『学生プロジェクトデザインコンペティション2024』受賞者決定!最優秀賞は、参加型建築作りを提案した”建築屋台“

2024/12/09  一般社団法人 日本能率協会 

住宅・建築関連専門展示会「Japan Home Show & Building Show 2024」にて最終審査・表彰・展示を実施しました。




 日本最大級の住宅・建築関連専門展示会「Japan Home Show & Building Show 2024」(2024年11月20日~22日、東京ビッグサイト)を主催する一般社団法人日本能率協会(JMA、会長:中村正己)は、本展示会内で、『みんなのコミュニティハブ』をテーマに、特別企画『学生プロジェクトデザインコンペティション2024』を開催しました。
 本コンペティションは関連業界で活躍する審査員が、募集したプロジェクトを対象に、テーマに基づき優れたプロジェクトを選出します。募集したプロジェクトのうち一次選考を通過した作品のうち、上位6作品から、11月22日の本展示会の会場内で、最終審査ならびに授賞式を行う「学生プロジェクトコンペティション2024最終審査会・授賞式」を実施し、最優秀賞を決定しました。
 51作品に上る応募の中から、最優秀賞は慶應義塾大学 榎本雄高さんによる、“建築屋台”が受賞しました。

「学生プロジェクトコンペティション2024」公式サイト
https://www.jma.or.jp/homeshow/tokyo/exhibition/competition.html

最優秀賞受賞者(1作品)



プロジェクトコンセプト:
ユーザー、住民参加型での建築・空間作り(設計~施工)で生まれるコミュニティに注目し、参加型建築作りをより多くの人々に体験してもらい、広げていくために必要なツールとしての屋台と、その仕組み作りを行いました。




ゲスト審査員賞受賞者(各1作品) ※審査員五十音順



プロジェクトコンセプト:
再開発等でどの都市も一様になりつつある現状に疑問や違和感、生きづらさなどいろいろな感情を感じています。疲れ切ってトイレにこもってしまった私。似たような毎日を過ごすダレカ。そんな現代を生きる私たちが、まちで、都市で、のびのびと生きれるような居場所を卒業設計で計画した5つをプロトタイプに散りばめます。私とあなたとが考えるアジールが都市に散りばめられた【ニュー・シティスケープ】を思い描いて。







プロジェクトコンセプト:
築30年を超える団地の一室にまるで秘密基地のような、建築学生たちが営む子育て支援スペース『一つ山絵本サロン105』を開く。玄関扉を開くと木の飾り棚が廊下から居間へ連なり、図書館の絵本180冊が並ぶ。学生が住民と関わりながら、団地の課題や魅力を分析し、団地の可能性を発信していく。








プロジェクトコンセプト:
2月の地震で深刻な被害を受けたトルコの仮設住宅で、 木造フレーム構造の温かみのある集会所を設計し、コミュニティの絆を深めるプロジェクトを立ち上げました。日本とトルコの建築要素を取り入れ、住民が気軽に集まれる場所を提供し、コンテナハウスの生活を少しでも快適にすることを目指しています。
プロジェクトメンバー:仮屋翔平さん、マテウスコルデイロさん、塘口慧さん







プロジェクトコンセプト:
“障害者”として認識した途端、障害へ意識が向いてしまいませんか?「絵を描くこと」をきっかけに知り合うことで、よりフラットな関係が築けると考えました。Enoniwaは絵によるコミュニケーションに着目し、知的障がい者と私たちが間接的に関わることができる場をデザインします。
プロジェクトメンバー:吉田雄太さん、品田十夢さん、竹原佑輔さん、城田茂久さん







プロジェクトコンセプト:
民家がすり鉢状に並ぶこの集落は、数多の災害に見舞われながらその機能や形態を変化させてきた。
建築学生が基点となり、集落空き家に眠るかつての記憶の『継承』と新たな居場所の『更新』を行う。
プロジェクトメンバー:淺野 祐太さん、佐藤 慧さん、住田 亮真さん、中村 乃海さん、IOSHII CAROLINA MIDORIさん





