当業界の全産業内での位置づけ

全ての産業の物流を支え、労働集約型産業で就業者数は全産業の5.1%を占める

 運輸産業の名目GDPは22.6兆円であり、全産業の4.1%を占めている。全産業の物流を支え、新型コロナウイルス感染症の影響で2020年度は大幅に落ち込んだが、徐々に回復傾向にある。就業者数は345万人で、全産業の5.1%を占めている。典型的な労働集約型産業で、トラック輸配送業界では就業者数が多い。ドライバーの人手不足が続いており、長時間労働の是正や労働環境の改善を行いドライバーの負担軽減を図っている。インターネット通販の利用拡大で宅配個数は伸びているが企業間取引は減少しており、物量全体としては少子高齢化の影響により先細りが避けられない。

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