オンサイト型バイオガス化システム「D-Bioメタン」の導入

2024/05/15  大阪瓦斯 株式会社 

~ニチレイフーズ関西工場において食品残渣を有効利用~

 大阪ガス株式会社(社長:藤原正隆、本社:大阪市中央区)の100%子会社のDaigasエナジー株式会社(社長:福谷博善、本社:大阪市中央区、以下「Daigasエナジー」)は、オンサイト型バイオガス化システム「D-Bioメタン」を株式会社ニチレイフーズ(社長:竹永雅彦、本社:東京都中央区、以下「ニチレイフーズ」)の関西工場(以下「本工場」)に設置することを決定し、このたびニチレイフーズとエネルギーサービス契約※1 を締結しました。  今後工事を進め、2025年7月のエネルギーサービス開始を目指します。


 「D-Bioメタン」は、食品工場などで発生する食品残渣を発酵させ、メタンガスを生成するオンサイト型バイオガス化システムです。冷凍食品製造を行う本工場では、食品残渣から生成したメタンガスを燃料とし、バイオガスボイラで発生させたカーボンニュートラルな蒸気を製造工程で有効利用します。本取り組みにより、動植物性残渣が大幅に減容される見込みであり、サーキュラーエコノミーの実現に貢献します。さらにカーボンニュートラルな蒸気の利用により、年間で約40トンのCO2排出量の削減効果を見込んでいます。
 また、食品残渣の発酵を促進する際に使用する水は、関西工場の排水放流水を使用します。水資源を循環させ有効利用する事例は、「D-Bioメタン」の導入事例において初となります。

 Daigasエナジーは、お客さまへの安心安全なエネルギー供給と、バイオガス化システムの導入等お客さまの幅広いニーズにお応えするソリューションを提供し、廃棄物量およびCO2排出量の削減に貢献します。

 Daigasグループは、2021年1月25日に「Daigasグループ カーボンニュートラルビジョン」を発表し、2050年のカーボンニュートラル実現に向けた技術・サービス開発を行い、お客さまとともに地球規模での環境保全に寄与する取組みを推進しています。
 2023年3月9日には「Daigasグループ エネルギートランジション2030」を発表しました。Daigasグループの活動を通じた社会全体へのCO2削減貢献と、Daigasグループにおける国内サプライチェーンのCO2排出量削減を目指したロードマップに基づき、着実なCO2低減を遂行していきます。

※1:エネルギーサービス契約:エネルギー設備の提案に際し、お客さまにご購入いただくのではなく、
   Daigasエナジーがお客さまの施設に設備を設置しイニシャルレスを実現する契約で、
   Daigasエナジーがお客さまにエネルギーの加工サービスおよびメンテナンスを実施。


【ニチレイフーズ関西工場が導入するオンサイト型バイオガス化システム「D-Bioメタン」の概要】


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