当業界の全産業内での位置づけ

エネルギー産業は名目GDPに対して就業者数が少ない資本集約型の産業

 エネルギー産業の名目GDPは15.2兆円で、国内の産業全体に占める割合は2.8%である。就業者数は30万人で、産業全体に占める割合は0.4%である。名目GDPの大きさと比較して就業者数が少ない理由は、エネルギー産業が資本集約型の産業であることが挙げられる。資本集約型の産業とは、事業活動を営む上で労働力より設備や装置に依存した産業のことである。電力会社では電力を提供するための発電所と電線網を整備し、維持管理にも人的な投資より設備に対する投資を行い事業活動を継続している。ガス・石油等の産業でも、同様の構造となっている。

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