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最終更新時刻:6時00分

【世界最大級のメタネーション】都市ガスのカーボンニュートラル化に向けた新技術開発事業を徹底解説!

2021/10/19  大阪瓦斯 株式会社 

大阪ガス・INPEX共同でCO2-メタネーションシステム実用化を目指した技術開発事業

大阪ガス株式会社は、INPEXが国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から採択された助成事業のもと、都市ガスのカーボンニュートラル化に向けたCO2-メタネーションシステムの実用化を目指した技術開発事業を開始しました。


INPEX石井常務執行役員(左)と大阪ガス宮川副社長(右)(15日、都内)



技術開発が加速中の「メタネーション」

メタネーションとは、触媒を介して二酸化炭素と水素を反応させて都市ガスの主成分であるメタン(合成メタン)を生成する方法です。経済産業省が関係省庁と連携して発表したグリーン成長戦略では、2030年までに既存インフラへ合成メタンを1%注入することが目標に掲げられており、今後、合成メタン製造コストの低減、製造設備の大規模化など実用化に向けた技術開発が必要となります。

メタネーションの仕組み



世界最大級の合成メタン製造能力

本事業では、INPEX長岡鉱場内から回収した二酸化炭素を用いて合成メタンを製造する実証実験を2024年度後半から2025年度にかけて実施するとともに、製造した合成メタンを同社の都市ガスパイプラインへ注入する予定です。
なお、本事業で開発するCO2-メタネーション設備の合成メタン製造能力は約400 Nm3/hを予定しており、これは現時点で世界最大級の規模になります。
両社の知見を活かし、INPEXは本事業全体の取りまとめや設備のオペレーションを、大阪ガスは石油系原料を用いて省エネルギーに都市ガスや代替天然ガスを製造していた頃から培った、触媒技術や製造能力のスケールアップに関する設計ノウハウなどのエンジニアリング力を活用し、CO2-メタネーション設備の設計とプロセスの最適化を担います。


将来的には海外で商用規模の実証事業も

また、INPEX長岡鉱場での技術開発と並行して、オーストラリアなどの再エネ由来によるグリーン水素製造が安価で行える国でCO2-メタネーションを行い、日本へカーボンニュートラルメタンを輸入する事業性評価や、CO2-メタネーションを国外で実施した際の環境価値の国内移転に向けた制度検討なども実施していきます。
将来的には、海外で商用規模(10,000 Nm3/h)での実証事業を行い、さらに60,000 Nm3/h規模での商用化を視野に入れて取り組んでいきたいと考えています。

INPEXと大阪ガスは、CO2-メタネーションによる都市ガスのカーボンニュートラル化の早期社会実装に向けて取り組んでまいります。
将来の事業イメージ

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