農林水産省 大臣等記者会見 2018年01月12日 - ●(大臣より)平成29年度輸出に取り組む優良事業者表彰の受賞者 ●香川県で発生した高病原性鳥インフルエンザ ●野菜価格の高騰 ●30年産米の各県の生産数量目安 ●JA全農による中国インターネット通販を通じた日本産米の販売 ●

2018年01月12日 

齋藤農林水産大臣記者会見概要

日時 平成30年1月12日(金曜日)9時54分~10時05分 於:本省会見室
主な質疑事項
  • (大臣より)平成29年度輸出に取り組む優良事業者表彰の受賞者について
  • 香川県で発生した高病原性鳥インフルエンザについて
  • 野菜価格の高騰について
  • 30年産米の各県の生産数量目安について
  • JA全農による中国インターネット通販を通じた日本産米の販売について

大臣

本日は私から一点、報告がございます。本年度が第2回目となりますが、輸出に取り組む優良事業者表彰の受賞者を決定いたしましたので、発表させていただきたいと思います。本表彰は、我が国の農林水産物・食品の輸出に取り組む事業者のうち、他の模範となる優れた事業者を表彰し、その取組を広く紹介することによりまして、輸出促進につなげることを目的としています。今回は、全国から64件の応募があり、外部有識者等による審査を経て、農林水産大臣賞に5事業者、食料産業局長賞に10事業者を決定いたしました。また、表彰式と受賞者による事例発表を2月の2日、金曜日に実施いたしますので、是非多くの方に御来場いただきたいと思います。今回受賞された方々の優れた取組が各地に広がり、輸出額1兆円目標の達成に向け、輸出拡大の取組が一層加速していくことを期待をいたしております。詳細は、この後、プレスリリースをさせていただきたいと思います。私からは以上です。

記者

昨日香川県の方であった鳥インフルエンザの、高病原性というふうに結果が出ました。先ほど閣僚会議もあったと思いますが、受け止めと今後の対応についてお願いします。

大臣

香川県における高病原性鳥インフルエンザが疑われた事案につきましては、11日22時15分、H5亜型に感染した疑似患畜であることが確認をされました。これを受けまして、昨日22時35分、総理指示が出され、本日9時からの関係閣僚会議におきまして、スピード感を持って対応するということとされました。本病につきましては初動対応が極めて重要でありますので、直ちに当該農場の飼養家きんの殺処分、農場から半径3km以内の区域についての移動制限、半径3kmから10km以内の区域についての搬出制限等の必要な防疫措置を講じたところであります。また、香川県と緊密な連携を取るために、本日、礒崎副大臣を派遣するとともに、疫学調査チームによる原因究明を行うことといたしております。引き続き都道府県、関係府省庁と連携をして、周辺農場の飼育家きんなどの異常の有無の関知、早期通報や予防対策の徹底など緊張感を持って対応してまいりたいと考えています。

記者

関連してお願いします。10日の日にですね、検査結果が判断できず、結果として殺処分入りが1日遅れたわけなんですが、そのことへの受け止めをお願いします。

大臣

今回の発生事例についてはですね、今後、ウイルスをですね、分離をして、その性状をきっちりと解析をしていくということが大事だと思っていますので、この簡易検査とですね、一回目の遺伝子検査の結果に差異が生じたということにつきましては、この解析結果などからですね、今後、きちんと分析をまずしていきたいと思ってます。

記者

先ほども初動対応が極めて重要というお話だったかと思うんですが、その点ではちょっと今回うまく回らなかった点があるのかなと思うんですが。

大臣

これは今後のまた検証の一環の中でですね、判断をしていきたいと思っておりますけれども、昨年はですね、9の道県で12か所、発生をいたしましたが、全て封じ込めに成功しているわけであります。今回も緊張感を持ってですね、万万万一にも拡大することのないように全力を尽くしていくというのが現時点で私が申し上げております。

記者

今回鳥インフルエンザが四国で検出された初めてということなんですけれども、今までは四国に上陸していなかったのに、そこに至った理由とかあるんでしょうか。

大臣

そうですね、これも疫学調査をこれから行っていくということになりますので、その結果を待たないと何とも申し上げられませんが、いつですね、こういうことが起こるかわからないというような現状でありますので、全国レベルで緊張感を持ってですね、この鳥インフルエンザのシーズンにはですね、全国どこでも起こりうるということで、緊張感を持ってやっていくということが大事なのかなと思います。

