放射熱を97%カットして室温上昇を抑える遮熱シート【はるクール】を発売

2022/05/09  BXテンパル 株式会社 

工場・倉庫の暑熱問題を改善する、熱エネルギー(放射熱)に注目した製品です。

BXテンパル株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役:宮本明)は、折板屋根の工場・倉庫内の温度に係る問題解決に、屋根の下(屋内)に施工する遮熱シート「はるクール」を発売しました。




弊社は、ロールオーニング(日よけ)が主力製品ですが、以前より工場・倉庫内の空調効率向上、作業環境改善のためシート製カーテンなどの間仕切り製品を提供してまいりました。その中で、お客様から夏場の熱中症対策や機材のオーバーヒート対策などのお声をいただいており、実際に、熱中症で搬送される方の約10%が工場などの職場からであることや、WBGT値を基準にした作業施設の整備が求められるようになっていることから、解決しなければならない課題として、建物全体へより安価でご提案できる製品として発売にいたりました。


■「はるクール」の用途
折板屋根やスレート屋根を持つ工場・倉庫内への遮熱


■はるクールの効果
太陽の熱で熱せられた屋根から放出される「放射熱」の97%を反射し、工場・倉庫内の「室温」や「人や物自体の温度」の上昇を抑えることで、スタッフの熱中症予防や機材のオーバーヒート対策に効果を発揮します。

【放射熱とは】


温度を持つ物質から必ず放出される熱エネルギー。
温度が高いほど強い放射熱が放出される。
遠赤外線とも言われ、電気ストーブなどに利用されている。
物質同士が離れていても、温度の高い物質から温度の低い物質へ熱を伝える。




【屋内が暑くなる仕組みと遮熱】

太陽の熱で熱せられた屋根から、放射熱が工場・倉庫内に放出されます。
放射熱により、屋内の「人」「荷物」「機材」の温度が上昇します。
温度の上がった「人」「荷物」「機材」から、更に放射熱が放出されます。
これらの放射熱により屋内の空気の温度が上昇していきます。


「はるクール」は、「1」の工場・倉庫内への放射熱の放出をカットすることで、「2」~「4」の連鎖が起こらないようにします。



【赤外線カメラで放射熱を確認】

1.強い放射熱が放出されている。
2.荷物の天面や床の温度が上がり、放射熱が放出されている。
3.「はるクール」によって放射熱が反射され、室内にはわずかに放出されるのみ。
4.荷物や床の温度上昇は見られず、放射熱の放出も少ない。

■「はるクール」の特徴

【導入のしやすさ】

短い工期:1000平方メートルで3~7日程度。(天井の構造や障害物の有無などが工期に影響します)
費用:他の遮熱施工方法に比べ安価。

【高い効果が持続】


紫外線の影響が少なく劣化しにくいので、高い効果が持続。

【メンテナンス不要】


シートの耐久性が高く、効果も持続するため、原則メンテナンスは不要。

【ランニングコスト=0(ゼロ)】


メンテナンスフリーのため、設置後の費用がかからない。



<参考>
●熱中症の救急搬送 発生場所の10%以上が工場/作業所等の産業の現場
令和2年(6月から9月)の熱中症による緊急搬送状況/総務省
https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/items/heatstroke_geppou_2020.pdf

●WBGT値を基準にした作業施設の整備
職場における熱中症予防対策マニュアル(令和3年度版)
https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/000636115.pdf

「はるクール」製品ページ
https://www.tenpal.co.jp/others/harucool.html

会社概要
BXテンパル株式会社
代表:宮本 明
本社住所:東京都豊島区西巣鴨4-14-5 BX113ビル
URL:https://www.tenpal.co.jp/

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