2024年2月社長会見

2024/02/14  西日本旅客鉄道 株式会社 

2024 年 2月 14日

2024 年 2月社長会見

1.営業?輸送概況

2.山陽新幹線の安全性・快適性の向上

3.スマートロッカーを活用した「手荷物配送サービス」の実証実験開始

4.駅を中心としたまちづくり

神戸~大阪鉄道開業150周年を迎えるにあたって

詳細

1.営業?輸送概況

【運輸取扱収入(速報値)】
収入ですが、1月はコロナ前の2019年比で94.5%、2月は7日までの1週間分で90.0%です。

【新幹線?在来線特急?近畿圏のご利用状況(速報値)】
次に、ご利用状況ですが、山陽新幹線は、1月が2019年比で91%、2月が7日までで88%です。 なお、昨今の人流の回復をモニタリングする指標として、近畿圏における自動改札通過人員をお示ししており、1月が92%、2月が7日までで91%です。1月から2月にかけては、近畿圏のご利用を中心として、引き続き多くのお客様にご利用いただいているところですが、能登半島地震の影響を受け、北陸新幹線と北陸方面への在来線特急については、ご利用が減少している状況が見られます。徐々に回復傾向もうかがえることから、今後のご利用を注視していきます。

約一か月後の、3月16日には、ダイヤ改正を実施いたします。今年は何といっても、北陸新幹線の敦賀開業がございます。残り僅かではございますが、必要な準備を進め、皆様と共に開業を迎えたいと思います。

2.能登半島地震への復旧・復興支援の取り組み

1月1日に発生した「能登半島地震」については今もなお、多くの方が避難生活を過ごされているなど、その影響は現在も大きく残っています。改めて、被災された方々にお見舞い申し上げますとともに、当社グループとしましても、一丸となって、復旧・復興に向けて全力で取り組んでまいります。

当社グループとしては、大きな被害を受けた七尾線の七尾~和倉温泉間が明日15日に、いよいよ復旧し、七尾線としては全線開通します。また、「のと鉄道」についても、和倉温泉~能登中島間が明日復旧するとともに、4月上旬の全線開通を目指し、私どもとしても懸命の復旧作業を行っているところです。

また、地域の状況を踏まえながらではあるものの、復旧支援に加えて、北陸地域に足を運んでいただくこと、地域での消費、経済活動を促進することも、私たちにできる支援ではないかと考えています。

来月には、北陸新幹線の金沢~敦賀間開業を迎えます。私どもでは、北陸地方が「つながる」事から、人の移動とともに人の想いも?がっていくという意味を込め、「つながる北陸」というキーワードで北陸での取り組みを展開します。

具体的には、北陸の周遊パスの値下げやポイントバック企画や旅行会社さんと連携した北陸応援プランの発売などを実施します。

まずは、現在の状況で私どもができることにしっかりと取り組みながら、今後、政府の方から出てくると言われている「北陸応援割」などの国の事業とも連動しながら、特に被害が大きかった能登地方について、復旧の状況を見ながらにはなりますが、特段の取り組みができるよう準備してまいりたいと考えています。

また、北陸関係の話題として、別件になりますが、地域の皆様とともに国土交通省に申請しておりました、「城端線・氷見線鉄道事業再構築実施計画」については、2月8日に、申請どおり認定されたところです。

今後、本計画の着実な推進を通じ、地域のまちづくりに合わせた持続可能でご利用しやすい交通体系の実現に向けて、私どもとしても引き続き地域の皆様とともに取り組んでまいりたいと考えております。

3.山陽新幹線の安全性・快適性の向上

次に、「山陽新幹線の安全性・快適性の向上」に関連した事柄についてご紹介させていただきます。

当社は、「中期経営計画2025」において、鉄道事業の更なる活性化に向け、「新幹線を基軸とした鉄道ネットワークの充実と交流人口・関係人口の創出」に挑戦しています。

山陽新幹線では、これまで、様々なサービスの拡充を図ってまいりましたが、新たに、2つの取り組みについてお知らせいたします。

まずは、新製車両「N700S」4編成の追加投入についてです。

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240214_00_kaiken.pdf

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