食品残渣をオンサイトでエネルギー化するDaigasエナジー「D-Bioメタン」を関西工場に新規導入 - 動植物性残渣の約20%減容・CO?排出量の年間約40t削減を目指します

2024/05/15  株式会社 ニチレイ 

食品残渣をオンサイトでエネルギー化するDaigasエナジー「D-Bioメタン」を関西工場に新規導入 動植物性残渣の約20%減容・CO?排出量の年間約40t削減を目指します

2024年05月15日

報道関係者 各位

株式会社ニチレイフーズ(代表取締役社長:竹永雅彦、以下「ニチレイフーズ」)は、大阪ガス株式会社(代表取締役社長:藤原正隆)の100%子会社のDaigasエナジー株式会社(代表取締役社長:福谷博善、以下「Daigasエナジー」)の提供するオンサイト(自社工場敷地内)型バイオガス化システム「D-Bioメタン」を、ニチレイフーズ関西工場(以下「関西工場」)に導入いたします。食品残渣をオンサイトでエネルギーに変換するシステムの導入は、ニチレイフーズでは国内初となります。両社では引き続き、2025年7月のエネルギーサービス開始を目指し、共同して取り組んでまいります。

■本取り組みの背景
ニチレイグループでは、長期経営目標「2030年の姿」実現に向けた5つのグループ重要事項(マテリアリティ)の中に、「持続可能な食の調達と循環型社会の実現」および「気候変動への取り組み」を掲げています。また、重要事項それぞれの「2030年のありたい姿」に、「サーキュラーエコノミーの実現」および「長期CO?排出量目標」を掲げています。
このたび、生産にともなって発生する食品残渣を有効利用し、工場内でカーボンニュートラルな蒸気を循環利用することで低炭素化を実現すべく、Daigasエナジーの提供する「D-Bioメタン」を関西工場へ導入することに決定いたしました。
※2030年に国内・Scope1・2におけるCO?排出量を50%削減(2015年比)

■本取り組みによる効果
関西工場では「D-Bioメタン」により、食品残渣をオンサイトで発酵させ、メタンガスを製造します。そのメタンガスを燃料としてバイオガスボイラを運転し、カーボンニュートラルな蒸気を作り出し、自社工場敷地内で循環させ、製造工程で再利用します。
食品残渣をメタン燃料化することで、関西工場で発生する動植物性残渣を20%程度減容することが可能となります。さらにカーボンニュートラルな蒸気の循環利用により、年間約40トンのCO?削減効果を見込んでいます。
また、食品残渣の発酵を促進する際に使用する水は、関西工場の排水放流水を使用します。水資源を循環させ有効利用する事例は、「D-Bioメタン」の導入事例において初となります。
ニチレイフーズとDaigasグループは、今後も「循環型社会の実現」ならびに「気候変動への取り組み」に共同して努めてまいります。

【関西工場に導入したオンサイト型バイオガス化システム概要】

【この件に関するお問合せ先】
株式会社ニチレイフーズ 広報部 広報グループ [担当:大竹・笹嶺・宮嶋・糸永]
〒104-8402 東京都中央区築地六丁目19番20号 ニチレイ東銀座ビル
E-mail:N1010X088@nichirei.co.jp

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