記者

四国で初めてということ、香川県で初めてということで、その辺りの行政側の対応とかですね、そういったところでどのような形で支援をしていくとかですね。

大臣

現時点では対策が始まったばかりですので、これは一通り終わったところで、反省点あるかどうかが検証していくんだろうと思っています。

記者

話は変わりますが、葉物などの野菜が高騰して家計を圧迫していることにつきまして、大臣の受け止めと、もし、今後の対応などございましたらお願いいたします。

大臣

関東を中心とします10月中下旬の長雨や台風21号、11月中旬以降の低温、こういったものの影響によりまして、現在白菜等の葉物野菜や、大根を中心に価格が平年を大きく上回っておりまして、1月中はですね、この傾向が続くのではないかなと見込んでおります。我が省といたしましては、引き続き野菜の生育状況及び価格動向の迅速な把握に努めまして、消費者に対して適切に情報発信に努めてまいりたいと思っていますが、今後のことにつきましては、現在高値となっている野菜の出荷はですね、今後、10月中下旬の長雨や台風21号以降に作付けたものに順次切り替わっていくところでありますので、そしてその生育もチェックいたしますと概ね順調であると聞いておりますので、2月以降はですね、多くの野菜で価格が回復していくのではないかなと、現時点では考えております。

記者

毎回で恐縮なんですけど、お米の生産の目安、いわゆる目安についてです。静岡県で昨日、目安が公表されて45道府県の目安が出そろうことになりました。産地の目安を尊重したいとおっしゃっておりますが、この数字を見て、改めてどのようにお考えでらっしゃいますか。

大臣

そうですね、私どもがですね、この県のこれがいいとか悪いとか言うことは適切ではないということは従来から申し上げているとおりでありますので、基本的には国として45道府県のですね、基本的な方針、公表されたものについては、その判断を尊重していきたいというように考えているところであります。なお、これもおそらく御関心だと思いますけれども、今回で出そろいましたので、一覧表に取りまとめて毎月公表しているマンスリーレポート、次回は今月17日に公表予定になっておりますが、そこにおいて情報提供してまいりたいと思っております。

記者

22県が完全に前年同、目標比で据え置くということなんですけども、それを見ると政策展開にかなり慎重な姿勢を示しているのかなと思うんですけども。

大臣

それぞれの判断を尊重したいなと思っております。

報道官

他にございますか。

記者

話は戻ってしまうのですが、香川県の鳥インフルに関して、農林水産省の対応としては、今後は、もう後は検証が遅れたことについての検証とその他の対策。

大臣

そうですね、さっき少しお話をいたしましたけれども、今後ウイルスを分離してですね、その性状を解析をしていくということにしていますので、まずはその結果を見ないと何とも言えないなと思っております。

記者

また話変わりますけれども、JA全農がですね、中国のインターネット通販最大手のアリババという業者と組んでですね、米の販売を始めました。そのことについてですね、全農改革フォローアップの立場からどう評価しているかを教えてください。

大臣

私の答えも予想されていると思いますが、我が国農林水産物・食品に対するですね、大変大きな需要が見込まれるのが中国市場だと思っておりますので、その中国市場におきまして、インターネット販売という新たな手法でですね、日本産品のマーケットを開拓するという取組だという認識をしておりますので、こうした取組を通じてですね、今後の我が国の農林水産物・食品の輸出拡大が図られていくということは私は大いに期待をしております。

記者

一方で中国に引き続き日本の米に対する厳しい検疫、原発事故を受けての輸入規制続いてますけれども、この辺の解決に向けた進捗状況は。

大臣

これは従来から話をしているように、今相手がどう言って、こっちがどう言っているというようなことは、お話しするのは差し控えたいと思いますけれども、我が政府としては精力的にですね、自民党とも協力しながら、あらゆる局面でお願いをしているので、それをもう少し待って欲しいなと思います。

報道官

他にございますか。

記者

もう一度鳥インフルエンザのことで確認なんですけれども、副大臣派遣してということもありますが、農水省としての今後のバックアップ体制といいますか、その点について改めてお聞かせください。

大臣

これ副大臣だけじゃなくて、確か職員も派遣をさせていただいております。その中でどういうことが必要かということが汲み上げられてきたら、我々としては全力でそれに対して対応していくということだし、あるいは他の関係省庁にですね、いろいろお願いをしなくちゃいけないことであれば、現場からの声を踏まえて直ちに動くということに尽きると思っていますので、副大臣とそれから職員の派遣によりましてですね、とにかく初期の封じ込めということにいい連携でやっていくということに尽きると思います。

報道官

他にございますか。よろしいでしょうか。これで会見を終わります。

以上

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