みえのお祭りを未来へ伝える2024年度「みえ祭(まつり)協力隊」を募集します

2024/05/25  三重県庁 

令和06年05月25日

みえのお祭りを未来へ伝える令和6年度「みえ祭(まつり)協力隊」を募集します

三重県では、地域の伝統行事であるさまざまな祭が行われていますが、コロナ禍の影響や祭の担い手不足などで、継承が困難になりつつあります。そこで、三重県教育委員会では、地域に長年継承されてきた貴重な祭の魅力を、子どもたちならではの視点で記録し、発信する「みえ祭協力隊」の活動を令和5年度から実施しており、今年度も「みえ祭協力隊」に参加する児童・生徒を募集します。

1 事業の目的と概要
この事業では、子どもたちが郷土の魅力を発見・発信し、郷土愛を育むことを目的として、子どもたちが祭を実際に体験し、担い手を取材するなどの調査を、「みえ祭協力隊」として行います。その成果をワークショップでまとめ、「みえ祭会議」で発表します。なお、祭当日から成果発表まで、大学生ボランティアをはじめ、当該市町職員や県教育委員会職員がサポートします。

2 日程および内容
(1)事前説明会(オリエンテーション)
日時:7月6日(土)13時30分から14時30分まで
場所:三重県庁 7階 教育委員室(津市広明町13番地)
方法:オンライン(Zoom)でも同時開催します。
(2)各祭の調査
夏休み期間中の県内5つの祭を対象とし、このうち一つの祭を調査していただきます。
①関(せき)の山車(やま)
調査日時:7月20日(土)13時30分から16時00分まで
場所:亀山市関町木崎ほか
内容:東海道関宿に江戸時代から伝わる祭礼で、当時は16基の山車が巡行し、横幕・見送幕・
提灯を豪華に飾り付けて華美を競い合った。現在は大裏・三番町・四番町・木崎の4基が
残っており、関神社の祇園祭として行われる。
②植木(うえき)神社の祇園祭(ぎおんまつり)
調査日時:7月28日(日)13時00分から19時00分まで
場所:伊賀市平田など
内容:植木神社の祇園系祭礼で、巡行行列が行われる。「竹幣(ちくへい)」、10基の大花、
母衣花(ほろばな)からなる「祇園花」、2基の神輿、3基の「楼車(だんじり)」と称
する曳山からなり、最後には花奪いもある。
③大淀(おおよど)の祇園祭(ぎおんまつり)
調査日時:8月3日(土)15時00分から17時00分まで
場所:多気郡明和町大淀など
内容:三世古・東区・山大淀の山車が地区内を練り歩き、夕刻になると漁船上に乗せて大淀港に
浮かべる海上渡御(かいじょうとぎょ)が行われ、夜は点火方法が秘伝とされる花火大会
が行われる。
④安乗(あのり)の人形芝居(にんぎょうしばい)
調査日時:8月4日(日)13時00分から15時30分まで
場所:志摩市阿児町安乗
内容:安乗神社の祭礼として、境内に建てられた専用の舞台において演じられる人形芝居で、
「阿波の鳴門(なると)」・「御所桜堀川夜討(ようち)」・「太功記」・「菅原伝授手
習鑑(てならいかがみ)」などの歌舞伎や人形浄瑠璃にみられる演目が伝わっている。
新年には大漁祈願として式三番(三人遣いの人形芝居)を舞い納める。
⑤東日野・西日野の大念仏(だいねんぶつ)
調査日時:8月13日(火)15時00分から20時00分まで
場所:四日市市東日野町など
内容:西覚寺から顕正寺へ、日野神社から西覚寺へ大太鼓と大鉦を打ち鳴らして歩く。虎関師錬
(こかんしれん)の魔障禁厭(ましょうきんえん)に由来し、路程の9打、境内の10打
は浄土真宗の教えを表す。
※ 各祭の詳細については参加決定後にお伝えします。
※ ①④は今年度から、②③⑤は昨年度に引き続き「みえ祭協力隊」にご協力して頂きます。
(3)調査後のワークショップ
日時:8月24日(土)13時00分から16時00分まで
場所:三重県総合文化センター生涯学習棟4階 中研修室(津市一身田上津部田1234)
方法:オンライン(Zoom)でも同時開催します。
内容:県内の大学生がサポートし、調査内容をまとめます。
※ 小・中学生の自由研究としても使うことができます。
(4)「みえ祭会議」(成果発表会)
日時:10月6日(日)13時00分から16時00分まで
場所:三重県総合文化センター生涯学習棟2階 視聴覚室(津市一身田上津部田1234)
内容:・県内の祭関係者や有識者による会議を行います。
・児童・生徒が調査した内容について成果発表会を行います。
・祭に関係する諸連絡等を行います。

3 参加児童・生徒の募集
(1)募集対象
県内在住または保護者の帰省等により、希望のある祭の調査日に県内に滞在できる小学生、
中学生、高校生で、県内の祭や伝統行事、無形民俗文化財に興味関心が高い児童・生徒。
※ 小学生、中学生は保護者の同行が必要になります。
(2)募集人数
計25名程度(各祭5名程度)を予定しています。
※ 申込みが定数を越えた場合は抽選とさせていただきます。
(3)募集方法
インターネットでの申込みとなります。下記フォームに必要事項を記載し、応募してください。
(URL:https://logoform.jp/form/8vMX/579884)
(4)募集期間
令和6年6月3日(月)から6月28日(金)まで
(5)参加決定方法
応募者多数の場合は抽選を行います。参加が決定した人には、応募時に記載のメールアドレス
へ、7月3日(水)までに決定通知を送付します。

4 参加費用
・自宅から祭開催の現地までの往復の交通費
・自宅から事前説明会、ワークショップ、「みえ祭会議」の往復の交通費
・オンライン参加する場合の通信費

5 参加景品
・3,000円分の図書カード
※ 兄弟姉妹での応募の場合、1家族につき一つとさせていただきます。

【参考】「みえ祭協力隊」とは
・県内5つの祭を題材として、実際に祭へ参加し、祭の道具に触れる体験型の調査や祭を見学するなど、祭の担い手への取材を行う聞き取り型の調査を行います。
・参加した児童・生徒たちが調査結果をまとめ、三重県の祭の特設サイト「三重のお祭りアーカイブ」(URL:https://www.omatsuri.pref.mie.lg.jp)に公開し、県内の祭関係者が集まる「みえ祭会議」で発表をしてもらいます。

関連資料

  • みえ祭協力隊チラシ(PDF(3MB))
  • R6調査対象の「祭」(PDF(1008KB))

関連リンク