奨励賞受賞者(5作品) ※作品名五十音順



プロジェクトコンセプト:
都市における生活では地域コミュニティが衰退し、個人での活動が増加している。そこで住宅街などに突如として現れる生コンクリート工場に着目し、異なる要素に新たな関係性を付与する。おのおの共有性のある資源を用いた活動を介して都市のコミュニティ形成を行う場としてのプロトタイプを提案する。
プロジェクトメンバー:玉井颯さん







プロジェクトコンセプト:
落語空間おちばとは、都市に落語没入空間【落ちの場】をデザインし、街なかに落語が溶け込んだ日常を描くプロジェクトである。かつて道端での小噺から始まった落語の原風景を現代都市に再現することで、新たな都市体験を創出する。
プロジェクトメンバー:飯田紅葉さん、田川直樹さん、木村真生さん、堀江優菜さん、安西里織さん、中川豐さん、沼口佳代さん、高橋侑臣さん、本多響さん、仲西風都さん、野中智仁さん、中川巧大さん







プロジェクトコンセプト:
アイスは溶けるから、手にしたらすぐにその場で食べることになる。その時間と場所の限定性を活かして、魅力的な場所や使いこなせる可能性のある空間にアイス屋があれば、人がその場にとどまるきっかけを作れる!と考えて始めたプロジェクトです。







プロジェクトコンセプト:
暮らしの中に水辺があるライフスタイル『みずべぐらし』を掲げて、イベント企画・建築設計・場の運営の3つのアプローチから場づくりを行っています。フィールドワークでの出会いをきっかけに活動が始まり、偶発性や縁を大切にしながらアクションを積み重ねています。
プロジェクトメンバー:長谷部駿さん、波形亮哉さん







プロジェクトコンセプト:
2022年より関わりのある奈良県山添村を敷地に、羊と人のための居場所を計画、設計、施工を行ったプロジェクトである。人が草刈りをする代わりに草を食べてくれる羊を牧場から借りるための小屋を建てることで地域の課題解決、活性化を図った。ローコストかつセルフビルドで、人と羊の快適さ考えた。
プロジェクトメンバー:松井宏樹さん




◆会場投票賞受賞者(1点)


「学生プロジェクトデザインコンペティション2024」企画背景・概要

■プロジェクトデザインとは
 プロジェクトデザインは社会問題に対して、前提条件からデザインを行い問題解決を行うことです。どの地域でどのような人を巻き込んだら何が出来るようになるのかなど、問題提起から敷地、用途、運営主体まで自ら設定し、それらの条件をデザインで解決します。



「学生プロジェクトデザインコンペティション」ロゴマーク

■企画実施 趣旨
『みんなのコミュニティハブ』
 本コンペは建築業界の専門家が集まる舞台で、学生によるプロジェクトのアイデアを一堂に集め、作品の展示と公開プレゼンテーションを行い競い合います。
 そこで、企業と学生との新たな繋がりをつくり、企業と学生でプロジェクトを協働して進められることまでも視野に入れたものです。そのための縁を創る「創縁の場」になることを期待します。

■概要
 一般社団法人日本能率協会、一般社団法人HEAD研究会が「Japan Home Show &Building Show」の公式アワードとして今年初開催します。審査員を迎え、募集製品の中からテーマに基づき、1次審査を通過した作品のうち、上位6作品から最優秀作品を選定、表彰するものです。
 なお、次回の「Japan Home Show & Building Show」は、2025年11月19日(水)~21日(金)東京ビッグサイト 西展示棟にて開催いたします。

■主催: 一般社団法人 日本能率協会/一般社団法人 HEAD研究会

審査員(順不同)(法人格省略)




『学生プロジェクトデザインコンペティション』受賞作品
各作品の詳細は下記WEBサイトの「お知らせ」よりご確認ください。
https://www.jma.or.jp/homeshow/tokyo/exhibition/competition.html

■詳細プレスリリースは下記からダウンロード可能です。

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