水素ファンドへの出資および運営について (三井住友フィナンシャルグループ,三井住友銀行,三井住友DSアセットマネジメント)

2024/09/12  株式会社 三井住友フィナンシャルグループ 

2024 年 9 月 12 日
株式会社三井住友フィナンシャルグループ
株 式 会 社 三 井 住 友 銀 行
三井住友DSアセットマネジメント株式会社

水素ファンドへの出資および運営について

株式会社三井住友銀行(頭取 CEO:福留 朗裕、以下「三井住友銀行」)は、主要 LP 投資家 として、水素関連分野への投資に特化したファンド「Japan Hydrogen Fund」(以下「本ファンド」)と出資契約を締結するとともに、三井住友 DS アセットマネジメント株式会社(代表取締役社長兼 CEO:猿田 隆、以下「三井住友DS」) が本ファンドの運営に参画いたします。本LP出資は、リスクテイクを通じて、社会的価値創造に資するお客さまとの事業共創・開発、新たな技術の開発や産業の育成を支える枠組みのひとつとして、株式会社三井住友フィナンシャルグループ(執行役社長グループ CEO:中島 達、以下、当社グループを総称して「SMBC グループ」)が公表した、社会的価値創造投資枠(※1)を活用した出資となります。

本ファンドは三井住友DS、株式会社アドバンテッジパートナーズ(以下「AP」、グループ会社を含めて「AP グループ」)、一般社団法人水素バリューチェーン推進協議会(以下「JH2A」) の3社が運営いたします。それぞれ三井住友 DS がファンド管理サービスおよびサステナブル投資・ 日本裨益性評価を、AP グループが投資アドバイザリー業務および運営業務サポートを、JH2A が 各委員会の活動や448社・団体に上る会員企業との連携促進を主な役割として担います。

三井住友 DS は、各事業の中長期に亘る安定性や持続性を洞察する上で、財務情報のみならず、サステナビリティ等の非財務情報が重要な要素と考えており、サステナブル投資評価を通じて、サステナビリティの側面についても十分に考慮した運営を行ってまいります。

本ファンドは気候変動への対応のため、公的機関および民間機関と幅広く協業しながら、水素関連企業および水素関連プロジェクトへの資金供給を通じた、日本および世界の水素サプライチェーンの早期構築を目指しています。2024 年 6 月 6 日には、経済産業省がインド太平洋経済枠組み(Indo-Pacific Economic Framework for Prosperity、以下「IPEF」)域内の水素サプライチェーン構築を目指すため、本ファンド内にIPEF Window(※2)を設定し、IPEF域内の水素関連企業および水素関連プロジェクトへの資金供給を強化するための官民協働の枠組みを示しました。

SMBC グループは、本ファンドへの出資・参画を通じて、資金供給の面から水素社会の実現に貢献するだけでなく、今後拡大が見込まれる水素関連プロジェクトを事業・ファイナンスの両面から 後押しし、新エネルギーの市場形成および実態経済の脱炭素化に貢献してまいります。

※1 社会的価値創造投資枠
SMBC グループの 2024 年 5 月 17 日付プレスリリース「社会的価値の創造に向けた経費枠の設定について」ご参照(https://www.smbc.co.jp/news/pdf/j20240517_01.pdf)

※2 IPEF Window
AP・JH2A の 2024 年 6 月 7 日付連名プレスリリース「水素ファンドにおけるIPEF Windowの 設 定 に つ い て 」 ご 参 照 ( https://www.advantagepartners.com/wp/wpcontent/uploads/2024/06/2024-06-06-JP.pdf)

【ご参考】
・SMBC グループの水素関連の取組
SMBC グループでは、水素社会の実装に向けて、グローバルベースで以下のような金融業界の枠組みを超えた水素関連の取組を推し進めています。

・各団体・企業の概要

■一般社団法人水素バリューチェーン推進協議会
所在地 : 東京都千代田区霞が関3丁目2-5 霞が関ビルディング36F
事業内容 : 社会実装プロジェクトの提案・調整、需要創出・規制緩和等の政策提言等

■株式会社アドバンテッジパートナーズ
所在地 : 東京都港区虎ノ門四丁目1番28号 虎ノ門タワーズオフィス17階
事業内容 : プライベートエクイティファンドの管理・運営

以 上

関連業界