塩分とミネラルを含み糖分を含まないことから、「エネルギー消費量はさほど高くないが汗をかく」という、日常生活を過ごす大半の方に推奨できる最適な熱中症対策飲料です。

 

■スポーツドリンク  大量に汗をかいた時に飲用することを推奨します。ただし、エネルギー消費量がさほど高くない大半の人にとっては、糖分が多いため糖尿病(一過性の)リスクや、肥満リスクに注意が必要です。

 

■経口補水液  脱水症状に陥ってしまった後、特に医師から脱水状態の食事療法として指示された場合に限り飲んで良い飲料です。自己判断で予防的に飲むと塩分の過剰摂取になることがありますので注意が必要です。 

10.生活シーンや体調に合わせた飲料の選び方.jpg


他の画像

関連業界